自然食業界キャリア15年のOBが綴る

飲酒と肝臓・肝硬変からあなたを守る日本の麗しき習慣とは!?

2020/01/10
 
肝臓保護
この記事を書いている人 - WRITER -
生協、有機野菜の宅配団体などに15年在籍し、自然食業界の裏表を目の当たりに。本当に安全に食べられる食材とは何か?日々追求しています。

■目次
1、お酒と糖質が肝臓を守る!?
2、お酒は何の仲間に入るの!?
3、アルコール分解に危険が潜む!
4、活性酸素の急増を阻止するには!?
5、危険なダイエットが命取りになる!
6、この地に生きる者が取るべき食材は!?

 

お酒を飲んで、

 

山海の珍味に舌鼓を鳴らしたら、宴のシメはもちろん、

「ラーメン」

ラーメンやお茶漬け、雑炊なんかを食べたくなるのです。

でも、

飲んだ後の炭水化物、糖質は”太るから・・・”。そう思って、欲求を必死に抑えむ人だっていることでしょう。

飲んだ後の糖質は太る。

でも、それは果たして本当なのか?別の意見では、

飲んだ後に炭水化物などの糖質を摂ることは、肝硬変や肝臓ガンを予防する

 

「切り札になる!」

 

こう指摘する声もあるのです。

そこで今回は、“お酒と糖質”について考えることで、無投薬・無医療の生き方実現のためのポイントについて考えてみましょう。

 

■お酒って糖質なの!?

お酒は炭水化物から作られます。

お米から作るのが日本酒で、麦からはビールにウイスキー、トウモロコシからはバーボン。果実酒を除き、多くのお酒は炭水化物、糖質から作られているわけです。

だからお酒を炭水化物・糖質に類似したもの、そんな風に思ってしまうのですが、実はお酒は糖質の仲間ではなく、

 

「脂質」

 

の仲間。

このことが分かっているのです。

炊いたお米に麹菌が入り、デンプンを糖に分解する。この状態が「甘酒」

その後、糖をエサにする酵母菌が甘酒に入り、糖をアルコールと二酸化炭素に分解する。この状態が「日本酒」

この過程で炭水化物だったお米は、日本酒になることで「脂質」の仲間になる。その証拠に、飲んだお酒は肝臓に入り、代謝され、

「酢酸」

に変化し、水と炭酸ガスに分解される。酢酸は脂質に当たるというわけです。

お酒のつまみは、”焼き鳥!”といったように、タンパク質や脂質が中心のものとなる。脂質であるお酒を飲んで、高脂質・高タンパクのおつまみを食べていれば、

「糖質欠乏症」

に陥る。

そのため、宴が終わるころには、

“そろそろ糖質を胃に送ってくれよ”

こんな感じで、ラーメンやお茶漬け、雑炊などをシメで食べたくなるというわけです。

糖質

 

■分解の際に付随して

お酒の後に、糖質を摂ることは、体の要求でもある。

それは、実に

“合理的な要求”

であるともいえるのです。

体に入ったお酒は肝臓に送られます。肝臓には、

「チトクロームP450」

といわれる“アルコール分解酵素”が待ち構えているわけです。

基本的に私たちの体はアルコールを異物と判断するため、この分解酵素が無害化のためにすばやく働き、アルコールを酢酸に変え、水と炭酸ガスに変えて排出させる。

でもこの分解作業の際に、

 

「活性酸素」

 

も同時に撒き散らしてしまうことが分かっているのです。

もちろん、酒量が適度なら問題になることはあまりありません。それどころか、アルコールにより血行が良くなり、体温も上がって“百薬の長”となる。

でも、さすがに飲み過ぎたり、休肝日もなく飲酒を続けていると、

肝硬変になり、肝臓ガンを発症しやすくなる。

吞兵衛が肝臓に病気を抱えやすいことは周知のことですが、これはアルコール代謝の際に発生する「活性酸素」の影響と考えられているのです。

活性酸素は「諸悪の根源!」、そんな風に忌み嫌われていますが、本来は外からの異物や細菌を攻撃してくれる、体に不可欠なありがたい物質です。

でも、暴飲暴食続きや常時ストレスを抱えていたりすると、活性酸素の分泌が過剰になってしまう。

異物を攻撃するはずが、過剰により、体の中の細胞にまで攻撃を加えてしまう。

こうした厄介な面もあるのです。

食の安全に気を配ったり、早寝早起き充分な睡眠、ストレスの適度な解消などが勧められる理由はこの活性酸素の過剰な分泌を抑えることに意味があるのです。

 

■糖質が活性酸素を阻む!?

でも、

お酒を飲む時、飲んだ後に、糖質を補給することは、

“活性酸素の分泌を減らす”

ことができる。

飲酒時に糖質を多く摂れば摂るほど、活性酸素が消去されていく。こうしたことが研究から分かっているのです。

反対に、糖質を飲酒時に摂らず、高タンパク・高脂質のおつまみばかりを食べてしまえば、活性酸素の分泌が

「急激に増加」

することも分かっている。

お酒の害を低減させるには、

 

糖質を併用する

 

ことの大切さが指摘されている。

上記は、山梨医科大学・名誉教授の佐藤章夫氏の研究で明らかになったのです。

 

■肝硬変で命の危機も!

最近は、

「糖質は太る!」

といった迷信や糖尿病患者の急増などから、

低糖質食や糖質制限ダイエット

などもよく行われています。

でも、

佐藤教授の研究から、糖質を制限している人が、お酒をたくさん飲むと、アルコール性脂肪肝炎から、

肝硬変を起こして命を縮めてしまう

危険性が上がることが判明しています。こうしたリスクを下げるには、飲酒時に

糖質をきちんと補給する

ことが大切、そう佐藤教授は警告しているのです。

肝臓破壊を起こさないためにも、アルコールと糖質を併用することの大切さを強調しているのです。

 

■この国で生きる者として!

宴の終わりは、

雑炊やうどんを食べて、そこで御開き。これは日本の宴会ではお決まりのパターンです。

それはおつまみで散々食べた高タンパク・高脂質の食事の害を低減させる、

「日本人の麗しき食習慣」

といえます。

“お米は太る!”、”糖質は美容の敵!”

そう毛嫌いするのではなく、糖質が私たちの体にとって基本中の基本であることを再度、見つめ直す。この大切さを思わずにはいられないわけなのです。

それは何も、飲酒時だけに限ったことではありません。

日本人は100年前に比べて、お米などの糖質を約半分しか摂らなくなってしまいました。それに代わって、肉や乳製品、揚げ物などの高タンパク・高脂質食を多く摂るようになっているのです。

それが糖尿病を増加させ、ガンやアレルギー、骨粗鬆症などを引き起こす直接の原因になってしまっている。

高脂質・高タンパク食を摂り続けることは、日本人の体には無理があり、破綻を来たしてしまう原因になってしまうと指摘されるのです。

やはり日本人には日本人に適した食材と食べ方がある。この地で連綿と繋がれてきた歴史の重みを感じるわけなのです。

日本人に適した食材とは、主食のお米を中心に、味噌や豆腐、納豆などの大豆製品をお供に、季節の野菜を体に入れること。動物性タンパク質は牛豚鳥ではなく、魚に変えること。

こうした食卓づくりの再興が求められています。

但し、農薬漬けのお米や大豆、野菜では意味がありません。

また、味噌や納豆といった発酵食品は、主役である発酵菌たちが「化学操作・化学培養」されているのが現状です。

ぜひ、無農薬・無肥料のお米を中心に、本来の天然の発酵菌により熟成された味噌や納豆を健康な食卓づくりに役立ててもらえればと思います。

 

■主食のお米は無肥料・無農薬を!苗から無農薬の自然栽培米

無肥料・無農薬 苗から無農薬の自然栽培ササニシキ

■天然菌発酵菌による昔ながらの本物の味噌
天然菌味噌・自然栽培大豆使用「未来」
天然菌味噌・有機大豆使用「日本」

■天然納豆菌による昔ながらのワラ納豆復活

天然菌ワラ納豆・ふくふく300g

■参考文献

・『米と糖尿病 日本人は炭水化物(糖質)を制限してはならない』佐藤 章夫 著 径出版 刊
・『日本人の病気と食の歴史 (ベスト新書)』奥田 昌子 著
・『欧米人とはこんなに違った 日本人の「体質」 科学的事実が教える正しいがん・生活習慣病予防 (ブルーバックス)』奥田昌子 著

 

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