自然食業界キャリア15年のOBが綴る

自然栽培流・今日から使える自然で安全な野菜の見分け方!

2019/07/06
 
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生協、有機野菜の宅配団体などに15年在籍し、自然食業界の裏表を目の当たりに。本当に安全に食べられる食材とは何か?日々追求しています。

 

■目次
1、左右対称の法則とは!?
2、フォルムに乱れが生じるのは!?
3、自然な大根と不自然な大根の見分け方!
4、自然で美味しいトマトの見極めはココ!
5、不自然なミカンは皮だけが異常発達する!?

 

左右対称。

 

自然界はバランスの取れた精緻かつ巧妙な世界、そんな風にいえるでしょう。

 

雪の結晶などを見ても、実に精巧でまさしく神秘そのもの。太陽も月も地球もまん丸。まさに左右対称。それが自然本来の姿でもあるわけです。

結晶

 

左右対称の法則はお店で野菜を選ぶ際にも判断基準になります。その野菜は、

 

・左右対称の形状をしているか?

・美しいフォルムを形成しているか?

 

これらの質問が、良い野菜を選ぶ際の判断基準になるわけです。

 

■フォルムに乱れが生じるのは!?

もちろん、今一般に売られている野菜はタネの段階から箱にピッタリ収まるように設計されている。

 

播種の時期は何時で、株と株との間はこのくらいあけ、肥料はこの量・このタイミングで撒いて・・・。

 

このようにタネから収穫までの皇帝のすべてがマニュアル化されています。

 

その通りに行えば、トマトのM玉(中玉)なら箱に24個きっちり入るように設計されている。産地から東京などの大消費地にトラック輸送する際に、荷台で暴れてキズがつかないように。

 

このように運搬まで考慮して、化学の力を駆使してタネが設計されているのです。

 

でも、自然食業界となると有機野菜などが主流となる。有機野菜はいわば”勘の世界”で、肥料も栽培方法も生産者任せになりやすい。

 

そこで有機野菜の宅配などを頼むと、左右対称とはとても言えないようないびつな野菜たちが送られてくることも珍しくないのです。

 

なぜ自然のフォルムが乱れるのか?

 

それは栽培方法に問題があるケースが少なくないのです。

 

■自然な大根・不自然な大根

例えば大根ですが、大根の葉を上から見ると左右対称。均一で整えられた美しいフォルムを描きます。

 

中心から外へ外へと渦巻のように葉がついていき、見ていて惚れ惚れするような美しい形状になるのです。

大根

 

でも、粗悪な有機肥料や過剰な肥料投入などを行ってしまうと、この左右対称の美しい姿が乱れてしまう。葉は無秩序に乱立するような形となり、不自然な姿となりやすい。

 

肥料過多の大根なら葉の色はどす黒い緑色になり、周囲の草々と比べても明らかに色がおかしい。

 

このような事態になりやすいのです。
(※参照:『有機野菜の離乳食・赤ちゃんが葉野菜で窒息する!?)

 

また有機であれ、化学であれ肥料を使うと、大根に線虫といわれる虫がつきやすくなる。線虫は大根を始めとした根もの野菜に見られるもので、これが這うと大根の肌がボロボロになってしまう。

 

有機野菜は泥つき野菜、そうしたイメージもありますが、それは線虫が這った跡を覆い隠すために泥つきにしている。

 

そのようなケースも実際にあるのです。

 

「何が自然で、何が不自然か?」

 

耕作者がこのことを肝に銘じて栽培しない限り、美しい自然の姿は乱されてしまうものなのです。

 

■自然で美味しいトマトの見分け方!

但し、お店で大根を選ぶ際、葉のフォルムが美しいかどうかを私たちは判断することができません。

 

大根の葉っぱは切られて売っていることがほとんどだからです。そこで今日からお店で使える自然な野菜の見分け方としては、トマト

 

トマトを買う際は、ひっくり返して下に星形のフォルムが出ているかどうかをチェックして見ると良いでしょう。

 

トマト

 

 

こういう形で中心から放射線上に線が伸びているトマトは

 

”美味いトマト!”

 

と言われているので、ぜひお店での販売基準にしてみると良いでしょう。

 

またトマトを真ん中から切って、見比べてみる。限りなく左右対称に近いトマトは自然で味の良いトマトと判断できます。

 

またトマトのタネの部分に空洞が多いトマトは、肥料のやり過ぎやトーンといわれるトマトの実を大きくするための薬剤処理が施されている証にもなります。

トマト
(※空洞の少ないトマトを選ぶ!)

 

空洞の多いトマトは選ばず、中身がギッシリ詰まったものを選ぶこと。お店では切って割ってみることができないので、手に持った感覚がズシリと重いトマトを選ぶと良い

 

空洞の多いトマトは見た目よりも比重が軽くなるので、重さに着目してトマト選びをするのも見分け方として有効な手段であろうと思います。

 

■不自然なミカンの見分け方!

 

また、ミカンも皮がブヨブヨし、実と皮を分離しやすいものは肥料過多、もしくは前述のトーンを駆使したミカンと考えることができます。

 

人間も皮膚だけ以上発達してしまうことがないのと同じで、皮がブヨブヨのミカンは極力避けた方が賢明。本来の自然なミカンは皮と実がピタっと貼りつき、剥きにくい特徴がある。

 

ミカンは比較的見分けがしやすい品目といえるでしょう。

 

このように野菜は黙って何も言いませんが、その姿から

 

・どのように栽培されたか?

・不自然を強いられたものであるか?

 

その一端を垣間見ることができるものなので、自然で安全な野菜選びの参考になればと思います。

 

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