有機野菜と自然栽培・宅配を頼むならどっちが良いの!?

食の安全にこだわるなら宅配で選ぶべきは有機野菜なのか?自然栽培なのか?ココでは宅配を選ぶ際に気になる「価格・サービス・品揃え・安全性」の4つのポイントを比較してみます。
■目次
1、有機野菜と自然栽培野菜、宅配ならどっち!?
2、価格面での優位性はどちらに軍配が上がる!?
3、サービス面での優位性があるのはどちらなの!?
4、安全性の比較ではどちらを選んだ方が良いの!?
5、気になる農薬使用の現状と情報公開の不徹底
6、自然栽培野菜の安全性はどうなの?扱う発酵食品は!?
有機野菜と自然栽培野菜の比較。
宅配を選ぶならどちらが良いのか?
迷うところではないでしょうか?
そこで、両者の長所・短所を見極めるために様々なポイントを比較することで有機野菜と自然栽培野菜のどちらがあなたの健康な食卓づくりに役立つのか?
考えてみたいと思います。
■価格面の優位性は!?
まず最初の価格面ですが、これは圧倒的に有機野菜の宅配に軍配が上がります。
自然栽培に比べれば有機宅配の野菜の価格は安い。これが相場になります。
単品注文でも安いのですが、お得な野菜セットなども有機野菜の宅配業者・各社用意しているのでコチラを使えば断然お得感が増します。
価格を最優先するのなら有機野菜の宅配を選んだ方が良いでしょう。
■サービス面での優位性は!?
次に、サービス面ですが、これも有機野菜の宅配の方が便利で使いやすいです。
野菜にしても、自然栽培の宅配が単品注文ではなく、野菜セットでの販売が主流であるのに対して、有機野菜宅配各社は単品注文もセット注文も選べる。
また宅配を行う上で気がかりな送料も有機野菜の宅配業者の方がお得です。
配送料還元措置なども色々とあるのに対して、自然栽培の宅配では金額に応じた措置はあるところもあるにはありますが、送料の安さでは有機野菜の宅配業者の方がお得です。
また大手の有機野菜の宅配では商品を買うごとにポイントがついたりもします。自然栽培の宅配では各社ともそのような措置もない。
こうした面を見比べれば、サービス面を比べれば有機野菜の宅配に軍配が上がります。
品揃えでも、有機野菜の宅配業者の方が断然多い。バラエティ面でも自然栽培は太刀打ちできません。
■品揃えの豊富さはどっち!?
野菜やお米などの農産品はもちろん、肉や魚、加工食品、お菓子類や洗剤などの生活用品。
さらには安全性の高い化粧品や有機無添加のサプリメントなども多彩に揃います。
有機野菜の宅配ならば1社で食卓や生活空間に必要な商材がほぼ全て揃う。
これに対して自然栽培の宅配や野菜やお米を中心に、バラエティで見劣りする果物、基礎調味料、農産加工品、このくらいに商品ラインナップが限られているのが相場です。
とても自然栽培の宅配1社で食卓に上るすべての食材を賄うことができないので、これとは別に他の宅配などとの併用が必要になります。
■安全性の比較はどうなの!?
最後にこうした自然食の宅配を検討するあなたが一番関心のある「安全性」についてですが、これは断然自然栽培の宅配に軍配が上がります。
このブログの管理人である私・茶太郎は、有機野菜の宅配業者にも、自然栽培の宅配業者にも、どちらにも勤務をし、生産・流通の現場を散々目の当たりにしてきました。
またどちらの宅配も20年以上にわたって取り続けていますが、総じて言えることは、有機野菜は本当に腐りやすい。
早く食べないとかなりの確率で腐ってドロドロに溶けてしまいやすい。このことは言えると思います。
腐って溶けてしまう理由は、有機肥料という栄養のカタマリを野菜に与えて速成させるため、自然な成長スピードを肥料で無理やり速めてしまう。
そのため細胞や細胞壁、栄養素などの蓄積が追い付かず、弱い生命体になりやすい。腐敗しやすいので、有機野菜は結構ロスが多くなる傾向があります。
また、煮物などは顕著に分かりますが、細胞の組成が良くないので煮崩れしやすい。細胞壁が充実しないため、葉野菜などはスグにべチャッとなってしまう。
正直、有機野菜の品質は高くない。このことは言えると思います。
(■参考:『有機野菜でも腐敗する理由は?全てをダメにする元凶はコレ!』)
■農薬使用状況が不明
また、有機野菜といえども農薬の使用が許可されているので、いま手にしている野菜にどのくらいの農薬が使われているのかも把握できない。
農薬情報の公開の面でも有機野菜の宅配には問題があると思います。
有機野菜の宅配と一口に言いますが、実際に送られてくる野菜は、減農薬・低農薬の野菜がほとんどです。
減・低野菜の農薬使用量は一般野菜の半分以下が定義。キュウリには60回くらいの農薬を撒くのが一般的なので、半分で30回。30回以下なら低農薬、減農薬を名乗ってよいことになっています。
有機宅配で送られてくる減・低農薬野菜にどのくらいの農薬が使われているか?こちらも情報公開がほとんどの業者で行われていないので、安全性の面で不安があります。
いくら値段が安くても肝心かなめの安全性に問題があれば、それを選ぶ理由になるのか?と正直思います。
(■参考:『有機野菜の宅配選びは2つの重要ポイントをチェック!』)
また有機野菜の宅配で扱われている味噌や醤油、納豆、酒類などの発酵食品には化学操作・培養された発酵菌が使われているケースがほとんど。
いくら有機や無農薬、無添加を謳っていても、発酵食の主役であるはずの菌が汚染されているようでは意味があるのか?
そんな風にも感じます。
(■参考:『有機・無添加の発酵食品は高額だけど中身がない!?』)
■自然栽培野菜の安全性は!?
一方の肥料も農薬も一切使わない自然栽培の野菜は、何といっても腐りにくく日持ちがする。
これが偽らざる実感です。
そのままにしておくと、腐るのではなく枯れて水分が抜けて萎んでいくケースが多いのが特徴といえるでしょう
また有機野菜に比べて自然栽培の野菜はゆっくりじっくり育つので、細胞分裂の過程に無理がなく、細胞壁も強固になるので煮ても崩れにくい。
野菜の包丁を入れるとき、パリッという手ごたえと音を感じられるのも有機野菜では得られがたい自然栽培の特徴の1つです。
また葉物野菜なども葉の厚みがあり、サラダにしてもペシャっとなりにくいのも特徴です。
自然栽培の野菜は有機肥料も化学肥料も一切与えず、化学合成農薬も漢方系の農薬も一切使わないので、農薬の不安なしで野菜を安心して食べることができる。
これも自然栽培の宅配で得られるメリットといえるでしょう。
(■参考:『有機栽培は体にも環境にも優しい農法か?土の自然と安全な野菜の姿に迫る!』)
他にも、自然栽培の宅配では“菌からの安全”を掲げ、発酵食には天然の菌を使った食材を扱っているところが多いので、どうせ買うならコチラがオススメです。
価格、サービス、商品点数では有機野菜の宅配の方が断然上ですが、肝心の安全性では圧倒的に自然栽培の宅配に軍配が上がる。
このように言えると思います。
以上、有機野菜の宅配と自然栽培の野菜の宅配を比較してみました。
■自然栽培と天然の発酵食品を宅配&通販で取り寄せるならココから!
■このページのまとめ
・価格・サービス・品揃えでは有機野菜の宅配を選ぶのが良い ・無農薬や安全性にこだわるなら自然栽培の野菜の宅配を選ぶべし ・有機野菜は腐敗しやすく日持ちが良くないのでロスが多い ・有機野菜や低・減野菜に使われた農薬情報を公開する宅配業者はほぼない ・有機野菜の宅配の発酵食品の菌は化学操作・培養されたものが使われている ・天然の菌による発酵食品を選ぶなら自然栽培の宅配を利用するのがオススメ |
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