自然食業界キャリア15年のOBが綴る

感染症と免疫力との関係は?抗生物質の乱用がこんな事態を招く!

2020/02/12
 
ウイルス
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生協、有機野菜の宅配団体などに15年在籍し、自然食業界の裏表を目の当たりに。本当に安全に食べられる食材とは何か?日々追求しています。

■目次
1、無投薬・無医療実現のために!?
2、免疫系のキモは腸にあるのか!?
3、良いも悪いもすべては無差別に!
4、腸漏れは現実だった!その実態は!?
5、身の回りにはこんなに溢れている!
6、体に負担なく活性化するための食とは!?
7、菌も体も味方につけて不安なく生きる!

 

体がウイルスに晒されると、

 

免疫部隊である白血球の中のリンパ球が出動し、体内で抗体を創り出します。リンパ球は比較的小さなウイルスに対抗するための免疫細胞で、その働きによりウイルスの侵入を無害化できるというわけです。

 

大きな細菌などの異物に対しては、白血球の中のマクロファージや顆粒球が捕食し食べることで、無害化されますが、

 

「ウイルス対策の主力はリンパ球」

 

になるのです。抗生物質や殺菌剤、抗ウイルス薬などに頼らず、外来微生物の侵入に対処するには、リンパ球をはじめとした

 

“白血球の働きを活性化”

 

する必要があるのですが・・・。

 

そこで今回は、どのようにすれば免疫部隊の働きを最大化できるか?この点に焦点を絞り、無投薬無医療の生き方実現のヒントについて考えてみます。

 

■常在菌と免疫部隊のカンケイは!?

私たちの体を守る白血球細胞は、

 

「腸管免疫系」

 

とも呼ばれています。その意味は、免疫細胞の多くが腸内で作られることを意味しているのです。その割合は体全体の約70%にも及ぶ。自然免疫で菌やウイルスの侵入に対処するなら、

 

“腸内環境を良好に保つ”

 

この必要があるのです。

 

私たちの腸の中には約100兆匹ともいわれる腸内常在細菌が存在しています。腸内細菌が食べものの消化吸収を助けることはよく知られていますが、これらの

 

「菌と免疫系の密接な関り」

 

があることが分かってきています。

 

腸内細菌がしっかりと活動できていれば、比例関係で免疫部隊の働きを活性化することができる。それは菌やウイルスといった外来微生物に対する強固な備えがあることを意味する。

 

でも、現代食や現代医療は、

 

「腸内細菌を苦しめることばかり」

 

に終始している。このようにいわねばならないのです。

腸内細菌

 

■無差別殺戮の現状は!?

たとえば「抗生物質」。抗生物質は外来細菌を殺すための薬剤ですが、人体に使えばそんなにウマイ具合には作用しないものなのです。

 

殺菌すれば、私たちの体に必要な腸内細菌、皮膚常在菌などをも

 

“同時に殺し、弱めてしまう”

 

ものだからです。

 

抗生物質が外来微生物だけを体内で上手に探し回り、それだけにダメージを与えてくれるならまだ良いのかも知れません。でも、抗生物質にそんなことができるはずもない。良いも悪いも一括りに

 

「皆殺し」

 

にしてしまうのです。

 

抗生物質を使えば、当然100兆の腸内細菌もダメージを受けます。抗生物質の乱用により、腸内細菌が乱れ、“細菌叢”ともいわれるフローラは破壊されてしまいます。

 

それは免疫部隊の

 

白血球たちの活動を弱める

 

結果にもつながってしまうのです。腸内細菌と白血球とは表裏一体で、連動しているもの。だからこそ抗生物質や抗ウイルス薬、殺菌剤の類を体に安易に用いてはならないのです。

 

■腸漏れが現実に!

抗生物質の乱用は、思わぬ事態を現代医学に突き付けています。

 

「リーキーガット症候群」

 

はその典型例といえるでしょう。リーキーガットとは“腸漏れ”を表す言葉で、抗生物質などを乱用すると腸内細菌に乱れが生じ、その活動を弱めてしまう。

 

その結果、腸壁にキズがつきやすくなり、そのキズが広がっていってしまう。そうなるとそこに未消化の食べものや菌などが漏れ出して、

 

“血液の中に入り込んでしまう”

 

腸内環境が元気に保たれている間はそのような事態は決して起こりませんが、抗生物質などの薬剤の使用が重なるとこうしたあり得ない現象を引き起こしてしまうのです。

 

リーキーガット症候群は、以前はウソ!と思われていましたが、これが実際に起きていることが証明されたのが経緯です。安易に薬剤依存を繰り返してしまうと、腸を痛めつける結果を招いてしまう。

 

免疫力が低下し、腸内が荒れ果ててしまう。アレルギーや自己免疫疾患、過敏性腸症候群、慢性の便秘、喘息、アトピーなどの難治性の症状を起こしてしまうことが言われるのです。

 

抗生物質をはじめとしたクスリは、よほどのことがない限り、基本は、

 

「使わない」

 

このことが大切になるのです。

リーキーガット症候群

 

■身の回りには!?

そういうと、私は

 

“抗生物質を飲んでいないから大丈夫!”

 

このように思われる人もいるかもしれません。でも実際は、

 

そうはいかないことも事実。

 

私たちが日々口にする食べ物の多くに抗生物質をはじめとしたたくさんの薬剤を使われているのが現状だからです。例を挙げると、

 

水道水に入れられる殺菌対策の「塩素」。田畑で何十回もバラ撒かれる殺菌剤や殺虫剤など農薬
加工食品に大量に使われる防腐剤や抗菌剤

家畜のエサに混ぜられる大量の抗生物質。養殖魚の細菌感染を防ぐために使われる抗生物質

さらに白いお皿はキレイの証拠、そんなCMに乗せられて台所で散々に使われる食器洗い用の合成洗剤。合成洗剤の殺菌力は強力なもので、使えばどんなに濯ぎ洗いを徹底しても、必ずお皿には残留しています。

 

何度も皿を洗う中で、残留合成界面活性剤は上塗りされてしまう。そこに加熱したおかずやご飯などをよそってしまえば、食事もろとも残留合成界面活性剤を腸内に送り込む結果になります。

 

もちろん、洗濯やシャンプーなどで使われる合成界面活性剤も皮下組織にまで浸透していき、血液中に流れ込んでいく。抗生物質を飲んでいないからといってみても、

 

「日々の食事から摂取」

 

を続けているのが現状といわねばならないのです。

 

■食卓の再構築へ!

私たちは普段から身の回りで使うものを厳選する必要に迫られている。食材なら、

 

無農薬・無添加

 

のものを食べる量の多いお米を中心にきちんと確保する。そして私たちの健康に欠かせない発酵食、中でも味噌は、殺菌工程を何度も繰り返した

 

化学操作・化学培養発酵菌のものを選ばないこと。

 

天然の発酵菌により熟成された本物の味噌を食べることが大切になるのです。

 

畜産の抗生物質濫用の状況はもはやどうにもならないのが現状です。“生体濃縮”なんて言葉があるくらいだから、抗生物質を使わない食肉を可能な限り選ぶこと。

 

そして魚は決して養殖魚を選ばず、天然の魚を食べること。海洋汚染が心配という声も分かりますが、養殖よりは、

 

ずっとマシ。

 

特に旬の魚ならば、抗生物質不使用の肉と比べて、

 

“比較的安価”

 

で入手しやすいので、米・味噌・魚の日本型食スタイルに戻して、できるだけ腸内環境に負担をかけない食卓づくりが大切になるのです。

伝統食

 

■菌も免疫を味方にして!

私たちは毎年冬になると、新型インフルエンザや今年のコロナウイルス騒動など、必ずといってよいほどの

 

「ウイルス感染騒動」

 

に見舞われます。でも、普段から食を中心に抗生物質や人工の化学物質などの異物を排除する努力を続けていれば、自分の体に自信が持てるようになります。

 

慌ててマスクを買いに行かなくても、日ごろ鍛えたリンパ球が、

 

“しっかり抗体を作ってくれるよ”

 

このような余裕のある振る舞いをすることができるようになるのです。

 

「健康は一日にしてならず」

 

普段からお米を中心にできる範囲で生命の糧である食材に投資し、腸内細菌や腸管系免疫部隊が元気に活動できるように過ごしていきましょう!

 

■主食のお米は無肥料・無農薬を!苗から無農薬の自然栽培米

無肥料・無農薬 苗から無農薬の自然栽培ササニシキ

■天然発酵菌による天然醸造味噌

天然蔵つき・天然水使用の蔵つき麹菌味噌

■参考文献
・『治す医者か、ごまかす医者か―絶対あきらめない患者学』 小澤 博樹 著 三五館 刊
・『血流がすべて整う食べ方』 堀江昭佳 著 サンマーク出版 刊

 

 

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