活性酸素を除去する体の仕組み・邪魔してしまう危険なモノとは!?

■目次
1、活性酸素は悪者なのか!?
2、活性酸素が過剰になるのは!?
3、体内の活性酸素無害化の仕組みは!?
4、硝酸性窒素が活性酸素を蘇させる!
5、サラダを美味しく食べるためには!?
日本人の2人に1人はガンになる。
同じ確率で、何らかのアレルギーも持っているといわれています。高血圧症の患者数は予備軍を入れて約4000万人。糖尿病の患者は予備軍を含めて約2000万人といわれています。
なぜこれだけ多くの人が治すのが難しい病気になるのか?その原因の1つに、
「活性酸素」
にあるといわれているのです。そのことから活性酸素は“万病のもと”といわれているのですが・・・。でも、活性酸素は本来、体に不可欠な物質で目の敵にするようなものではありません。活性酸素が問題になるのは、
「その過剰」
体内で過剰に傾いてしまうと、正常な細胞にまで攻撃を加えてしまうだけなのです。活性酸素が悪いのではなく、活性酸素が過剰になってしまうような私たちの暮らしのあり方にこそ問題がある。私たちは日々の生活で、活性酸素を増やしてしまうような振る舞いを慎む必要があるのです。
そこで今回は「活性酸素」について考えることで、医者を遠ざけクスリを拒む。そんな生き方のヒントについて考えてみます。
■生活環境を自然に
体内の活性酸素は、人工の化学物質によっても過剰になっていきます。
農薬や食品添加物、クスリ・サプリ、室内空間のホルムアルデヒド、放射線、電磁波・・・。
こうした異物を体内に摂り込んでしまうと、活性酸素が増加し続けてしまうのです。さらに心にストレスや心配ごと、イライラ、悲しみ、睡眠不足などが続いてしまうと、これまた活性酸素が過剰に傾いてしまうのです。
私たちは食の安全に気を配り、クスリやサプリなどの人工の化学物質の摂取を控え、室内の環境にも最大限配慮する。そして前向きな気持ちを常に心がける。
こうしたことが大切になるのです。
■活性酸素の無害化には!?
活性酸素は体内で
「酵素」
の力で分解され、無害化されることが分かっています。また抗酸化力の強い野菜や果物、味噌や漬物などの発酵食品に含まれる酵素によっても分解されていきます。
酵素によって活性酸素は過酸化水素になり、無害化されていくのです。
この分解能力が弱かったり、力の乏しい食材ばかりを口にしていれば、ガンをはじめとしたさまざまな病気にかかりやすくなってしまいます。私たちの生活空間には、過去のどの時代の日本人よりも生活空間に人工の化学物質が溢れ返っています。
人工の化学物質は人体にとって、
「異物以外の何ものでもない」
ので、できるだけ排除していく必要があるのです。
■無害化の工程が・・・
活性酸素の無害化の工程で注意したいのが、
「硝酸性窒素の問題」
です。硝酸性窒素は植物にとっての成長促進剤である窒素肥料を過剰に与えてしまうと、未消化の肥料が葉っぱに残留してしまい、硝酸性窒素になります。
硝酸性窒素の残留が多いと、ガンやアレルギー、糖尿病、窒息などの健康問題を引き起こしてしまうのです。
活性酸素と硝酸性窒素には密接な関係があって、硝酸たっぷりの野菜などを食べてしまうと、無害化の工程に
“異変”
が生じてしまう。硝酸性窒素の過剰が活性酸素の無害化の仕組みを台無しにしてしまうことも指摘されているのです。
せっかく活性酸素は酵素によって過酸化水素に分解され、その後カタラーゼという酵素が働き、水と酸素に分解されて事なきを得るのが、通常のプロセス。でも、硝酸性窒素たっぷりの野菜を食べてしまうと、体内で活性窒素に変わり、過酸化水素を
「活性酸素に戻してしまう」
無害化の工程が元の木阿弥となってしまうといわれているのです。
■サラダで野菜を食べるなら
私たちは硝酸性窒素過多の野菜をできる限り避ける必要があります。硝酸性窒素は葉野菜、小松菜やホウレンソウなどに残留しやすいので、これらの野菜は
「生で食べない」
ことが大切。お湯で湯がくことで、残留分を減少させることができるのです。でも、そんなのイヤだ!グリーンサラダを日々の食卓で
“楽しみたい!”
そう思うのなら、肥料も農薬も一切使わない自然栽培の葉野菜を買う以外に方法はないようです。自然栽培野菜の宅配システムなどもあるので、興味があれば以下をチェックしてみて!
■次へ :『五節句って何!?農と節句のカンケイから日本人の健康管理術を学ぶ!』
■前へ :『ベジタリアン・ビーガンとクスリの副作用の知られざる関係は!?』
■TOPへ:無投薬・無医療の生き方マガジン