自然食業界キャリア15年のOBが綴る

地球温暖化の原因と対策は正しいの?考古学から眺めてみると・・・

2020/01/28
 
地球温暖化
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生協、有機野菜の宅配団体などに15年在籍し、自然食業界の裏表を目の当たりに。本当に安全に食べられる食材とは何か?日々追求しています。

■目次
1、地球温暖化問題とは!?
2、日本人の体型の相場とは!?
3、考古学が教える周期説とは!?
4、地球は600年の時間で変動する!
5、深遠な自然界と人間の浅知恵の関係は!?

「地球温暖化という正義・・・」

 

それは人類共通の課題。

 

“地球が泣いている”、”異常気象だ!”、”いますぐ二酸化炭素の削減を!”

 

以前より騒ぎは沈静化したかのようにも思いますが、テレビも雑誌もみんな同じトーン。二酸化炭素の削減はもはや地球市民として当たり前に取り組むべき課題であるかのように叫ばれています。

 

でも、果たしてそれは本当なのでしょうか?
他に違った見方はないのでしょうか?

 

もしかして世論誘導・・・、その可能性はないのでしょうか?

 

そこで今回は人類的課題となった地球温暖化問題を「考古学」の視点から考えてみます。そのことで、無投薬・無医療の生き方実現のヒントにしてみたいと思います。

 

■日本人の体型は!?

日本人の体は大きくなった。身長は伸びたし、足も長くなった、

 

そんなことが言われます。

 

日本人といえば“胴長短足”、かつては相場が決まっていました。でも今の若者を見ると、明らかに体型は変わりつつあるように思います。

 

平成7年度の厚生労働省の統計による平均身長は男性171.1cm・女性158.4cm。この80年の間に10センチ近くも伸びている計算になるのです。

 

その理由はというと・・・、

 

「栄養状態」の改善。牛乳に卵、肉に魚、「栄養学」に基づいた食事の改善の結果であると私たちは思っています。

 

でもよくよく調べてみると、そうとは言いがたい面が浮かび上がってくるのです。

 

「何のこと!?」

 

と思われるかもしれませんので、詳しく説明していきましょう。

自然発酵

 

■考古学で分かることは!?

國學院大學名誉教授・樋口清之氏(故人)の研究によると、

いまから200年以上前、時は江戸・天明年間。当時の日本人の平均身長は男性157cm・女性145cmだったと推定されています。

 

当時は小柄だったんだなと思われるかもしれません。でも、もう少し時代をさかのぼってみるとどうでしょう。室町時代・1300年代ころの男性の平均身長はなんと、

 

「166cm」

 

と推定されます。鎧冑(よろいかぶと)や出土した骨を調べてみると、当時の日本人は想像以上に大きかったと解説されるのです。

 

あの金ピカの金閣寺が作られたころでしょ?食べものだってきっとゴージャスだったんじゃないの?

 

でも金閣寺が豪華な理由は、当時の中国との関係で理解する必要があります。またこのころに1日「二食」から「三食」に定着したといわれますが、「質」の問題はさておき、いまほど食物が豊かなはずがないのです。

 

だから室町人が大柄な理由を”栄養状態”の一言で片づけることには無理がある。

では一体どうしてなのでしょうか?

 

■寒冷期・温暖期の差

それは気候条件と密接な関わりがある、そうした説があるのです。

 

アメリカの地理学者ハンティントン博士は長い間、中国で気象変動と政治的事件や暴動、飢饉などの関係を統計的に調査しました。たくさんの著作がありますが、中でも『文明と気候』(1915年)は有名です。

 

それによると、アジアの大気は60年ごとに一巡し、

 

「寒暖300年・温暖300年」

 

といったサイクルで変動している。こうした「600年周期説」を唱えているのです。

 

この説によると、江戸天明期の157cmは「寒冷期」にあたり、室町時代の166cmは「温暖期」にあたる。一般に寒冷期には身長は低くなり、反対に温暖期には高くなる。つまり栄養状態の改善というよりはむしろ

 

“気候変動による”

 

というわけです。いま現在は「温暖期」にあたる。だから日本人の身長は高くなっているという仮説が考えられるのです。

インディアン

 

■周期説の証拠は!?

山梨大学教授の池田清彦氏はこのことをブナの植生に照らして指摘しています。

 

東京の高尾山(標高600m)の山頂付近には、樹齢300年を越える「元禄ブナ」がたくさんあります。ブナは寒冷を好み、高地に生きる植物。

 

だから高尾山の標高や気温では本来的に育ちようがありません。実際にいま若木を植えても育たないというのです。それなのにどうして「元禄ブナ」は生息できたのか?理由は、

 

寒冷期で、気温が低かったから

 

「元禄ブナ」は寒冷期だったことの証拠というわけです。
(上記、『やぶにらみ科学論』池田清彦 著 ちくま新書刊より要約)

 

現在、鮭は北海道が本場で東北地方が北限といわれますが、江戸時代には千葉県の利根川でサケがよくとれた。また寒冷期の平安時代は和歌山県・熊野川にサケがあがった、といった記録も残っているのです。

 

地球は一定の周期で寒暖を繰り返している。

 

地球温暖化問題は二酸化炭素が原因とされていますが、それだけでは説明しきれないことも事実です。地球のバイオリズムの面からも冷静に語られなければならないと思います。

 

■自然界の奥深さと人の浅知恵

氷河期が1万年前に終わり、気温は上昇し続けていった。

 

そして約6000年前にピークを迎え、そして下降・上昇を繰り返した。そうした繰り返しの中で今日に至っている。

 

「環境危機」、「絶滅危機」、そうしたことが盛んに言われますが、さまざまな側面から眺めない限り、物ごとの本質を見誤るような気がしてなりません。

 

絶滅危惧でいえば恐竜だって滅んだわけなのです。また「二酸化炭素」問題についても、原子力発電の推進派による陰謀説だって噂されているのです。前出の池田教授は「地球温暖化は科学というよりは政治であると思ったほうがよさそうだ」と述べているのです。

 

だからといって、二酸化炭素を無制限に出してよいと言っているわけではありません。もちろん無闇な森林伐採に賛成するつもりもありません。

 

モノを大切にすることにも異論はありません。ただその見方に偏りがあることは否めないと感じるのです。

 

化石燃料による二酸化炭素に問題を集約する論調は、遺伝子組み換え推進派の主張とどこか似ています。遺伝子組み換えこそが、食料危機による飢餓を解決する唯一の手段と言い続けているのですから。

 

果たして、自然界は人間が保護するようなもろくてか弱い存在なのでしょうか?

 

現在の科学が知り得ている事実は全体の約4%程度でしかないといわれます。残りの96%はいまだよく分かっていないのも事実なのです。自然界は私たちが思うよりもずっと奥が深く深遠な世界というわけです。

 

ナチュラルライフとは自然界を師と仰ぎ、そこに学び実践する生き方です。判断の基準はあくまで自然界にある。私たちは事態を冷静に見つめるまなざしを養う必要を感じます。

 

■参考文献
・『うめぼし博士の 逆(さかさ)・日本史〈武士の時代編〉江戸 戦国 鎌倉 (ノン・ポシェット)』 樋口 清之著 祥伝社刊
・『環境問題のウソ (ちくまプリマー新書)』 池田 清彦 著
・『やぶにらみ科学論 (ちくま新書)』 池田 清彦 著 

 

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