自然食業界キャリア15年のOBが綴る

漢方や薬膳料理に潜む不安は!?一括りにされてしまう生活のリスクとは!?

2018/11/09
 
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生協、有機野菜の宅配団体などに15年在籍し、自然食業界の裏表を目の当たりに。本当に安全に食べられる食材とは何か?日々追求しています。

違いを認め合う、人間関係において重要なポイントと言われます。でも言うは易し行うは難しのことでもあります。ココでは一括りにされる私たちの生活シーンの実態を把握しより自然な暮らしのあり方を考えます。

■目次
1、世界は千差万別なのか!?
2、こんなところにもゴチャ混ぜが!
3、ヘルシーで安心な薬膳料理のリスクとは!?
4、農業では違いを無視して1つの技術に集約された!

違いを理解する。

 

 

人間関係において大切なポイントです。

 

他人も自分と同じように考える

 

そう思うことにこそ不和やトラブルを招く最大の原因があると指摘されるのです。

 

自分と他人とは違うもの。違いを認めてこそ、対等でより深い信頼や関係性がもたらされる。ガンジーの言葉に、

 

「人生において大切なのは何ごとも決めつけない態度にある」

 

そうしたものがありますが、とかく私たちはモノゴトを決めつけてしまう傾向が見られるのです。

 

”普通は”、”常識では”、”大人なら”、”嫁なのだから”

 

このような決めつけはあまり良い結果をもたらさないわけなのです。

会話

 

■ゴチャ混ぜ規定

これはクスリの世界でもみられるものです。

 

クスリには必ず処方、服用規定と言われるものがあります。

 

大人なら1回2錠、子供は1回1錠、このような感じで必ず服用規定が定められているわけです。

 

効果があるものには必ず副作用がある。だから服用規定を儲けることで副作用のリスクを低減させるためのものですが、少々無理がある。

 

大人といえども色々。体重100キロの大男もいれば、50キロそこそこの小柄な人もいる。毒への耐性は体重に比例すると一般に言われることからも、

 

ごちゃ混ぜにして本当に大丈夫なのか?

 

心配になるのです。

 

また大人と括ってしまっているので、男女の違いは一切考慮されていません。女性は小柄な男性として考えられていない。

 

婦人特有の症状などもあるわけだから、実に大雑把な分け方と言えるでしょう。

 

■薬膳料理への不安

また最近の健康ブームの波に乗って、「薬膳料理」なんかもヘルシー志向の女性を中心に人気のようです。

 

”医食同源”などを合言葉にしたものですが、これもかなり無理のある発想です。

 

漢方の世界で名医と言われるのは、聞き取る力と調合の妙にあるものです。年齢、性別、既往症、体重、心身の状態、生活習慣から食習慣などをすべて聞き取った上で、その人の症状に合わせて調合の妙を働かせる。

 

”この症状にはこの薬草”とそれぞれが違った調合が当たり前であり、みんな同じではない。十把ひとからげに薬草を煎じるのが漢方ではない。

 

人それぞれ違うものと考えて薬草と薬草の組み合わせを判断するのが漢方医の腕前になるからです。

 

薬膳料理なんて言うと聞こえは良いのでしょうが、本来の筋から見れば大きな逸脱がある。こうしたイメージ先行の事がらにも注意が必要になります。

 

また今の漢方は自然界に自生している薬草を摘んでいるわけではありません。ほぼすべてが栽培されているもので、当然肥料や農薬の残留リスクもあります。漢方薬から基準値を大幅に超える残留農薬が検出されるケースもあるので漢方だから安全。

 

そのようにはならないものなのです。

薬膳料理

 

■農業の画一化

農業の世界においても、同じことが見られます。

 

日本列島は南北タテ長で、亜熱帯から亜寒帯までのバラエティーに富んだ異なる気候条件を包含しています。

 

気候風土が違えば当然ながら農業技術も違ってくるわけです。でも、有機を含めた現代農業はこうした気候条件に構うことなく一切無視

 

すべての技術を「肥料と農薬」に集約した形で全国一律で行われているわけなのです。

 

肥料を使えばどんな土の状態であってもグングン育つ。育つは良いけどあらゆる条件を無視しているので、当然ながら病虫害や病原菌に見舞われる。

 

それに対しては農薬を何度も何十回も撒けば形だけは整った見栄えの良い野菜やお米を作ることができる。

 

そもそも無理なものを化学の力で強引に行っているので、食べものの安全性が脅かされる事態を招いているわけです。

 

農業はそれぞれの地域で受け継がれてきた伝統や技術があるものです。私の住む地域では、

 

「前の山の残雪が宝船の形になったら播種の時期」

 

このように何世代も前から伝わる伝承がかろうじて生き残っているわけなのです。農業者には自然と向き合い、経験と状況に合わせた個別ごとの判断が必要になもの。

伝統

 

自然観察眼が他のどんな産業よりも求められるものなのです。

 

みんな一緒と、個別の違いを無視してすべてをひと括りにしてしまう。それへの矛盾も隠し切れないほど明らかになりつつあります。

 

様々な健康情報が飛び交う中で、ますます自然と不自然とを見極める力が求められる。そうでないと自分や家族の健康を守り切れない結果に繋がってしまうと感じる。

 

そんな今日この頃です。

 

■このページのまとめ

・自己と他者は違うもの・そこから良好な関係は作られる

・クスリの服用規定あまりに大雑把。違いは認識されていない

・薬膳料理は体調や生活習慣を看て食べる人ごとに調理されるもの

・多様な気候の日本列島を肥料・農薬のたった一つの技術に集約された

・良い悪いではなく自然か?不自然か?という尺度も必要になる。

 

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