胃薬の副作用で肺炎が起こる?本当にウイルスが犯人なの!?

■目次
1、コロナと間質性肺炎
2、肺炎はクスリが起こす!?
3、胃薬の副作用と肺炎リスク
4、逆流と発症の危険な副作用
5、コロナの原因はホントにウイルス!?
コロナウイルス騒動で、
重症化する際に言われるのが、
「肺炎」
肺炎を起こして、命を落としてしまう。こうしたケースが続いている模様です。特にコロナウイルスによる肺炎は
“間質性肺炎”
といわれるもので、肺胞と肺胞との間が硬い繊維のようになってしまう。これにより酸素が肺胞に入ることができなくなり、呼吸困難などの
「厳しい症状」
を招いてしまう。自分の肺での呼吸が難しくなるので、人工呼吸器が重症患者には取り付けられる。このような流れといえるでしょう。
でも、間質性肺炎にあまり知られていないもう一つの側面が存在している。それが何であるかというと・・・、
今回は、「肺炎」について考えることで、無投薬無医療の生き方実現のヒントについて考えてみます。
■またの名はこう!
間質性肺炎にはもう一つの名前が付けられています。それが
「薬剤性間質性肺炎」
です。つまりクスリの過剰投与によって起こりやすい肺炎がこの症状。コロナウイルスの感染によって起こる肺と見ることもできるのでしょうが、一方、
“薬剤の過剰投与”
いわば副作用によっても発症しやすい肺炎でもあるのです。もちろん、現時点では本当の原因が何であるか?については分かりません。それでも、重症患者の苦しい状態が、
ウイルス由来のものなのか?
解熱剤や抗生物質によるものなのか?
現時点では分かっていない。にも関わらず、
コロナウイルスのせい!
にばかりされている。真相はいまだ分かっていないにも関わらず、ウイルスが悪い!と一方的に決めつけてしまっている現状があるのです。
■食事と一緒に大量に!?
また肺炎と薬剤の密接な関係は、
「胃薬」
によっても顕著に現れます。現代の医療においては、
“胃薬が濫用”
される傾向があります。高血圧にも高コレステロール血症においても、クスリの処方の際には胃薬も同時に処方されるケースが多いのです。
そしてこの胃薬の副作用こそが、肺炎を起こしてしまう
「張本人」
になるケースも少なくない。こうした指摘が研究結果から分かっているのです。『かぜ薬は飲むな』(角川新書)の中で松本光正医師は、肺炎患者
600万人
を調査した結果のデータを紹介して、胃薬を服用している人はしていない人に比べて、
1.5倍
も肺炎を発症しやすくなることについて触れています。なぜ胃薬が肺炎を引き起こしてしまうのか?それは
クスリが胃酸を弱め、分泌を抑制してしまうことに原因がある。このように警告されているのです。
菌やウイルスは当然、目には見えませんが、食べものにも飲み物にも
“ウジャウジャ”
と菌やウイルスが付着しているのが当たり前です。目で確認できればとても
「喉を通らない」
ほど、たくさんの微生物が食材には付着しているのです。こうして私たちは食事と一緒に外来菌やウイルスを毎食食べているのですが、
問題は起こらない
理由は、強塩酸水である
“胃酸”
が私たちを守ってくれているからです。
■逆流して発症へ
胃酸はPH1~1.2といわれるくらいの強力な酸性分泌物です。たとえ食べもの・飲みものと一緒に大量の菌やウイルスを食べてしまっても、胃酸ですべて
「溶かされてしまう」
私たちの体はただ溶かすだけではなく、そうしたウイルスなどを体の運営に必要な
タンパク源
として消化し吸収し、利用していることが指摘されるのです。胃酸が自然に分泌されているなら
“問題ない!”
でも、そこに胃薬を使ってしまえば、菌やウイルスにとっては実に頼もしい
「援軍到来!」
そうした結果を招いてしまう。胃薬は胃酸の分泌を抑制し、弱めてしまうといった大変危険な薬効を持つものだからです。胃薬は胃酸の過剰分泌が胃もたれ・ムカムカなどを起こすとして、飲まれるのですが、その薬効により強塩酸が弱いものへと変化してしまう。
そうなるとウイルスなどは生き残ってしまう。それが胃から
“逆流”
し、肺に入り込んでしまうことが指摘されているのです。寝ている間の私たちの体の中では胃酸が逆流し、少量ずつ肺に入っていることがいわれます。普通に胃酸が分泌されていれば
全く問題のない
自然現象なのですが、胃薬で胃酸が弱められていると大変。胃の中で生き残り、増殖したウイルスが肺に入り込んでしまうのです。それが肺炎起こしてしまう、原因になるといわれていて、クスリ由来によるものと解明されているのです。
今回のコロナウイルス騒動で、重症化した人の中に、
「胃薬を常用」
している人はいなかったか?この点もしっかり究明されるべき事柄といえるのです。
■原因は本当にウイルス!?
現在、日本の高血圧症の患者数は予備軍を含めて
「5500万人」
実に国民の2人に1人は降圧剤などのクスリを飲んでいる可能性があります。また、高コレステロール血症の患者数は
“220万人”
いるといわれています。こうした症状となれば胃薬を併せて服用しているケースが多くなる。それらの副作用が重症化を招いている原因になっているかもしれない、こうしたことも充分想定され得るのです。
「コロナがコワイ」
「ウイルスが悪い」
世の論調はこれ一辺倒になっているのですが、果たしてそう単純に決めつけてしまって良いのか?クスリによる弊害も可能性としては充分にあるので、できるだけ今の時期は
薬剤を遠ざける
必要を感じます。特に胃薬は
“要注意”
になるので、参考にしてもらえればと思います。
■参考文献
・『かぜ薬は飲むな (角川新書)』 松本光正 著
・『高血圧はほっとくのが一番 (講談社+α新書)』 松本光正 著
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