自然食業界キャリア15年のOBが綴る

シックハウス対策は全体ではなく部分・面積・位置に注目!

2021/05/20
 
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生協、有機野菜の宅配団体などに15年在籍し、自然食業界の裏表を目の当たりに。本当に安全に食べられる食材とは何か?日々追求しています。

 

■目次
1、変化がもたらすものは!?

2、シックハウスの問題は?

3、対策は位置に注目セヨ!

4、カラクリの見抜き方を伝授!

5、対策は全体でなく部分に着目!

 

「物質は変化していく」

 

時に私たちは、この当たり前の事実を忘れてしまいがち。モノとは不変で変わらない。こう思い込んでしまいがちな面だってあるのです。

 

例えば、「農薬」。農薬の毒性は広く知られるようにはなってきていますが、農薬が使われれば空気中の酸素と結合して、

 

酸化農薬”

 

に変化してしまうことがいわれているのです。例えば、農業で広く使われている「スミチオン」という農薬の場合、酸素と結合すると、スミオキソンへと変化していく。こういうことになるのです。

 

物質が変化していくだけなら、それはそれで良いのかも知れませんが、問題はその毒性。スミオキソンの毒性はスミチオンの

 

「1万倍以上」

 

にも達してしまう。こうした指摘もあるのです。

 

私たちは物質の変化に対して、もっと敏感になる必要がある。そこで今回は、「シックハウス」の問題に注目してみることで、無投薬無医療の生き方実現に向けたヒントについて述べてみます。

 


■地獄の汚染場所?

家は安らぎと休息、そしてこの世で一番安全な場所。そうでなければなりません。不安で休めず、キケンばかりがつきまとう。それでは誰も家に帰らなくなってしまいますから。

 

そんな家なのですが、食材や人体、そして地球環境と同様に汚染され続けている。こうしたことが言われています。

 

「シックハウス」

 

の問題に代表されるように、家は地獄の汚染場所。残念ながらこうした場所にサマ変わりしてしまっている。私たちは家の中の自然について、いま一度考え直す必要を思っているのです。

 

家の汚染の問題で真っ先に問題視されるのが、床や壁などに使われる“接着剤”。この問題をまずは踏まえておく必要を思います。

 

接着剤が住居空間に揮発して、室内の空気を汚染し続けてしまっている。それがガンやアレルギー、そして現代の難病中の難病ともいわれる化学物質過敏症などの深刻な健康被害を引き起こしてしまっている。

 

新居に越したら、途端に体調を崩してしまう。このような症例が多く見られることから、シックハウス症候群と名付けられるに至った次第です。

 

実際に住宅建築の際に使われる接着剤などの人工の化学物質の種類はといえば、

 

“何百種類”

 

このたくさんの人工物が揮発して、住居空間に漂っている。しかも今の住宅は高気密・高断熱。密封性の極めて高い住宅が主流になってしまっている。

いわばビニールの中にいるような建築方法が主流になっているので、高気密・高断熱の家に住むのなら、とにかく

 

「徹底換気!」

 

この対策がシックハウスにはどうしても必要になるのです。

 

■子供部屋の位置は?

住宅建築業者の側に立てば、常に課題となるのが、

 

・工期の短縮
・原材料費のカット

 

このため、速乾性の接着剤を駆使して壁や壁紙などをベタベタ貼る。さらには安くて粗悪な新建材などを駆使して、少しでも速く!安く!見栄えそこそこの家を作り上げようと躍起になる。

 

こうしたことから、シックハウスなどの問題が広がっていったのが経緯といえるのでしょう。

 

国の方もこの事態を憂慮して、『建築基準法』を改訂し、事態の改善を図ってはみたものの充分な対策であるとは言い難い。これが現在の状況といわねばならないのです。住宅メーカーは

 

『シックハウス対策済みの建築!』

 

こんな風に宣伝しているところも多いのですが、改定建築基準法で基準値が設定されたのは、ホルムアルデヒドなどのわずか13種類のみ。

 

その基準値自体も到底、安全性が高いといえるようなレベルではありません。

 

他に使われる数百種類の人工の化学物質については、何ら規制も基準値なども一切なく、いわば野放し状態で使われ続けているのです。

 

新築で家を建てたり、マンションなどを購入した際には子供部屋の位置は

 

「北側に!」

 

そう言われる理由は、南側よりも比較的、人工の化学物質の揮発量が少ないから。室内の温度が高くなればなるほどに、有害物質の揮発量は上昇する一方になってしまう。

 

もちろん苦肉の策ではありますが、このような配慮が必要になるというわけです。もちろん常に換気を心がける。これが日々できる最大の対策になるので、ぜひ実践してもらいたいと思います。

シックハウス

 

■偽装工作を見抜け!

ホルムアルデヒドは、シックハウス問題の象徴のように語られています。

 

要するに防腐剤なのですが、そもそもは殺菌力の強いホルマリンという物質。ホルマリンは接着剤などに混ぜられて使われているのですが、それが揮発するとホルムアルデヒドへと化学変化を遂げていきます。

 

住宅メーカーは、このホルムアルデヒドが検出されませんでした!こんな感じで大声で宣伝をするケースも少なくないのです。でもこれには、

 

“カラクリ”

 

があります。揮発したホルムアルデヒドは、室内の酸素と化合して、「ギ酸」といわれる物質に変化していく。ギ酸に化学変化を遂げていれば、当然ホルムアルデヒドをいくら検出しようにも検出されない。

 

このようなトリックもあるのです。

 

家は生涯最大の買い物と言われるように、新築物件を建てるなら慎重を期すのは当然になりますが、「ホルムアルデヒドフリー」と自慢げに宣伝しているような業者に対しては、

 

“ギ酸の方はどうですか?”

 

と質問してみること。生涯最大の高い買い物が家なのだから、住宅業者の宣伝文句にダマされない。こうした工夫も大切になるのです。


また、当社はホルムアルデヒドを一切使っていません!このように宣伝する業者も少なくありません。認知度が高く評判がすこぶる悪いホルムアルデヒド。

 

それさえ使っていなければ、あたかも安全であるかのように見せかける手法といえますが、それ以外にも似たような人工の化学物質はたくさんあるわけです。

 

ホルムアルデヒドを使っていないからといって安全の証明には決してならないものなので、住宅購入を検討される際は、慎重を旨とし、疑いの目を忘れない。このことが大前提になるのです。

 

この手法は化粧品においてもよく使われる方法で、防腐剤のパラペン。コレを一切使っていないから

 

「安全!」

 

このように宣伝するメーカーも少なくないのが現状です。パラペンフリーと言われれば、防腐剤を一切使っていないんだな。そんな風に早合点しがちなので、要注意。

 

パラペンを使っていないだけで、似たような防腐剤はほとんどの場合で使われているものなので、巧妙な宣伝手法には注意が必要になるというわけです。

 

■全体ではなく部分に!

健康で安全な住宅づくりを志す際に必要になるのは、

 

「面積」

 

に着目してみることが大切です。リフォームする際も、床だけは接着剤を使わずに、“米糊(コメノリ)”を使ったものにする。

 

米ノリは強力な接着剤なので、こうした建材を使っている業者を選ぶことが大切。

※参考:磯崎工務店:http://www.isozakikoumuten.jp/

またカーテンも大きな面積を占めるものなので、それだけは

 

「無農薬のオーガニックコットン」

 

にするなど、ポイントを選び強弱をつけることが大切。

 

部分改修であっても、やり方次第で有効なシックハウス対策、健康な家づくりは実現できるものなので、面積を優先順位に据えてみることが大切になるでしょう。

 

シックハウス対策は全部変えないとダメ!ではなく、ポイントを絞った効果的な投資が大切だと思うので、参考になればと思います。

 

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生協、有機野菜の宅配団体などに15年在籍し、自然食業界の裏表を目の当たりに。本当に安全に食べられる食材とは何か?日々追求しています。

Comment

  1. あかね より:

    むーさん、こんにちは^^

    黒部では至る所に湧き水があるなんて、羨ましい限りです!しかも無添加の鱒ずしもあるのですか?

    わ~、ぜひぜひ食べてみたいです!鱒ずし大好きなんですけど、駅弁などで売られているものは添加物だらけなので、本音を言うと食べたくはないけど、今まではたまにならと食べていましたが、これからは探してみますね!

    富山のお気に入り度がますます高まっています(笑)

    漆喰の家にとても憧れます・・・とは言っても賃貸では難しいのが難点なんですよね。

    ただ、取り外し可能な木枠で壁を覆うことができると知ったので、いずれ試してみたいと思っています。職人さんが福生の方なので、他の地域にもそういう職人さんがいないかと調べてみようと思っているところなのです。

    以前ブログで書いたことがありますが、麻のカーテンにするだけでもずいぶんと変わるように思います。

    今日は30度近くまで気温が上がったので、早速リネンシャツの登場です(笑)そろそろ、シーツも麻に変えたくなってきました。

    麻と言えば、厚労省が麻を薬に使えるようにする方向性で検討を始めたようですね!世の中が変わりはじめましたね~なんだか嬉しいです♪

    いつもありがとうございます!!

    追伸 イチゴは収穫できましたか?

    • 茶太郎 より:

      あかねさん、おはようございます。

      コメントありがとうございます。

      イチゴは今、花が終わり、実をつけ始めたころ合いです。

      今年は雪の影響でかなり遅いのですが、来週後半くらいには収穫できるかも?

      そんな状況です。

      今年は5月になっても朝晩の気温が上がらず、野菜の発芽も遅れています。

      いつもはレタスが真っ先に芽吹くのですが、今年は遅かったですね。

      今頃になってようやく発芽している状況・・・。今日はいきなりの夏日。

      自然栽培の野菜たちはこうした気候や環境を読み解いて、最適な時期に
      芽吹き成長していくのだと思います。

      壁に使う建材は、地域ごとの違いが出ますよね。

      関東や関西などは、土が軽いので珪藻土や漆喰などを使うそうですが、
      ウチの方は米所。

      土は粘土質で粘り気の多い重い土なので、土壁です。お国自慢のようで
      恐縮なのですが、土壁に囲まれた家はやっぱり良いな。

      そんなことを思ったりしています。

      今はとにかく建材費を安く、工期を短くが求められてしまうので、接着剤で
      壁紙をベタッ。

      それがスタンダードになってしまっています。

      経済ばかりを優先してしまえば、この地に根差した伝統や文化は滅びるのみと
      なる。

      この流れをどうにか変えなくては!そう思う次第です。

      そうやって、いろんな工夫をすることで伝統の建築手法を残していきたいもの
      ですね。

      ウチも両親との同居を検討しているところで、蔵の改造に着手しようという話
      が出ています。

      でも土壁を活かした工法をできる伝統工法の業者さんは長野に一件あるだけ。

      コロナ騒ぎでどうなるか?行方が不透明な感じです。

      あかねさんの麻のカーテンや寝具で実証済みのように、全体ではなく部分に
      着目することが大切ですね。

      全部となっちゃうとなかなか難しいので、少しでも多く自然素材を暮らしに
      取り入れたいなと思います。

      いつもありがとうございます。マナブさんにもよろしくお伝えください、拝。

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