自然食業界キャリア15年のOBが綴る

自然栽培のタネ採り・情報読み込みにかかる時間は!?

2019/07/07
 
この記事を書いている人 - WRITER -
生協、有機野菜の宅配団体などに15年在籍し、自然食業界の裏表を目の当たりに。本当に安全に食べられる食材とは何か?日々追求しています。

農家が自分でタネを採る。

 

農業のイロハのようなものですが、この習慣はとっくの昔に廃れています。タネは農家が自分で採るものから、

 

タネ屋さんから購入するもの。

 

このようなことになっているのです。

 

買ってきたタネは化学肥料を使うことが前提に設計されていて、その後の栽培において肥料・農薬を駆使せざるを得なくなるような代物です。

 

また、農家が翌年に自分でタネを採れなくするように操作したF1品種。さらには生物間の境界を無にし、種の壁を乗り越える「遺伝子組み換え技術」の問題などがタネの現状としてあるわけです。

 

また、世界を股にかけて活動するグローバル種子企業を儲けさせる目的の「種子法改定」、さらには農家も家庭菜園でも、自らタネを採ることを禁止する方向性の「種苗法改定」。

 

日本を“無農化”させることにひた走る政府の動きには疑問を禁じ得ません。これから参議院選挙ですが、農業の価値をきちんと認め、そこに全力を注いでくれる政党や立候補者に一票を投じようと思っています。

 

食の安全を大切に思うのなら、

 

使われているタネがどんなものか?

 

この点にも注意を傾ける必要があるのです。

 

私が取り組む無肥料・無農薬の自然栽培の場合、タネを自分で採種することは大前提になります。

 

自分の畑の土の情報を時間をかけて何世代にもわたりタネに読み込ませていく。そのように毎年毎年、作物を作ることでタネと土との相性を良くしていく

 

その間は7年、7年でその土に適したタネができ上がると言われているのです。

 

今はキャベツのタネ採りの真っ最中。このキャベツはタネ採り用として4年目を迎える親株から採ったものです。

キャベツ

キャベツ

タネが完成する期間を7年と考えれば、折り返し地点を過ぎたところ。畑の土とも随分馴染んでいるのではないか?と密かに思っています。

 

これから秋冬収穫用に苗づくりを行いますが、美味しいキャベツがたくさんできればと思っているわけです。

 

キャベツの他に、今は秋冬野菜の花が咲き、タネを熟成させていく段階です。以下はニンジンの花なのですが、これは今年3年目を迎える株のものです。

ニンジン

また大根も自家採種5年目の花なのですが、コチラも秋冬用にタネが熟成するのを待ち、採種しようと思っています。

大根

タネが熟して来ると、虫や鳥との争いになりますが、足繁く畑に足を運ぶこと。常に意識することで問題なし。時間をかけて培ってきたタネを今後も大切に繋いでいこうと思います。

 

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