自然食業界キャリア15年のOBが綴る

食べものの酸性・アルカリ性は本当か?酸っぱい梅干しがなぜアルカリ!?

2019/12/31
 
食べものの酸性とアルカリ性
この記事を書いている人 - WRITER -
生協、有機野菜の宅配団体などに15年在籍し、自然食業界の裏表を目の当たりに。本当に安全に食べられる食材とは何か?日々追求しています。

■目次
1、食べものの酸性とアルカリ性って本当!?
2、酸とアルカリ、医学的根拠は本当にあるの?
3、エネルギー生産と燃焼の関係とはどうなってる!?
4、食の安全、汚染時代を生き抜く食べ方とはどんなものか?

「酸とアルカリ」

 

体から出る酸をアルカリ性の物質で落とす。
これが

“石鹸の原理”

になります。

このことから肉や卵は、

酸性食品

だから、

“あまり食べないように!”

こんな風にいわれるわけなのです。

これには石鹸はアルカリで、汚い酸を落としてくれる・・・。

このような刷り込みがあるからではないか?と思うのですが・・・。

果たして、食べものを

「酸とアルカリ」

に分けることに果たして意味はあるものなのでしょうか?

 

■医学的根拠は!?

「食べものの酸・アルカリ」

これには医学的に、全く

“根拠がない”

ものです。

アルカリ性の食品を食べて、

「酸性体質を変えよう!」

このような話をマジメにする人もいるようですが、
正直言って、

“ウソ!”

人の体液は弱アルカリ性になるように保たれていて、

その変化の幅は

「極めて小さい」

医学ではこのように解説されます。

食べものによって、左右されるようなものではないのが本当のところです。

どんなに酸性の肉などを食べたところで、体液が弱アルカリ性から、

“酸性に変わる!”

そんなことは絶対に起こらない。

第一、私たちの胃酸は、

「PH1.0~1.5」

という強酸性の塩酸液です。

アルカリ性食品であろうとなかろうと、胃酸でドロドロに溶かされてしまうだけ。

食べものに関しては、

このようなデタラメな話が、本当によくあるものなので、注意したいところです。

酸とアルカリ

 

■エネルギーと燃焼の関係

 

「食べものの酸性とアルカリ性」

そんなことを考え出したのは、

スイスの生理学者のグスタブ・ブンゲという人。

今から100年も前の人で、食品を燃やした灰を水に溶く。

その灰溶液のPHを計測してみるといった方法を思いついた模様です。

あの思い浮かべるだけで口の奥から酸が

“ジワッ”

と出てくる梅干しも、その方法で計れば

「アルカリ性食品」

になる。

酸性物質もアルカリ性物質もどちらもありますが、その数を数えれば

アルカリの方が多い。

よって、梅干しは「アルカリ性食品」になったというわけです。

でも、

私たちは灰になった梅を食べるわけでも何でもない。

ブンゲは体の中に入った食べものが燃焼されていくことに着目したことから、このような実験を始めましたが、体内のエネルギー創出のあり方と食べものの文字通りの燃焼は

違うもの。

よって現代の医学では全く根拠のないデタラメとされています。

 

■食の本質は!?

酸性だから食べちゃダメ、アルカリ性だから積極的に食べよう。

いまだブンゲの亡霊が日本では漂っているようですが、

囚われてはなりません。

“酸性食品をたくさん食べちゃった!”

なんて罪悪感に見舞われてしまうと、体内に

 

「活性酸素を増やす」

 

結果を招きます。

そんな食べものを単純明快に一刀両断できるようなものではないので、酸アルカリなど考えることなく、

美味しく感謝して頂くこと

この姿勢が大切になりますね。

 

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