自然食業界キャリア15年のOBが綴る

自然栽培の野菜作り・タネが大切な理由とは!?

2020/03/04
 
自然栽培
この記事を書いている人 - WRITER -
生協、有機野菜の宅配団体などに15年在籍し、自然食業界の裏表を目の当たりに。本当に安全に食べられる食材とは何か?日々追求しています。

■目次
1、タネの自然と自然栽培
2、自分で採ることの大切さは!?
3、タネはもらえば良いは浅はか!?
4、タネの自然と農薬のカンケイは!?

 

「種子の清浄化」

 

肥料も農薬も一切使わない自然栽培を成功させるに当たって、タネは大切なポイントになります。タネを土とを時間をかけてフィットさせていく。この努力が栽培成功には不可欠のポイントになるからです。

 

現在市販されているタネのほとんどは、この段階から肥料・農薬漬けにされています。いくら土を清浄化してみても、タネが汚染されているようでは自然栽培の成功は難しくなってしまうのです。

 

今回はタネの清浄化について考えることで、無投薬・無医療の生き方実現のヒントについて考えてみます。

 

■性能を読み込ませる

タネを自分で採種する。昔は当たり前のことでしたが、戦後になってこの習慣はすっかり途絶えてしまいました。タネは自分で採るのではなく、

 

「タネ屋から買うもの」

 

このようにすっかり様変わりしてしまっているからです。そのタネ屋から買うタネは肥料・農薬漬けが問題であるのと、もう1つ。自分の田畑の土の特徴をタネに覚え込ませる。この作業を土の清浄化と併行して、行う必要があるのです。

 

タネを自分で採り、土の性能を読み込ませるのに要する時間は

 

“8年”

 

といわれています。8年かけてタネを採り続けることで、その土に完全フィットしたものに仕上がるといわれています。

 

石の上にも三年、そんな言葉がありますが、タネは8年。膨大な時間がかかってしまうので、できるだけ早い段階で自分でタネを採っていくことが必要になるのです。

自然栽培

 

■ゼロからリセット

自然栽培でタネを採り続けていくと、そのタネを欲しいという人が必ず出てきます。でもそれをそのまま持ち帰っても栽培がうまくいくケースは少ないようです。そのタネは土の性能の読み込みを完了しているので、別の土に植えるとなると、また

 

「ゼロからスタート」

 

しなくてはならなくなる。自然栽培のタネだからといって、それを使えば栽培が上手くいくとはなりにくい、時間がかかってしまうものなのです。

 

いずれにしろ、膨大な時間がかかるものなので、自家採種の取り組みが早ければ早いに越したことはない。そうしたものでもあるのです。

 

■タネの自然と農薬

農業ではよく、

 

「連作障害」

 

についていわれることが少なくありません。つまり同じ作物を続けて同じ土に植えてしまうと、

 

“虫や病原菌”

 

の餌食になりやすいといわれているのです。でも、それは一方的なモノの見方であって、ひとつの仮説に過ぎないものです。連作障害が起きてしまう理由の1つは、使われた肥料農薬によるものかもしれないからです。

 

肥料を使えば、土の中の微生物群に大きな影響を与えてしまうため、その影響で栽培が上手くいかないだけかもしれません。また、使われた農薬は土にとっては異物なので、その影響で、連作が上手くいかないだけかもしれないのです。

 

肥料も農薬も使わず、自家採種を続ける農家は、連作障害なんて言ってるうちは、

 

「素人同然」

 

そのように指摘する人もいます。土の性能とタネの性能を合わせて、土の清浄純粋化を怠っているからこそ、連作障害が発生してしまう。このように説明するのです。

 

遺伝子組み換え作物が何かと問題になりますが、それも突き詰めればタネの問題です。生命の源であるタネを清浄化しつつ、土の性能を読み込ませる行為と遺伝子組み換えとは

 

“真逆の発想”

 

といえるでしょう。またリンゴやイチゴ、トマトなどはたくさんの農薬が使われることで有名ですが、それはタネがイジられ過ぎているから。糖度を上げよう、粒を大きく使用形を良くしよう、このように散々にイジられ倒されているからと考えられます。

 

甘いことは良いことだ、そうした風潮も分からないわけではありませんが、過度の食味追及は自然の姿から遠ざかるばかりで、いつまでも農薬を手放すことができなくなってしまいます。

 

やはりモノにはホドというものがある。タネを自然な状態に戻すこと、これも肥料も農薬も使わない自然栽培には欠かせないポイントといえるでしう。

 

■参考文献

・『ほんとの野菜は緑が薄い 日経プレミアシリーズ』 河名 秀郎 著

 

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