自然食業界キャリア15年のOBが綴る

便秘解消に食物繊維を摂るなら食材はズバリこれを食べよ!

2020/06/28
 
便秘解消
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生協、有機野菜の宅配団体などに15年在籍し、自然食業界の裏表を目の当たりに。本当に安全に食べられる食材とは何か?日々追求しています。

■目次
1、便秘は美容と健康の敵!
2、便秘解消の切り札は!?
3、便秘を解消するあの食材!
4、デンプンと食物繊維の違い
5、分子と分子が結合すると!?
6、自然でムリのない食材選び

 

「便秘症」

 

美容と健康を大切に考える私たちにとって、大いなる

 

“敵!”

 

といえるものなのでしょう。便秘続きになってしまえば、腸内環境は荒れていく。免疫細胞の70%は腸内で作られているといわれますから、便秘は免疫力を

 

「低下」

 

させてしまう。さらにお肌のコンディションも

 

“下降”

 

させてしまう。このように百害あって一利なしなのが便秘というわけです。便秘解消には、「便秘薬」。現代人は何でも安易に考えてしまう傾向があるのですが、便秘薬に効果があるのは

 

「最初だけ」

 

体は次第に薬効に慣れていき、軽い薬効のもので始まったものが、次第に強くなっていき、やがて最強へ。そしてそれでも効かなくなっていくことがいわれるのです。便秘薬の恐ろしいところは、薬剤に排泄行為を頼ってしまうと、自分の力で便を出す

 

“能力”

 

が退化していってしまうこと。私たちは、便秘解消を安易にクスリに頼ってはならない。こういうことになるのです。

 

そこで今回は、「便秘」について考えることで、無投薬無医療の生き方実現のためのヒントについて述べてみます。

 

■切り札は食物繊維

クスリを使わない便秘解消の方法としては、

 

「運動」

 

が最初に挙げられるのでしょう。体を意識的に動かすことで、筋肉を刺激して、血流を上げることで体温を上げる。それにより新陳代謝を

 

“活性化”

 

していく。この重要性は言うまでもありません。安易にクスリに頼るのではなく、まずは体を動かすことで自然なお通じを心がけることは最重要の課題となるのでしょう。

 

それに加えて、もう1つ頼りになる存在が、

 

「食物繊維」

 

食物繊維が腸を刺激して、自然なお通じを促してくれる。こうしたことから食物繊維をたくさん

 

“食べよう!”

 

こんな風に、盛んに言われているのです。食べたものが便になるまでに要する時間は、

 

「1日半」

 

といわれています。これまあくまで一般的なもので、消化・吸収・排泄の速いものなら

 

“約1日”

 

逆に消化の遅く悪いものであるのなら、

 

「3日~4日」

 

このくらいの差が出ることが言われているのです。一般に糖質は消化が速くて、その次に速いのがタンパク質。そして最も消化排泄に時間がかかるものは

 

“脂質”

 

このような順番で言われているのです。日本の伝統的な食生活は糖質・食物繊維の多い食材になりますが、欧米型の食生活はタンパク質と脂質が中心。近年、日本人の食の欧米化がしばしば問題になりますが、伝統的な食生活を

 

「取り戻す」

 

ことは便秘解消の切り札になる。遠回りのようですが、実は近い。こうしたことがいえるのです。

便秘解消

 

■忘れられた食材

特に日本人の胃酸の分泌量は欧米人に比べて

 

「半分程度」

 

といわれています。それは脂質や動物性タンパク質の多い食材を消化吸収しにくい体質であることを物語っています。そしてこうした食生活の変化こそが便秘になってしまう、

 

“本当の原因”

 

と指摘する声も少なくないのです。肉、揚げ物、乳製品、ナッツ類、チョコレートなどは消化に時間がかかる食材群といわれます。便秘で悩むことのない体作りの実現のためには

 

「日本型食生活」

 

を取り戻す。そのことは極めて大切ではないかと思うのです。そこで注目されるのが、

 

“食物繊維”

 

を豊富に含んだ食材です。野菜、キノコ、海藻、納豆などが効果的!といわれています。そのことからこうした食材をたくさん食べる人も少なくないのですが、そうした方々に是非とも知っておいてもらいたいことがある。それは大切な食材の存在を

 

「忘れてはいないか?」

 

最も多く食物繊維を含んだ食材は、何のことはない、私たちの主食の

 

“お米”

 

お米をたくさん食べることは、便秘解消に直結する事がらと言えるのです。

 

■消化不能!?

「お米に食物繊維が豊富に含まれている?聞いたことがないな」

 

そんな風に思う方もいるかもしれません、確かに栄養成分表示などを見ても、お米に含まれる食物繊維量は決して

 

“多くない”

 

それなのにどうしてお米の食物繊維含有量は多いというのか?疑問を持たれるのは当然であろうと思うのです。実は、お米そのものには食物繊維は多くないけど、米を炊くと、隠れた食物繊維が

 

「姿を現す」

 

このように解説されるのです。

 

そもそも食物繊維が何であるのかを言えば、

 

“ブドウ糖のカタマリ”

 

です。3000~4000ものブドウ糖がひしめき合い、連なった形をしているのが食物繊維になります。でも、人の体には食物繊維を分解できるだけの

 

「消化酵素」

 

が存在しないので、食べてもそのまま排泄されるだけ。ただし、腸を通る際に腸管を刺激することから食物繊維は便秘に良いと言われているのです。

 

これに対してデンプンもブドウ糖がひしめき合った形をしています。でも、デンプンは食物繊維と違って、人体はこれを分解できるだけの酵素を持っていることがいわれています。

 

同じブドウ糖を原料にしているにも関わらず、消化できるデンプンとできない食物繊維とがある。これは一体なぜなのか?

 

それはブドウ糖の結合のあり方の違いといえるのです。

便秘解消

 

■高分子が結合!

デンプンのブドウ糖結合のあり方は、

 

「α化結合」

 

と呼ばれています。これに対して食物繊維の方は

 

“β化結合”

 

と言われています。人体にはα化結合をしたデンプンを最小単位のブドウ糖にまで分解する消化酵素を持っていますが、β化結合を分解する酵素を体内に

 

「持っていない」

 

このため食物繊維は分解されず吸収されることなく、そのまま便となって出て行ってしまうのです。お米はたくさんのデンプンを含んでいますが、食物繊維の量は少ない。

 

でも、お米を炊くと、隠れていた食物繊維が突如として

 

“表れてくる”

 

このような現象が起こるのです。炊いたお米の場合、多くのデンプンはα化結合のため、体の中でブドウ糖に分解されて行くのですが、中には

 

「大きな分子量」

 

の高分子デンプンも含まれているのです。炊くことによりその高分子がさらに大きな高分子へと

 

“変貌”

 

を遂げていく。そしてその高分子と高分子とが結びつくと、さらに大きな高分子を形成する。これが

 

「高分子重合」

 

と呼ばれる現象です。そしてこの大きな高分子のデンプンの重合こそが、

 

“隠れ食物繊維である!”

 

と医師の西園寺克氏は指摘します。高分子重合されたデンプンでは、サイズがあまりに大きいため、腸で分解されないことが分かっている。つまり、炊いたお米のデンプンが

 

「β化」

 

することで、食物繊維へと変化していく。お米を食べほどに、脳をはじめとした体の動力源であるブドウ糖を供給できる。それに併せて、一石二鳥として、豊富な

 

“食物繊維”

 

も同時に摂ることができる。西園寺医師は、日本人の食物繊維の最大の供給元は、

 

「炊いたお米」

 

このように指摘しているのです。私たちに動力源となるブドウ糖を供給し、さらに便秘解消の切り札となる豊富な食物繊維をも供給してくれる。お米をしっかり食べることは健康と美容を大切に考える私たちにとって、

 

“必須の事がら”

 

といえるのです。

 

■自然なお米とは!?

同じお米でも、もち米の要素を豊富に含んだコシヒカリなどの甘くてモチモチしたお米では、この2つの恩恵に預かれないことでしょう。

 

また、どんなに洗っても落とすことができない細胞浸透系農薬(ネオニコチノイド)を使っているお米なら、腸内環境は荒らされてしまうことになるのでしょう。

 

便秘解消を図るのなら、もち米の要素の少ない無農薬のうるち米を食べることが大切。このようにいえるのです。ぜひ食生活をご飯と味噌汁中心の日本型食生活に戻して、便秘と無縁な体作りを同時に実現してしまいましょう!

 

■『自然栽培と天然菌の発酵食品の通販&店舗リスト』

 

■参考文献
・『炊いたご飯には隠れ食物繊維がたくさん!ランチメニューで選ぶならご飯を

 

■次へ:『食品添加物の種類も量も増え続ける・知られざる理由とは!?

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有機野菜の宅配委選び・後悔しない9つのポイント

 

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