鍛えない・ガンバらない体操の神髄は!?脳と体の連結が大事!

運動の大切さ。色んなところでいわれます。頑張ること、続けること、上手にやること、回数をこなすこと。これらが称賛されるのですが、それは本当に体にムリなく健康なものといえるのでしょうか?ココでは自然な運動について考えてみます。
■目次
1、運動と健康の関係は!?
2、運動が悪であった時代!そのイミは!?
3、インスタントな発想が付け込まれる元凶!
4、ガンバらない・鍛えない脳との連携を意識した運動は!?
5、労力を最小化しつつ最高額でのCT200h買取実現!その詳細は!?
6、労力を最小化しつつ最高額でのCT200h買取実現!その詳細は!?
健康な毎日の秘訣は運動!
老いも若きも、健康で快活な毎日の実現に「運動」は欠かせない。私たちはそのように思っています。
でも、運動の重要性が指摘され始めたのは比較的最近のこと。少なくとも江戸時代の日本人は、運動を
「悪」
と考えていたようなのです。どうしてなのでしょうか?
■運動は不要なもの!?
なぜ運動は悪いものだったのか?
答えは、自ら進んで身体を動かす必要がなかったから。運動すれば疲れるし、余計に腹が減るわけだし、良いことなんて1つもない。
そんな時代が長く続いたわけなのです。
江戸時代までの日本では当然のことながら電車もバスもマイカーもない。移動手段といえば自らのは足・筋肉。他にあるとすれば馬などの家畜くらい。
”剣術があるではないか!”
そんな声も聞こえてきそうですが、当時の武家人口はごくわずかの超少数派。民のほとんどは農民で、朝日が昇り日没までは農作業で働き詰めの毎日。
耕運機も草刈り機もないので、日々もの凄い運動量だったのです。
当然のことながら運動などを意識的に行う必要などなかった。すれば腹が減るので”石潰し”になってしまう。毎日嫌っていうほど身体を動かしていたわけだから、さらなる運動の必要は一切なかったわけなのです。
運動が体に良いものとして奨励されるのは文明開花の世の中になってから。「西南戦争」を区切りに奨励され始めたと言われています。
農民は兵隊になり、勇猛果敢で武士の中の武士と思われていたな薩摩隼人に武力で討ち倒した。そこを起点に学校教育と並行して「体操法」を教育の課題にしたと言われているのです。
■血管は運動が作り出す!
でも今を生きる私たちは違います。
運動が悪だった当時を思えば、現代に生きる私たちの日常は信じられないほど便利になっています。筋肉を動かす必要はさほどなく、車に電車にバスに自転車。
どこに行くのも便利だし、思い荷物も2日もあれば日本の隅々まで送り届けられるような時代に生きています。長い廊下の雑巾がけもないし、掃除機をかければそれで終わり。
便利であるからこそ、より意識的に身体を動かす必要があるのです。
運動を行うと、筋骨の発達に合わせて血管も全身に張り巡らされるようになります。太い血管を新たに作り出すことはできませんが、毛細血管は運動を継続することで体の隅々にまで張り巡らせることができるようになる。
毛細血管が張り巡らされれば体の隅々にまで新鮮な血液を送ることができ、また老廃物や不純物を回収することができるようになる。
運動は筋肉を育て、骨を強くし、血管を伸ばせる。
継続した運動は体にとって必要で大切なものになるのです。
■ラクして運動はカモに!
とはいえ、普段から忙しい私たち。
なかなかまとまった汗をかいたり、全身を隈なく鍛えるだけの時間的余裕も心理的ゆとりもないのが現状なのでしょう。毎日早朝のランニングは三日坊主になりやすいし、週一回のジム通いもなかなか大変。続けるには強靭な意志の力が必要になるからです。
ガンバロー!そう決めてはみたものの日が経つほどに雲散霧消。すっかり元の日常に戻ってしまう。こうしたことを繰り返してしまうのです。
この継続の難しさに着目し、巧妙に私たちを誘導するのが健康通販。
腰に巻くだけで脂肪を燃焼できるようなアイテムや1日何回か飲むだけで脂肪を燃やせる燃焼系サプリメントや飲料などなど、実に巧みに私たちを誘ってくるのです。
でも体を動かずことなく老廃物を出そうしたり、痩身を実現しようという発想そのものに無理がある。
「健康は一日にしてならず」
何ごとインスタントにカンタンに済まそうとする発想にこそ無理があり、通販業者や健康産業にとって都合の良い、”絶好のカモ客!”になってしまいやすいのです。
健康でいるためには継続した運動が必要。そして若々しくあるためには心の潤い「感動」も必要。心身共に動かすことが大切になるのです。
■鍛えず頑張らず繋ぐ!
そこでオススメの運動法があります。
その名は「きくち体操」。
鍛えない、頑張らない
を運動のコンセプトに、身体の仕組みそのものを把握し動きと脳とを繋ぎ合わせる運動法といえるでしょう。
ご高齢の方だと鍛えることで体は元気だけど、頭がボケてしまう。こうした本人も周囲も不幸になるような事態を回避するのは、脳と体を連結させること。
頭も体も健康になる、それを体系化したのが「きくち体操」というわけです。
そう言われても生煮えな感じであろうと思いますので、実際の動きで説明してみます。
まずひじを伸ばして腕を真っすぐ前に出してみる。それができたら五本の指をピンと伸ばして横に広げてみましょう。指が広がると思いますが、その後でさらに指を、
“もっともっと指を広げよう!”
と頭で意識してみる。脳に命令を出すことで指がさらに大きく開く。動かす部分を強烈に意識することで指はさらに開くのです。
そしてヒジがしっかり伸びていれば腕の筋肉が肩甲骨を伝わり背中に繋がり、尾てい骨の近辺に繋がっていることが体感できると思います。
つまり指を動かすことは単に指や手首だけを動かすのではなく、上半身の筋肉の多くを動かしていることになるのです。
動かす部位に意識を集中し、筋肉や骨の繋がりを意識しながら動かす。つまり脳と筋肉を意識的に連結させる動きを行う。それがきくち体操の神髄と言えるでしょう。
以前、きくち体操の教室に行ってみたのですが、そこで言われたのは、
「体育会系の人は勝つことばかりを考える。人と比べるのではなく自分と向き合うのよ」
そんな風に言われてしまったものです。私は中学からずっと運動部に所属していたわけですが、痛いところを突かれたなと率直に反省したものです。
きくち体操は教室も各地にありますが、本やDVDなども販売されているので、鍛えたくなく頑張りたくないあなたにオススメですよ!ぜひ参考にしてみて!
■このページのまとめ
・江戸期まで運動は悪であった ・西南戦争の結果、運動が奨励された ・即座に動かず健康になろうという発想に問題がある ・便利な生活を送れているからこそ意識的に運動が必要 ・太い血管は新たにできないが毛細血管は運動で作ることができる ・鍛えるのではなく脳と筋肉との動きを繋ぐ体操が「きくち体操」 |
■参考文献
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■前へ :『安全で自然な発酵食品を見分ける2つのポイント!力のない食材にしてしまうのは!?』
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