自然食業界キャリア15年のOBが綴る

クスリを使わない医療のあり方とは?先人に学ぶ自然治癒力UP法!

2020/05/17
 
クスリ使わない
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生協、有機野菜の宅配団体などに15年在籍し、自然食業界の裏表を目の当たりに。本当に安全に食べられる食材とは何か?日々追求しています。

■目次
1、医学の父の主張とは!?
2、不治の病の克服法とは!?
3、事務化していく実態は!?
4、医学への失望が新境地へ!
5、患者とともに歩を進める!
6、現代医療とロリエの主張と実践

 

「医学の父」

 

と呼ばれているのは古代ギリシャの医師・ヒポクラテス。今から2500年ほど前の人物ですが、ヒポクラテスはそれまで呪術に過ぎなかった医療のあり方に疑問を抱き、

 

“現代医学の礎”

 

を築いた人物として歴史に名を残す偉人です。ヒポクラテスは、患者を治すのは医者ではなく、患者自身の

 

「自然治癒力」

 

にあると高らかに言い放ちました。医者の仕事とは患者に

 

“励ましと慰め”

 

とを与えることとし、辛い症状が出るのは、治癒に向かう一つの

 

「プロセス」

 

であると断じたことにありました。病気の苦しい症状は治るための欠かせない工程。医者の仕事は患者が嘆き悲しむ行為に終始するのを改めさせ、将来に

 

“希望を与える”

 

それこそが医師の仕事であるとしたのでした。それから2500年近くが経過した現在、私たちは病気は

 

「医者やクスリ」

 

が治すもの。このような状況に陥ってしまっているのです。医者やクスリはもっと後ろに、

 

“下がるべき!”

 

これが当ブログの一貫した主張です。治すのは患者自身に備わった治癒力で、医者はその力を最大化させるための方法である、

 

「生活環境の自然」

 

を整えることへの助言と手助けを行うに過ぎない。主と従の位置を変える必要があるのではないか?と思うのです。

 

今回は、「本当の医療」の姿について考えることで、無投薬無医療の生き方実現のためのヒントについて考えてみます。

 

■不治の病の克服法

19世紀~20世紀にかけて猛威を奮った病気の1つに

 

「結核」

 

があります。結核は当時、

 

“不治の病”

 

といわれ、感染し発症すればそこまで。治す手段はないといわれていました。治療法が見当たらず、社会全体に沈鬱なムードが流れる中、ドイツのプレイマー医師は、

 

「結核は治せる病気だ!」

 

と強く主張し、1852年に母国ドイツに最初の結核診療所(サナトリウム)を建設するに至ったのです。サナトリウムでの治療法は極めてシンプル。患者に、

 

・新鮮な空気
・健全な食事
・太陽光の照射

 

この3つを基本とし、クスリを使わず、自然の大いなる力を活用して治癒に向かわせる。自然治癒力を高めるための徹底した方法論が実践差Rえ、大きな成果を上げたことがいわれています。

 

プレイマー医師の実践は瞬く間に世界中に広がり、各地にサナトリウムが開設され、結核患者は着実に

 

“減少”

 

していったことが言われています。結核は抗生物質のストレプマイシンやBCGの接種などが根絶したと信じられていますが、それは明らかに

 

「誤った認識」

 

といえるでしょう。抗生物質もワクチンも結核患者数が明らかな減少傾向を見せていた最終盤着に登場し、成果をかっさらっていったのが事実といえるからです。

クスリ使わない

 

■事務化していく・・・

そんな見事な成果を挙げていたサナトリウムなのですが、次第に本来の医療のあり方とは

 

「遠く離れた」

 

ようなやり方の施設も見られるようになりました。日光浴と適度な運動はサナトリウムでの大切な日課ではありましたが、重症者を

 

“炎天下の太陽”

 

の下に連れ出したり、湿気ムンムンの中に患者を連れ出したりと、日課を事務的、機械的にこなすだけのような方法に傾く施設もあったようなのです。

 

結核患者のほとんどが心身が衰弱した状態になります。その状態を無視して、炎天下の太陽の下に身を置いてしまえば、衰弱は

 

「進む一方」

 

になってしまいます。あくまで患者の状態を鑑み、適切な指導を行うことが大切なわけですが、そうした基本が忘れ去られてしまったことがいわれています。ヒポクラテスが主張した

 

“病者への愛”

 

とは少し違った方向に走ることもあったようなのです。そうした中、登場したのが、

 

「太陽の医師」

 

ともいわれるスイス人の医師・ロリエ。ロリエは患者とともに歩む姿勢を徹底した人でもあったのです。

 

■医学への失望

ロリエは現代医学の無力さに絶望していました。そして婚約者が肺結核にかかったことをきっかけに、これまでの医学のあり方に別れを告げ、

 

「体の治癒力」

 

を高める医療のあり方にシフトしていきました。ロリエが最も重視したのは、

 

“太陽光線”

 

結核にかかる患者に共通していたのは、1日中室内に籠り、外に出ないこと。それに対して、農夫や羊飼いなどの戸外に多くいる人々には結核患者は

 

「稀れ」

であった、ロリエはこの事実に気づいたのです。そして

 

“太陽光線”

 

を当てることを治療の軸に据えたのです。他にも、新鮮な空気の提供健康的な食事の重要性。太陽光に併せて、これらも同時に治療に組み込んだののです。

 

当時、結核患者に太陽光を当てることはキケンと信じ込まれていました。太陽光を浴びると、肺からの出血量が

 

「増加する」

 

このように思われていたのです。それでもロリエは太陽の力を信じ、勇気を持って実行しました。でもその方法は、

 

“慎重そのもの”

 

決して無理をさせることなく、ゆっくりじっくり進める方法を採ったのです。

薬使わない

 

■患者とともに

重症患者に対しては、いきなり太陽光線に身を晒すようなことはしませんでした。始めは日陰で外気に身を置くことからスタートする。そうすることで肺に新鮮な空気を送り込み、外の環境に

 

「慣れさせていく」

 

そして慣れてきた段階で、少しずつ太陽光線を小面積から当てていく。最初は足首から下、

 

“足の指・甲・裏”

 

に太陽光を当てていき、次第にその後面積を広げていく方法を採ったのです。その上で、必ず

 

「経過観察」

 

を欠かさず、患者の状態を看て、次の手を打っていく。このような実践とフィードバックとを重視する方法でゆっくり着実に進めていったのです。

 

中には、慣れない太陽の光に炎症を起こしてしまう患者もいたそうです。その際は、再び外気に身を置くだけに留めたり、ガーゼを置いてそこに日光を当てたりと、患者の状態を常に配慮し、ムリなく太陽光を照射していったのです。

 

こうしてロリエの光線療法は大きな成果を挙げ、太陽の医師・ロリエと称賛されるに至ったのです。

 

ロリエは骨折患者を診る時も、石膏でガチガチに患部を固めるようなことはしませんでした。いつでも日光を当てられるように配慮して、あらゆる治療に太陽光を採り入れる。

 

“骨粗しょう症、ヤケド、静脈瘤性潰瘍、骨髄炎、肺血症、貧血”

 

などでも大きな業績を残したことがいわれているのです。

 

■あるべき医療のあり方

ロリエが治療に際して心がけた、患者の状態を看て治療を施していく。そうした治療は日本では全く

 

「行われていない」

 

ように思います。膨大な患者を捌くためには、そのような方法はとれないことも一方の事実なのでしょう。治療はすべて、症状別に標準治療が定められ、ただひたすら

 

“投薬治療”

 

を繰り返す。クスリを使わないで病気を治す、それとはホド遠い姿になり果てているので右S。こうして世界一の薬剤消費国で、おそらく世界一の薬剤被害国といった状況に陥っているのです。これからの医療のありかたも今まで通り、大量の患者をただ

 

「ひたすら捌く」

 

だけの方法に終始するのでしょうか?ヒポクラテスが主張したように、患者の治癒力を高め、慰めと励ましを与えていき、クスリをできるだけ使わない方向にシフトしていくのではないか?と感じます。

 

いまは過渡期なのかも知れませんが、クスリで病気の症状を治すことはできないことも事実。クスリは症状を

 

“抑えるだけ”

 

のものなので、決して治癒にはいたらない。ロリエが実践した、自然の力を信頼し、患者とともに歩んでいく、こうした医療の方向にいち早くシフトしていくことが求められます。

 

必要なのは待つのではなく、未来を

 

「促進していくこと」

 

ロリエの勇気ある実践からそんなことを思いました。

 

■参考文献
・『1日15分、「日なたぼっこ」するだけで健康になれる

 

 

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