農業と医療・主従逆転がクスリ依存を招き寄せる!

■目次
1、主客転倒の健康自浄!?
2、作物の好む環境を整備!
3、一括りにすることのデメリット!
4、医療大国ニッポンのお寒い現実
人の体には、
修復力が備わっています。骨が折れてもくっつくし、キズを負っても治っていく。人は本来、身に起こることには自分で対処できるだけの力があるのです。
でも、いつしかこうした力の存在は忘れられていき、治す主体は
“医者やクスリ”
自分は治してもらう憐れな者で、治すのは自分以外の誰かの仕事。こんなおかしな事態になっているのです。
「主客転倒」
そんな言葉がありますが、主と従の位置がすり替わってしまっているのです。
そこで今回は、「主と従」の関係を考えてみることで、無投薬・無医療の生き方実現のポイントについて考えみます。
■土質と作物
農業における「肥料」。
そもそもは限定的に使われていたものなのでしょう。作物は土にタネを落とせば生えるようなものではなく、それぞれの作物に適した
「土質」
というものがあるからです。
トマトは水を極端に嫌う性質があるので、水はけの悪い粘土質の土壌ではなかなか生育が難しい。砂地や火山灰土のような水はけの良い土でないとうまく育たたないわけなのです。
ナスやキュウリは水を好む作物なので、砂地や火山灰土では生育が難しい。同じイモでも、ジャガイモは乾燥を好み、サトイモは水分を好む。
こうした性質をよく理解して、自分の土の状態に適した栽培品目を選ぶことが、基本になるのです。
肥料にしても、最初は生育が悪い場合などに、カンフル剤として少々控え目に使うものであったのでしょう。それがいつしか、主客が転倒してしまい、
「肥料が野菜を育てる」
こうした極端な方向に走ってしまったのが経緯ではないか?たくさんの栄養を与えれば、作物はそれを消化しようと躍起になります。
タネが落ちた場所から動くことができない作物は、必死に茎を伸ばし、枝を張り巡らせ、折り重なるかのようにたくさんの葉っぱを出して、過剰な養分を消化しようとするのです。
作物がどんな状態にあるのか?何を欲しているのか?
そんなことにお構いなく、化学肥料や有機肥料といった過剰な養分を与えられているのです。
■たった1つの農法で
思えば、日本列島は南北縦長で、気候は亜寒帯から亜熱帯までを1つの国土に包含しています。
それを肥料と農薬というたった一つの方法ですべてを網羅すること自体に無理がある。ムリを強いればどうしても作物は弱くなっていき、虫や病気にやられやすくなってしまう。
「大量の農薬」
が使われることになるのです。
トマトなら栽培期間中に50回、キュウリも50回、ナスに至っては60回もの農薬が散々にバラ撒かれているのが現状というわけです。
作物が好む環境をきちんと整えてあげることが農家の仕事。場を作ってあげることができれば、作物は肥料や農薬のお世話になることになく、元気で逞しく育つことができるのです。
■メガ医療大国ニッポン
これは医療においても同じです。本来治すのは患者自身の治癒力であって、クスリはどうしてもの場合のあくまで
「補助的な位置」
であったはずなのです。それがいつしか医者やクスリが病気を治す、このように立場が完全に逆転してしまっているのです。やたら滅ったら検査が行われ、悪いところ探しに余念がない。
危険な放射線を患者に浴びせかけることに躊躇がなく、胸部レントゲン検査に始まり、CTスキャン、PETといった大量の被曝装置で検査・再検査を繰り返している。
CTスキャンもMRIもPETも、わずか1億2千万程度の人工の日本に世界の三分の一が集中し、世界で使われる全クスリの30%以上が日本で消費されている。
こんな異常な状況を作り出して、そこに疑いを挟むことなく“お医者さま~”、”おクスリ~”と無条件の信頼を寄せてしまっているのです。
病気を治すのは医者やクスリではありません。私たちの中にある治癒力こそが病気を治すための
「主役」
であるはずなのです。生命は本来、自分でトラブルに対処でき、この人生を元気で快活に生きるために必要なすべてを備えているものです。
にも関わらず、余計なことばかりに終始してしまい、自然治癒力の発動を妨げることに余念がない。こうして本来持った力を発揮させることなく、封じ込めてしまっているのです。
力ある強い生命力を持った食材を体に摂り入れることは、内なる力を呼び覚ます本当の意味でのクスリです。私たちには力がある、決して医者やクスリに頼らなければ生きていけないような弱くて脆い存在ではない。
自らの力を自分で抑えてしまわないように、日々の努力を続けたいものですね。
■主食のお米は無肥料・無農薬を!苗から無農薬の自然栽培米
■天然発酵菌による天然醸造味噌
■次へ :『無肥料・無農薬自然栽培からウイルスに負けない体づくりを学ぶ!』
■前へ :『感染症克服とワクチン・抗生物質との偽らざる関係とは!?』
■TOPへ:無投薬・無医療の生き方マガジン