自然食業界キャリア15年のOBが綴る

玄米と自然食・長所と短所を見極めてムリなく自然に食を楽しむ!

2018/11/17
 
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生協、有機野菜の宅配団体などに15年在籍し、自然食業界の裏表を目の当たりに。本当に安全に食べられる食材とは何か?日々追求しています。

玄米を食べることが健康を約束する。そんな風に言われます。玄米は汚染時代を生き抜く切り札!であるかのように言われるのです。確かに玄米を食べるメリットもあるのでしょうが、その反面のデメリットもある。ココでは玄米主義と自然食との関係について考えてみます。

■目次
1、自然食は玄米推進運動なのか!?
2、玄米よりもこだわるべきポイントは!?
3、食べるなら食べるでココにはこだわりたい!
4、漫画のような玄米の有害物質排出論の中身とは!?
5、栄養豊富は本当によいのか過剰の先に待つものは!?

 

自然食と玄米。

 

密接な繋がりがあります。
私なども自然な食材情報を発信しているので、

 

”やっぱり玄米を食べているのですか?”

 

こう聞かれることが少なくない。それどころか、この人は当然玄米を食べている。そう頭から決めつけて話をしてくる人もいるのです。

 

でも、そういう人に対しては大きな声で、

 

”白米を食べています!”

 

このように堂々というようにしています。自然食とは玄米はイコールではない、そう思うからです。

白米

 

■玄米よりも大切なのは!?

玄米は完全栄養と言われます。

 

白米に比べて栄養価が高い。だから玄米は優れている

 

このように言われるのです。

 

確かに栄養価は高いのでしょう。でも、私たちは玄米だけを食べるわけではありません。野菜はもちろん、納豆も食べるし、味噌汁も飲むし、ぬか漬けや浅漬け、副食として肉や魚、卵だって食べるわけです。

 

玄米だけしか食べないのなら、”栄養価云々”の論法も成り立つのでしょう。でも、玄米オンリーの食事なんてかなり不自然な食べ方です。

 

栄養価が多いからという理由だけで、無理して玄米を食べ続けるのはいかがなものか?精神的にも良くないし、食事自体が楽しくない。

 

味噌汁だって飲みたいし、旬の魚だって楽しみたい。お肉だって体が欲するなら食べたいだけ食べる、これも心身の健康にとって大切なことだと思うからです。

魚

 

但し、その際は当然無農薬や無添加の食材を選ぶことが大切。味噌なら化学培養・操作された菌のものではなく天然菌によって熟成された味噌を選ぶこと。

 

魚なら養殖ではなく天然魚でしかも鮮度保持剤が使われていないもの食べる。肉なら抗生物質や遺伝子組み換えのエサを与えていない、より自然なものを選ぶ。

 

無理やり玄米にこだわるよりも食材の安全性の追求の方がより大切。そう思い、私は日々それ実践しているのです。

 

主食の米はしっかり無農薬で自然栽培のものを選び、味噌汁はセットで食べる。その他の副菜は気分や体調によって自分の体と相談しながら食べたいものを選ぶ。

 

食べたくもない時は何も食べないし、食べる時間にこだわることもない。お腹が空いたらそれが消化器官が食材を受け入れる準備ができた合図。

 

そう捉えてその時に自然な食材を食べたいだけ食べているのです。

空腹

 

栄養も腹八分目も噛む回数も、菜食・肉食も一切関係ない。野生動物が栄養を考えて食べないのと同じで、食べたいもの・食べるべきものをただ食べるだけ。

 

安全性にだけはこだわって後は欲するままに食べることを励行しているのです。

 

■玄米で注意したいのは!?

玄米の安全性で言われるには、

 

胚芽の部分に使われた農薬が残留しやすいこと。

 

残留農薬をの心配があるので、玄米食を食べるならこうしたリスクにも配慮すること。当然ながら無農薬玄米を選ぶことが大切でしょう。

 

玄米主義者の中には玄米ならどんなものでも構わない。農薬がどんなに使われていようとも玄米なら大丈夫!

 

このような万能感・全能感に囚われている人も見かけます。でも、現在のお米に使われる農薬は従来の水に洗えば流せるタイプのものではなく、細胞浸透系の農薬が主流になっています。

 

使った農薬が大量に玄米に残留する確率も拭えないので、玄米を食べるなら食べるで無農薬のものや自然栽培のものを選ぶ必要を感じます。

 

■排出力の高さは幻想!?

また玄米全能主義の人の中には、玄米は体内の異物や不純物をつかまえて体外に排出する力があると強調したりもします。

 

玄米の外皮の部分のロウ質(アブシン酸やフィチン)が体内で有害物質をキャッチして体外に出してくれるというわけです。

 

この点が玄米食を食べる大きなメリットにもなるのでしょうが、よくよく考えればそう都合よくはいきません悪いものも出すけれど、

 

良いものまで一緒に排出してしまうからです。

 

体内に入った玄米のロウが有害物質だけを探し当ててそれだけを外に出す。そんな奇跡は決して起こり得ないものなのです。

 

殺菌剤を使えば悪い菌も良い菌も一斉に皆殺しにしてしまうのと同じで、玄米も無差別に体外に出してしまう

 

悪いものだけを見つけ出して体外に出す、あたかも正義の味方のように主張する方々は少々冷静さを欠いていると言わねばならないのです。

ヒーロー

 

■栄養満点は本当に良いのか!?

栄養が多い方が良い、たくさんは良いことだ。

 

私たちはこのような考えに囚われているようにも感じます。でも、自然界が教える法則は、

 

生きものは過剰に弱く不足に強い。

 

たくさんの栄養を与えることは作物にたっぷりの肥料を与えるのと同じ。栄養過剰は米や野菜を弱体化させることにも繋がります。

 

栄養は多いほうが良いと言いますが、現時点でも分かっていない栄養素は最低でも500~1000はあるといわれます。

 

栄養学もすべてを把握しているわけもないので、あまり栄養がどうのとこだわらない方が無理がありません。

 

ヌカ漬けの歴史も古いものだし、部づき米の歴史も相当古い。玄米は食べにくく扱いにくいもの、それは私たちの祖先も同じであったわけなのです。

 

玄米はその食べにくさに加えて、調理にも不向き。炊き上げるまでにはかなりの火力を必要となるからです。

囲炉裏

 

今のような炊飯器も圧力鍋もない時代に玄米を食べることは不経済そのもの。なるべく火が通りやすくなるように部づき米にして食べる。

 

もちろん今の精白技術のようにはいかないので、相当粗いものだったのでしょう。でも私たちの祖先も玄米を常に食べていたわけではないのです。

 

玄米はイヤだけど、健康に良いから我慢して食べる。

 

このような食べ方は最も良くないものと思われます。

 

”玄米が正しい!白米は間違っている!”

 

そう硬直的になるのではなく、自分の体が何を欲しているのか?に耳を傾けること。玄米を食べたければ食べればよいし、ハードだと思えば胚芽米でも白米でも構わない。

 

農薬には注意するけど、後は大らかに開放的な気分で楽しく自然の恵みを楽しみたい。その方が自然で無理なく、健康的な食べ方ではないかと感じます。

 

■このページのまとめ

・玄米主義が自然食ではない

・玄米がどうのというよりは農薬や添加物に意識を!

・玄米は残留農薬が心配なので食べるなら無農薬のものを

・玄米が有害物質を吸着して出すのは幻想。無差別に排出

・栄養価の高さと健康はイコールではない。栄養価を考えない

・玄米は調理も困難。先人も部づき米を食べていた歴史がある

・我慢して食べる習慣を改め、食べたいものを安全性に注意して食べること

 

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■参考文献
白米はいつから食べられているの?
これであなたもヌカ漬け名人

 

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