自然治癒に必要な世界にたった2人だけの名医は誰!?医療の自然な姿に迫る!

栄養を摂り込み、不要なものを排出する。それが生きものの姿です。栄養は分かりやすいのですが、不要なものを出すとなると見方が分かれてしまうもの。何を排出と考えるかで、日々の生活、さらには人生の態度も決まってしまうものだからです。ココでは2人の名医に学び、考えてみましょう。
■目次
1、体に入れるものと体から排出するもの
2、世界にいるたった2人の名医とは誰か!?
3、発熱から治癒までの工程はこうなっている!
4、自然栽培の成功法則に学ぶ健康づくりの秘訣とは!?
5、自然なものを食べてしっかり排出が健康な毎日を約束!?
体に入れるもの。
健康不安を吹き荒れる中、注意して厳選に厳選を重ねている人も増えているようです。
食べもののなら無農薬のお米や野菜、加工食材なら化学合成無添加の食材。皮膚からの体内浸透はキケンだから、化学合成洗剤は使わず石鹸を使う。
汚染された空気を吸い込みたくないことから高いお金をかけて自然住宅を購入する人までいるわけです。
体をなるべく自然で無理のない状態にするためにこうした努力を重ねている。それはこの汚染時代を生き抜く上で必要で大切なことだと思うのです。
でもその反面、
体から出す方はどうでしょうか?
入れる方には万全の配慮はするものの、排出に関してはかなりいい加減・・・。そうしたケースもあるからです。
健康を望むなら完全な排泄を心掛けるべき、そう言ったのはギリシャの医人・ヒポクラテスですが、私たちはもっと体外への排出に対して意識を向けるべきではないか?
そのように思うのです。
■世界の2人の名医とは!?
排便、排尿、下痢、嘔吐、発疹、炎症。
尿と便を除き、他の症状は現代医療ではすべて悪とされています。
下痢には下痢止め薬、発疹にはステロイド剤や非ステロイド系の軟膏、炎症には炎症鎮痛剤などの薬剤を使ってひたすら症状を抑え込もうとするのです。また、
「カゼは万病のもと」
そんなキャッチフレーズまで作って、風邪薬や抗生物質、解熱剤などを駆使して風邪を徹底的に叩こうとするのです。
でも、風邪による発熱や発汗、食欲不振に倦怠感などの症状こそ体をクリーニングしリセットするための絶好のチャンス。
そのように捉える声も少なくないのです。
ドイツの医師でガンの自然療法に取り組んでいたイセルスは、
「世界には2人の名医がいる。それは食欲不振とは発熱だ」
そう述べているのです。
熱を出すことで体の中の老廃物や不純物を燃焼し体外に排出することができる。熱に弱い菌やウイルスの活動を弱らせるのと同時に、体を清掃する大きなチャンスになる。
その機会を積極的に捉えて熱が出るままにさせておくと、将来の重大な病気を予防し、今かかっている症状を治癒に向かわせることができるというのです。
大掃除の真っ最中に食事をしないのと同じで、発熱による食欲不振は体のメンテナンス中なので新たに食べものを摂らせないための処置。
もし清掃中に食べものが入ってしまえば、体は消化器官を動かさざるを得なくなり、大切なお掃除に傾ける力が削がれてしまうからと考えられるのです。
■熱が下がるまでの工程
体はその人の体力に合わせて熱を出します。
菌やウイルスがきっかけで風邪にかかるのでしょうが、そうなると毛穴を閉じて熱を体全体に籠らせる。毛穴から熱が逃げないようにフタをするわけです。
そうして老廃物や不純物をクリーニングしていく。下痢や嘔吐、頭痛、鼻水、咳やクシャミなども排出中であることの証拠というわけです。
こうして辛く不快な症状が48時間から60時間続くと収まっていく。終息のサインは発汗。汗が出たしたら、毛穴が開いた証でもあるので、処理が終わり体内の熱を外に放出しているものと考えれば良いのです。
その過程で解熱剤などで強制的に熱を下げてしまえば、体の要請から薬効が切れたらスグにまた熱を上げようとする。
これが風邪が長引くメカニズムといえるでしょう。熱が出たらメンテナンス期間と考えて後は体に任せて静かにしている。
これが健康に必要な態度というわけです。
私たちは症状を悪と考えて即座に薬剤などを鎮静化させようとしますが、そこ運命の分かれ道となる。私たちの体は生きるために必要なものを全て備えているので、その力の発動を邪魔しない。
このことが大切になるのです。
■自然栽培に学ぶ成功の秘訣
肥料も農薬も一切使わない自然栽培も同じです。
栽培の成功を左右するポイントは2つ。
・新たに肥料や農薬などの不純物や異物を土に投入しないこと。
・過去に投入してしまった肥料や農薬の残骸を土から取り除くこと。
この2つを作物の栽培と並行して時間をかけて着実に行っていくこと、このことが自然栽培成功のポイントになるのです。
1つ目は新たに化学肥料や有機肥料を一切使わないこと。農薬も一切使わずに土の状態に適したムリのない栽培品目を選ぶことが大切。
2つ目の不純物や異物を土から除去するためには、植物の根を使います。自然栽培では特に麦などの直根性の作物を意図的に植えることで、地中深くから過去の投入物を取り出すことができるのです。
麦は吸肥性が高く、しかも根っこが真っすぐ入り長さにして2メートルくらいは伸びるので、土のお掃除役に適した品種といえるのです。
■入口と出口を意識!
新たに異物や老廃物を投入することなく、過去に投入してきたそれらの残骸を除去していく。自然栽培の原則は、蔓延する健康不安を解決するための大きな指針になるのではないか?
そう思ってこのブログを綴っているのです。
食品でいえば化学合成農薬や漢方系農薬、化学合成添加物、これらはすべて人体に取って異物です。私たちは年間8キロもの食品添加物を食べていることが言われます。
これらをできるだけ体内に入れないように心がけ、過去に入れてきた異物を除去すること。それには発熱や食欲不振を敵視したり、問題視したりすることなく体の必要があって起きている現象と捉えることが大切になるでしょう。
入口を厳選し、出口となる排泄を積極的に促すこと。このことが大切になりますね。
■このページのまとめ
・安全な食材を食べ排出をしっかり行うことが健康の秘訣 ・病気の症状はそれ自体が治癒に向けたプロセスと考える ・カゼで熱を出すことで体内の不純物や老廃物を掃除できる ・発熱から48時間~60時間で熱は下がる。発汗が終わりのサイン ・自然栽培に学び異物を体内に入れずに過去の不純物を体外に出すこと |
■次へ :『乾燥肌の原因はアレのし過ぎ!?カサカサ肌に訣別するナチュラル美容法』
■前へ :『玄米と自然食・長所と短所を見極めてムリなく自然に食を楽しむ! 』
■TOPへ:無投薬・無医療の生き方マガジン