病気治療は医者やクスリに頼らなくてはダメなのか!?

■目次
1、人体はか弱く脆いものなのか!?
2、最初に体を守る最前線部隊は!?
3、全てがココで潰えてしまうのは!?
4、有能な仕分け人が異物を認定排除!
5、恐怖の殺戮機械が全てを無害化する!
6、力を喪失させるアイテム群はコレ!
7、無投薬無医療の生き方実現のために
「肉体故障説」
現代医療が金科玉条のように、掲げる理屈です。それはつまり、人体は
か弱くて脆くて、壊れやすいモノ
現代医療は私たちをこのように規定し、だからこそ手術やクスリが常に必要になる。このような論法で幅を利かせているわけです。
あたかも機械のように故障したり、不具合が生じたり、何らかのトラブルが付きまとうもの。それを修理・点検するのが医者の仕事。
“医者とクスリが病気を治療する”
、このように強調するわけなのです。
でも、私たちの体はそんなに壊れやすくて、脆いものなのでしょうか?医者やクスリが常になければ寿命を全うできないような、情けない生き物なのでしょうか。
今回は、「人体」について考えることで、医者を遠ざけ、クスリを拒む。そんな生き方のヒントについて考えてみます。
■異物を撃退!
私たちの体には、外部の侵入物に対して、抵抗し、無害化するための仕組みが備わっています。現代医療が言うほど、ヤワでも弱くもない。自ら治療し、予防することができるものなのです。
例えば、皮膚の上には人体常在菌がビッチリと1兆匹も存在し、外部の菌やウイルスが付着しようにも十分なスペースを与えない。さらに、常在菌たちが特殊な酸を出すことで、外来物を撃退する。このような仕組みが備わっているのです。
また口や鼻、喉にも常在菌が存在して、外来物を体内に侵入させまいと門番のような役割を担っている。殺菌・抗菌、抗ウイルスと現代は菌を敵視する傾向が強いわけですが、そうした薬剤を使ってしまえば、常在菌たちの働きも同時に弱めてしまう結果にもなる。
「外部の異物だけを都合よく殺す」
そのようにはイカないわけなのです。良いも悪いも同時に皆殺しにしてしまうのです。
■塩酸水でドロドロに!
でも、外来の菌やウイルスが鼻や喉を通過でき、体内に侵入したとする。でも、次に彼らを待ち受けているのが、
「胃酸」
です。胃酸はPH1.0というくらいの超酸性の塩酸水。塩酸に溶かされ、それ以上の体への侵入はなかなか難しいわけなのです。私たちの体は体内に侵入したこれらの外来物も塩酸で溶かして、タンパク源にしてしまう。このような逞しさもあります。
目には決して見えませんが、食べものにも飲みものにも、床にも、夥しい数の菌やウイルスが存在しています。もし目で見えたら、食欲が一気に失せてしまう。そのくらい莫大な数の菌やウイルスを食べものなどと一緒に摂り込んでいるわけです。
それでも無事に元気でいられるのは、胃酸をはじめとした各種器官が無害化のための措置を行ってくれているから。私たちはこうしたスバラシイ体の機能を深く理解し、その性能を高める努力を
“怠らない”
この必要があるのです。
■小腸の働きは!?
そんな胃酸なのですが、仮にその超酸性液を菌やウイルスが通過できたとしましょう。でも次に待っているのが
「小腸」
小腸は実によく働く有能な社員のようで、胃酸が溶かした食材などを検分し、体に必要なものとそうでないものとを分類する。
こうした仕分け作業を行っているのです。必要なものは腸壁から摂り込まれていきますが、不要なモノはゴミとして排泄されるように送り出す。せっかく胃酸の攻撃をかわしても小腸の働きで、異物と認定されて体外に出されてしまうのです。
■最後は殺戮マシーン
でもその小腸の異物認定を上手にかわすことができたとする。その次に待っているのは、
「肝臓」
です。肝臓は栄養分を貯蔵する冷蔵庫のような役割も持っていますが、他にも、異物を無害化するための処理を行う。その処理が実に強力なことから、
“恐怖の殺戮マシーン”
などという呼び名までつけられているのです。肝臓には「シトクロームP450」といわれる強力な分解酵素が備わっています。この酵素が体に入った薬剤やアルコールなどを分解して無害化のための処理を行うのですが、それが実に強力。
菌やウイルスなどは最初の形をすばやく変性させることで生き残りを図るわけですが、肝臓のシトクロームP450はその変化にも迅速に対応し、変性し無害化してしまう。殺戮マシーンといわれる由縁は、強くて対応が速い。体に入った90%以上の異物は肝臓で無害化されているといわれているのです。
この肝臓の無害化処理を突破することは実に困難なことでもあるのです。
こうした各臓器の防御力に加えて、免疫部隊の白血球をも人体は備えている。このように何重にもわたる重厚な防御機能を備えて、身体が間違った方向に向かわないようにいつも私たちを守ってくれているのです。
■力を低めてしまうのは!?
このように私たちの体には、外敵から身を守るための素晴らしい機能が備わっているのです。問題はその素晴らしい力を自ら、
高めていくのか?それとも低めてしまうのか?
その選択に賭かっているのです。高性能な素晴らしいシステムを最大限に活用するのも、サビつかせて宝の持ち腐れにしてしまうのも、私たちの毎日の過ごし方にあるといっても過言ではないのです。
日々、農薬や食品添加物、合成界面活性剤などの強力な毒物を体内に送り込んでいれば、肝臓をはじめとした各器官もその対応に追われ続けてしまいます。
それは酷使に繋がり、やがて肝機能に障害を起こす結果にも繋がってしまうのです。
また先祖代々の伝統食を大きく逸脱し、肉や乳製品ばかりを摂っているようではこれまた体には大きな負担になります。
さらに、昼夜逆転のような生活パターンを送っていれば、胃腸も弱り、白血球などの免疫部隊の活動にも影響が出やすくなります。
私たちの日々の選択で、この素晴らしい機能を高めることもできるし、台無しにすることだってどちらもできてしまう。無投薬無医療の生き方を選ぶなら、日々の生活環境をできるだけ
「自然に整える」
この努力が不可欠になるのです。
■無投薬・無医療実現のために
住宅にはたくさんの接着剤を始めとした人工の化学物質が使われています。それらは異物なので、当然空気から体内に侵入してダメージとなってしまうのです。
だからといって、今スグ家を建て替えるわけにもいきません。住環境のチェンジには大変な労力も資金もかかってしまうものだからです。
でも、食べものならば心がけ次第で今日から変えることができる。農薬や添加物、人工の化学物質のカタマリであるサプリメントなどを遠ざけ、
「無農薬・無添加」
の食材を揃えることはスグにできることでもあるのです。でも、食材のすべてをそのような自然食材に変えることも非現実的です、日々の食べもの全部を自然食材にすることは大変だし、お財布事情だってそれを許さないからです。
だからこそ食べる頻度と量の多い、
「お米と味噌」
だけは、徹底してこだわって欲しい。この2つの食材は私たち日本人の食卓に欠かせないものであるし、健康実現に占めるウエイトが大きい食材でもあるからです。
お米は主食であるし、他のどんな食材よりも食べる量が多いものです。また本物の味噌には「生理活性物質」といって、ビタミンやミネラル、各種酵素、有機酸などといった豊富な栄養群の宝庫でもあります。
異物のカタマリのようなサプリメントにお金を払うくらいなら本物の味噌汁を朝晩飲んだ方がずっと体は喜びます。この2点の食材だけは
“ガッチリキープ”
して、野菜をはじめとしたその他食材は、できる範囲で投資していく。この順番が大切になるのです。
ぜひ参考にしてもらい、医者もクスリもいらない無投薬無医療の生き方実現に向けて、小さくて大きな一歩を踏み出していただければと思います。
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