自然食業界キャリア15年のOBが綴る

天然成分配合のオーガニック化粧品に潜む知られざる危険性は!?

2020/03/08
 
オーガニック化粧品
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生協、有機野菜の宅配団体などに15年在籍し、自然食業界の裏表を目の当たりに。本当に安全に食べられる食材とは何か?日々追求しています。

■目次
1、自然派・天然のワナ!?
2、天然成分の毒性とは!?
3、安易な使用はハイリスク!
4、漢方薬の調合の妙とはナニ!?

 

自然派、無添加、天然成分・・・。

 

汚染時代、そんな言われ方をしている私たちの今。自然から離れれば離れるほど、人は自然へと回帰していくものかも知れません。それはの本能の為せるワザ。こうしたことから、自然食、無添加食、そしてオーガニック化粧品などが持て囃されているわけです。

 

人工物まみれの商材をできるだけ体から排除したい。そう思うのは自然でムリのないことだと思うのですが・・・。でも、自然派、天然、オーガニックという言葉だけを鵜呑みにしてしまうと

 

“キケン!”

 

な面だって存在する。自然のものだから全て安全!そのようにはいかないこともあるからです。

 

そこで今回は、「天然成分」について考えること、無投薬無医療の生き方実現のためのヒントについて考えてみたいと思います。

 

■天然成分の落とし穴

自然派化粧品、天然成分配合のオーガニック化粧品。これらが人気となっている模様です。肌にダイレクトに使うものだから、とにかく

 

安全性には変えられない!

 

そうした思いから、通常品よりも高いオーガニック化粧品などを選んでいるのだと思います。でも、自然・天然成分だから肌に良い。そうはならない現状があることも踏まえておく必要があるのです。

 

例えば、

 

「ヒノキチオール」

 

これはさまざまなオーガニック化粧品で使われるケースが多い物質ですが、

 

“催奇形性”

 

の問題が報告されている。

 

「アロエベラ」

 

も使われるケースが多いのですが、そもそもは解熱鎮痛剤として、血流抑制効果が知られる物質です。欧米ではヤケドや傷の治療薬として、ドラッグストアで販売されている物質でもあるのです。

 

また「サルチル酸」は柳に含まれる成分で、殺菌抗菌効果が強いことが知られています。私たちの体には約150兆匹の人体常在菌が私たちと共生関係を結んでいて、皮膚には

 

“約1兆匹”

 

の人体常在菌が住んでいるといわれています。それにより外来のウイルスや細菌などを特殊な酸で撃退してくれたり、分泌物を出すことで、皮膚をみずみずしく潤いを保った状態に整えてくれている。

 

そこにサルチル酸などの殺菌力の強い薬効成分を塗ってしまえば、皮膚常在菌たちをも痛めつけてしまいます。

 

さらに柑橘系のエキスには、タネや皮にさまざまな毒性があることが知られているし、コンフリーと呼ばれるハーブは食用禁止となっている成分を含んでいます。またコウジ酸は発ガン性と肝機能への障害から日本でも発売禁止。でも、なぜか薬用化粧品としての使用は許可されています。

 

ローズマリーにも炎症などの危険があるし、白樺系エキスには白斑などの被害例がある。このように天然のものだから、

 

「安全!」

 

そのようには決してならないものなのです。

オーガニック化粧品

 

■安易な使用はキケン!

私たちはついつい自然のものだから安全と思ってしまいがちです。この心理を巧みに突いて、オーガニック系の化粧品会社などは商品を売り込もうとしてくるわけです。

 

彼らは地球上のあらゆる薬効成分を持った植物について色々と研究を重ねてはいますが、その安全性についてはほとんど、

 

“テストしていない”

 

肌に直接つけるモノだから入念なテストとフィードバック作業が必要になりますが、そこは省き、

 

天然だから良い!

 

この一点張りで、危険性の分からないオーガニック化粧品を売ろうとしてくる傾向があります。フグやトリカブトも天然のものではありますが、強い毒性がある。人工物にも、天然成分にも危険性はつきまとうものなのです。

 

『ウソをつく化粧品』(フォレスト出版刊)の中で、小澤貴子氏は、

 

「エキスは毒を弱めて利用しなければいけませんから、エキスについての基本的な知識はもちろん、化粧品に対する考えをしっかり持っていないと使いこなすことができません。そんなに簡単に使うべきではない」

 

と安易に天然エキスを使いがちなオーガニック化粧品に対して、警告を発しているのです。

 

■漢方薬の妙とは!?

これは「漢方薬」も同じです。

 

漢方薬は自然由来のものだから安全!そのように思ってしまいがちです。人工の化学物質のカタマリである西洋薬に比べれば、

 

「自然で体に優しい」

 

こうしたイメージがあるものです。でも、漢方だって薬効が強いからこそクスリとして使われているわけだし、当然心配な

 

“副作用”

 

のリスクだってあるのです。

 

「小紫古湯」という漢方薬は年間売り上げが300億円にも上り、漢方薬全体の売り上げの約3割を占め、約1000万人が服用しているといわれていたものです。

 

それが1994年~1995年にかけて、慢性肝炎患者888人が、

 

「間質性肺炎」

 

という副作用を起こし、うち10人が死亡したと報道されました。漢方にはめまいや疲労、倦怠感をもたらすような副作用が多くみられるのですが、当然、

 

“発ガン性”

 

の疑いがある薬草も多々あるわけです。

オーガニック化粧品

 

また今の漢方薬のほとんどが栽培品なので、肥料・農薬が使われているものばかりなのが現状です。漢方薬から

 

「大量の残留農薬」

 

が検出された、そうしたケースも珍しくないので、この面での心配もつきまとうのです。

 

漢方はその人の体質や食生活、住んでいる場所、家族構成などを確認して、患者それぞれの状況の違いに対応して、

 

“調合の妙”

 

を働かせる投薬方法のクスリです。

 

オーガニック化粧品の天然エキス同様に、決して安易に使ってはならないものなので、より注意とより慎重さが必要になるのです。

 

自然だから安全、天然だから安心

 

そうはいかないものなので、参考になればと思います。

 

■参考文献
・『ウソをつく化粧品』 小澤 貴子 著 フォレスト出版 刊

 

 

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