自然食業界キャリア15年のOBが綴る

成功法則・方法論は使えない!?原則重視が秘訣!

2019/01/13
 
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生協、有機野菜の宅配団体などに15年在籍し、自然食業界の裏表を目の当たりに。本当に安全に食べられる食材とは何か?日々追求しています。

失敗したくない、誰もが思う事柄ですが、失敗の定義は違うものでもあるようです。ココでは名言に学ぶことで、なりたい自分になるための原則について考えてみます。

■目次
1、成功の定義と失敗の定義?
2、10年で成功を勝ち取るには!?
3、成功例がうまくいかない理由は!?
4、条件が違えばやり方だって違うもの!
5、失敗を貫く共通点探しが秘訣なのか!?

日本が誇る名経営者の一人に、

 

故・松下幸之助がいます。

 

水道のように低価格で良質なものを大量供給する

 

そんな水道哲学が有名です。25年を一節と区切り、向こう250年にわたってこの世にユートピアを建設していく。それを松下電器の真の使命として、社員を叱咤激励し続けたと言われています。

 

そんな松下翁ですが、その回顧録・『道をひらく』において、

 

「自分の人生に失敗は一度もない」

 

と述べています。

 

“経営の神様”と呼ばれるだけあって、カリスマは言うことが違う。でも、

 

一回も失敗したことがない、なんて断定されるとそのまま鵜呑みにする気も起きない。イチローや落合だって4割は打てないわけだし、ユニクロの創業者は『一勝九敗』なんて本を書いているし…。

 

いくら神様でも自分をあまりに

 

“美化してない?”

 

そんな風に思ってしまうのです。

 

でも、こうした問いかけに対して松下翁は次のように述べているのです。

 

「自分は成功するまで物ごとをやめることがなかった。だからただの一度も失敗がない。成功する前にやめてしまうから、世の人は失敗するのだ」

 

諦めなければ失敗はない。諦めてしまうからこそ失敗になる。成功するまで取り組みを止めない。過程の失敗は失敗とは言わない。

 

これがダメなら、二の手、三の手。頂上までのルートはいくつもある。失敗は試行錯誤に過ぎず、結果ではない。

 

こうして一度も失敗がないと断言しているのです。

 

可能性を信じて、最後の最後まで諦めない。最も諦めの悪い人間が成功者である。こうした意味が込められているのです。

諦める

 

■10年で成功を!

これは肥料も農薬も一切使わない「自然栽培」も同じです。

 

肥料も農薬も一切使わず、立派な作物を収穫する。それは農学という学問体系に反した方法論です。

 

作物は肥料が育てるものなので、肥料を使わなければ育つものではない。有機・化学、どちらかの肥料を使わない限り、作物は成長しない。

 

学問ではこのように言われているのです。

 

いわば非常識な農法が自然栽培なのですが、農学が何と言おうとも栽培は可能。でも、素晴らしい作物を収穫するまでには多くの時間を必要とする

 

肥料を止めさえすれば、明日から立派な作物ができる。そうカンタンにはいかないものなのです。自然栽培の成功者たちが口にするのは、10年大袈裟ではなく、

 

「10年で成功させよう!」

 

そんな風に語られる栽培方法なのです。

 

■成功例は使えない!

過去に使った肥料・農薬の成分を土から抜き取る。肥料・農薬漬けで汚染されたタネを元の自然な状態に戻していく。

 

「温かく・柔らかく・水持ち・水はけの良い土」

 

この状態を理想に、着実に努力を重ねていく。腐らず、諦めず、決して投げ出さない。雨の日も風の日も、粘り強く日々地道に作業を続けることが前提になるため、膨大な時間を要する栽培なのです。

 

我慢と忍耐が必要になるわけですが、人はとかくショートカットしたがるもの。

 

手っ取り早くうまくいかないものか?

 

そう思って、「成功事例」に飛びついてしまうのです。

 

成功者のノウハウを自分のところに移植すれば成功までの時間を短縮できるのではないか?

 

そう思ってノウハウを集めにかかってしまうのです。

 

でも、

 

成功事例をどれだけ集めても自然栽培の成功につながることは正直少ない。どれだけ成功例をマネてみたところで、うまくいくはずがない。

 

なぜ役に立たないのか?それは条件がそれぞれ違うから

 

違った条件のもとで成功事例をどれだけ忠実に再現してみても、思い通りにはいかないわけなのです。

失敗

 

■条件ごとに異なる方法!

考えて見れば当たり前なのですが、日本列島は南北タテ長で気候は温暖湿潤・亜寒帯・亜熱帯までを国土に含んでいる。

 

日本列島をして、“世界の縮図”と呼ぶ理由は、その多様な気候条件にあるわけです。

 

温暖には温暖、亜寒帯には亜寒帯、熱帯には熱帯、それぞれに適した品目と栽培技術とがある。それを横並びにして、1つの技術でまとめあげること自体に無理がある。

 

条件を無視して行えるのは「肥料・農薬」を駆使した農法のみ。自然栽培では到底不可能な事がらなのです。

 

肥料も農薬も一切使わないのなら、栽培の原則をしっかり踏まえた上で、それぞれの地域に適した技術を模索する必要があるのです。

 

さらにまた同じ温暖湿潤気候であっても、田畑の履歴は異なるもの。条件は本当にさまざまで、それぞれが違うものなのです。

 

地形、開墾時期、土質、過去に使った肥料・農薬の状況、これらはすべて違うものと認識して取り組む必要がある。

 

自然栽培はこのような農法と言えるのです。

自然の癒し

 

■失敗の共通項

実際に自然栽培の先駆者は、一切栽培方法を教えないことも少なくない。どれだけ技術を学んだところで使えない。条件が異なるから。

 

役に立たないことは学ぶ必要もないし、教える必要もない。方法論ではなく、原則に答えを求める農法と言えるでしょう

 

成功例は参考にならない。でも反対の「失敗例」ならば役立つ場合がよくあります。うまくいかない理由は何かと共通点があるものだからです。

 

失敗には一定の法則がある。それは自然栽培に限らずとも、勉強でも仕事でも、家庭においても同じことが言えるのではないかと思うのです。

 

「1人のベートーベンはある日突然生まれるものではない」、以前そうした本を読んだことがあります。

 

ベートーベンになることができなかった無数の無名人たちによる膨大な実践と取り組み。その集約こそが1人の天才を生み出していく。意識する・しないに関わらず、それは社会の意志と必要から生まれるという指摘です。

 

単純な方法論や商品売らんかなの成功パッケージ。そうしたものに惑わされることなく、なりたい自分を目指して粘り強く日々取り組んでいく。

 

そんな風にして2019年も過ごしていきたいものですね。

 

でも、その実現のためには健全な心と健全な体があってこそのもの。衣食住の生活環境をしっかり整え、心身共にチャンレジできるだけの自分づくりが大切ですね。

 

今回は、「成功」について考えてみました。

 

■このページのまとめ

・成功するまで諦めないことが大切

・自然栽培は成功事例をマネても不可能

・異なる条件下で1つの方法は不可能

・成功例は使えないけど失敗例は使える

・原則重視が自然栽培成功の秘訣になる

・チャレンジできるだけの心身の健康が大切

 

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