発熱とウイルスと医学の解説・薬剤依存が招く仰天の結果とは!?

■目次
1、発熱の意味とは!?
2、クスリが事態を深刻化!?
3、発熱は治癒反応の衝撃!
4、安易さが危険を招く理由は!?
「感染拡大!」
毎日、〇県で何名感染!このようなコロナウイルスについてのニュースが報じられています。そんなニュースを聞くにつけ、いかにも危機であるかのような印象を抱いてしまうのです。でも、
“感染と発症”
とでは意味が違うはず。感染しただけのままなら、それがどうした?というレベルではないかと思うわけです。私たちの体には自然に備わった免疫力があります。菌やウイルスなどの外来物が体内に侵入すると、
「増殖許すまじ!」
とばかりに、彼らが苦手な体熱を発することで、無尽蔵な増殖を抑え込もうとするわけです。熱が上がれば上がるほど菌やウイルスの活動は弱まっていく。それが体の
“防御力”
であるはずなのです。でも、現代医療は発熱をとにかく
悪いもの!危険なもの!
としか見ようとしない。悪くて危険なものだから、
「解熱剤や抗生物質」
を使って、熱を抑え込もうとするわけです。菌やウイルスの弱点を衝いて、ワザワザ熱を上げているのに、それを薬剤の力で強引に下げようとする。それが現代医療のおかしな実態といわねばならないのです。
そこで今回は、「発熱」について考えることで、無投薬無医療の生き方実現のヒントについて考えてみたいと思います。
■クスリは必要なのか?
カゼやインフルなどで熱が上がると、医療機関はスグに
「解熱剤」
で熱を抑え込もうとします。それは当たり前のように行われていますが、果たして本当に有効なのか?それを確認するために行われた調査データがあるのです。
1994年に大阪市立大学小児科の宮田雄祐医師は、カゼやインフルと診断を受けた
“0歳~18歳”
の患者293人を対象に、解熱剤が症状の治癒にどれだけ有効であるかを調査した結果を発表したのです。調査は、
・解熱剤を使わなかった組:191人
・解熱剤を使った :102人
このように分けて経過をみたところ、熱が下がり37.5℃になるまでに要した時間を比較したところ、
解熱剤を使った組が、
3.77日
解熱剤を使わなかった組が、
1.99日
解熱剤を使った組の方が熱が下がるのが遅くなるという結果が出ました。クスリは症状を治すどころか、長引かせてしまう。そんな結果になったのです。
さらに、クスリを使った組の方は、
「肺炎・脳炎・脳膜炎」
といった合併症を引き起こす確率が高い。調査からこのようなことが分かったのです。
■発熱は治癒反応
003年に日本呼吸器学会は、
「カゼに抗生物質は効かない」
と述べ、カゼを引いたらクスリを使わず、
自宅療養が有効である
と指摘しました。抗生物質などを使えば、薬剤に対して耐性を持つ菌・薬剤耐性菌の問題や重篤な副作用を招く危険性があることも併せて明記。このような
「呼吸器感染症ガイドライン」
を発表したのです。そしてさらに、カゼのウイルスが体に入ることで、発熱するのは、
身体がウイルスと戦っている
“自然の免疫反応”
と述べているのです。これらのことは以前から医学会の常識ではありましたが、一般向けに公表したことに大きな意味があり、話題になった。医学会がクスリの無効性やリスクをハッキリ示したことは、
“画期的な出来ごと”
だったのです。
■反自然な結果を招く!
『呼吸器感染症ガイドライン』の公表から、17年が経過し、私たちは今、新種のウイルスの脅威に晒されています。日々、
「〇県で〇名感染!」
といったニュースに翻弄され続けている感がありますが、詳細を調べてみると、発症し、発熱する患者に対して、
解熱剤や抗生物質
を処方していることが分かるのです。医療現場においてはいまだ発熱は悪で、百害あって一利なし。そして熱には解熱剤、ウイルスには抗生物質と薬剤依存を止めようとはしないわけなのです。
それは症状の難治化をさらに推し進め、自然治癒力の発動を
“封じ込める”
そんな結果を招いてしまっていると感じるのです。そして抗ウイルス薬として、
「アビガン」
の投入を検討し始めようとしている。アビガンは一部からウイルスへの特効薬!と思われているフシがありますが、
“催奇形性”
の副作用があることが分かっています。おそらくそれ以外にも重篤な症状をもたらす副作用があるのではないかと推測されます。
身体に効果があり、薬効があるものには必ず
「副作用の危険性」
があるものなので、安易な薬剤投入には疑問が拭えません。体が熱をあえて出してウイルスと戦っているのだから、その力を
“最大化”
することに注力することの方が大事。反自然な薬剤などを使ってしまえば、反自然な結果を招いてしまいやすい。コロナウィルス騒動から、そんなことを思います。
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