自然食業界キャリア15年のOBが綴る

サプリメントとクスリの違いは何?知られざる盲点とは!?

2018/12/07
 
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生協、有機野菜の宅配団体などに15年在籍し、自然食業界の裏表を目の当たりに。本当に安全に食べられる食材とは何か?日々追求しています。

気軽に手を出してしまうことが思わぬ事態を招いてしまう、こうしたことはよくあります。ココでは現代人の必需品であるサプリメントとクスリの違いを知り、問題点を整理してみたいと思います。

■目次
1、自然食品店でもサプリメント!
2、クスリとサプリの違いはココ!
3、大ヒットサプリの知られざる実態は!?
4、食材の力の喪失がサプリメントの氾濫を生んだ!

サプリメント。

 

タブレット状だったり、粉末や顆粒だったり、ジェルや液状だったり。

 

”クスリよりも手軽な感じがするので・・・”

 

そうしたことから多くの人が愛用しているわけなのです。

 

最近では自然食品店や自然食や有機野菜の宅配などでも当たり前に扱われていて、

 

”有機の○○使用!”

”無農薬の××が!”

”無添加で安全に仕上げました!”

 

こんな感じで販売され、愛用する人も少なくないようです。

 

クスリのように効果テキメン!とはいかなくても、日々コツコツと飲み続けていれば、健康で幸せなバラ色の未来が待ち受けている。

 

そのような期待を理由に人気となっているのです。

サプリメント

 

■クスリとサプリの違いとは!?

クスリにはきちんとした服用規定があります。

 

何かに効くことの意味は、その反面の副作用が伴うもの。だからこそ、

 

“1日何錠まで”とか、“食後1時間の間に”とか、“運転前は飲まないように!”などといった具合に、注意事項が細かく添えられています。

 

その意味は、

 

「危険性を孕むので扱いを慎重に!」

 

こうした意味が言外に込められているわけです。

 

でもサプリメントには、「1日何錠」といった目安のような記述はあるものの、副作用については何も触れられていません。書かれていないのですから心理的な抵抗が弱く、安心して安易に服用してしまう。

 

それも当然ではないかと思うのです。でも・・、・

 

あなたが飲んでいるサプリメントが正真正銘のクスリだったとしたらどうでしょうか?

 

クスリを飲まなくてはならないほど切迫していないにも関わらず、サプリのような顔をしたクスリを飲み続けているとすればどうでしょうか?

 

服用規定もアバウトで副作用のリスクも知らされないままに毎日コンスタントに飲み続けている・・・。

 

こうしたことが実際にあるのです。

 

売れ残ったクスリがサプリメントに姿を変えて売られているケースもあるのです。

 

医薬品だった時には、服用規定があり、副作用についても記されていた。でもサプリメントに生まれ変わった瞬間に何の規制もなくなってしまう

 

これは一体なぜなのでしょうか?

 

その答えは、サプリメントは「食品」に分類されていることにあるのです。

 

■コエンザイムの正体は!?

 

食品に服用規定はありません。

 

おせんべいは1日5枚までとか、チョコレートは三分の一までとか、キュウリには2本までといったことがないのと同じです。

 

サプリメントの扱いは、おせんべいやチョコレートと同じなので、”1日何錠”という目安はあっても、それ以外は記述しなくても良いことになっているわけです。

 

でも、実際は医薬品であるにも関わらず、様相やネーミングを変えて食品として販売されている。

 

大ヒット商品となったコエンザイムQ10などはその好例と言えるのです。

 

コエンザイムQ10はもともと心臓病のクスリとして売られていました。クスリだったころの名前は、

 

「ユビデカレノン」です。

 

ユビデカレノンは心臓病のクスリで心不全などの症状に使われます。

 

大量に作って売れ残ってしまったからなのか?本当に効果があるからなのかは分かりませんが、医薬品がそうではないかのような顔をして売られているのです。

 

ユビデカレノンの時の1日の服用規定は30グラム。でもコエンザイムQ10になると3倍~9倍の服用量が推奨されているのです。

 

ヤセるとか、美白とか、健康になるといった文言につられて安易に大量に飲んでしまう。心臓などどこも悪くもないし、心不全に陥る心配もない。

 

にも関わらず、日々大量の心臓病薬を飲み続けることになってしまうのです。

 

また「アルファリポ酸」というこれまた大ヒットしたサプリメントがありますが、これも元々は糖尿病のクスリです。

 

“いつまでも若々しく!”とか“抗加齢でキープヤング”とかと煽り立てて売られている。糖尿病でもなんでもないのに、糖尿病のクスリを日々摂取し続ける。

 

副作用があるとは知らないままに宣伝文句で煽られて大量摂取を繰り返してしまう結果を招くのです。

 

「糖尿病のクスリであることは百も承知。でも自分はそれでも構わないよ」

 

このように分かった上で飲むのなら良いのかもしれません。でも多くの場合は知らされぬままに飲んでいるケースが大多数ではないでしょうか。

 

また”症状に効果的!”といわれるサプリメントには実際に医薬品が混ぜ込まれているケースも少なくありません。

 

医薬品を飲んでいるのだから症状が緩和されるのは当たり前、こうしたケースも少なくない。当然副作用のリスクを知らぬままに大量に日々飲み続けてしまうリスクも踏まえる必要があるのです。

 

問題は製造工程を含めて、安全に関する情報がきちんと公開されていないことにあるのです。

薬の処方

 

■本来の食を取り戻せ!

サプリメントがなぜココまで利用されているのか?

 

理由は色々あるのでしょうが、その一つに、

 

「食材の弱体化」

 

が原因にあります。

 

たとえば本来の発酵食品には私たちの健康に必要なさまざまな栄養素がたくさん含まれているものです。

 

アミノ酸、ビタミン、数々の有機酸など、「生理活性物質」と呼ばれる微量な栄養素がを豊富に含んでいるものなのです。

 

でも、劣悪な素材と化学操作・培養菌を使って短時間で速醸された発酵食品にそれらを望むことはできません。

 

サプリの隆盛の裏には食材の弱体化と劣悪化が表裏一体。肥料・農薬漬けにされた野菜の栄養も米国の研究では60年前の1割に程度までに低下しているといわれます。

 

日々の食べものが血となり肉となるのだから、日々の食材選びは健康に欠かせない事がらです。自然食団体が扱うサプリメントに、たとえ天然成分や有機の原材料を使っていようとも、それは部分に過ぎません。

 

錠剤や顆粒の状態にするまでには、たくさんの薬品や化学合成添加物が使われていることも忘れてはならないのです。

サプリメント

 

問題は手っ取り早く大量の栄養分を持ってきて、ただ飲むだけで「健康になろう」とする姿勢にあります。高額なサプリメントなどを選ぶのではなく、毎日の基本食材を本来の力を持ったものを選ぶこと。

 

肥料も農薬も必要としない自然栽培のお米や野菜、そして自然本来の発酵食品。これらを日々摂り入れればサプリメントなどを必要ないものになるはずなのです。

 

”人に良い”と書いて食と読みます。その意味をしっかりかみ締めていきましょう!

 

今回はサプリメントについて考えてみました。

 

■このページのまとめ

・医薬品として売られていたものがサプリとして売られている

・サプリメントに服用規定はないので副作用の心配がつきまとう

・サプリメントは服用規定の何倍もの用量が推奨されるケースもある

・サプリであるにも関わらず、医薬品が混ぜ込まれているケースもある

・本来の力のある食材を食べてサプリ不要の毎日を実現する必要がある

 

■参考文献
健康食品・サプリメントによる副作用
同じ化合物・植物が医薬品とサプリメント、どちらを選ぶか
よく考えて! 飛びつく前に ─ 健康食品・サプリメントの功罪 ─

 

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