プランター栽培で初心者が野菜を育てる天体活用の極意とは!?

■目次
1、天体と植物との関係は!?
2、光合成は時間帯に注目!
3、根張り・細胞活性の秘訣は!?
4、月からヒモ解く病虫害対策法は!?
「天体と農業」
密接な関りがあります。それは、誰も否定できない事がらでしょう。根から水分、葉から二酸化炭素、葉っぱに太陽光線を浴びることで、糖と酸素を作り出す。これが植物固有の
“光合成”
です。光合成で作られた糖はデンプンの形で植物の体内に蓄積される。お米や小麦、トウモロコシは人類にとって大切な
「三大栄養素」
といわれますが、それは太陽の光によって生み出されている。そういっても過言ではないのです。また農業は、
“月の満ち欠け”
とも大きな関りがあることが言われています。太陽ばかりに目が行ってしまうのですが、月の影響も大きく、決して無視することができないものでもあるのです。
そこで今回は、「天体と農業」との関りを知ることで、無投薬無医療の生き方実現のヒントについて考えてみます。プランター栽培などで野菜を育てる際にも使える知恵なので、要チェック!
■時間帯に注目!
光合成は日の出から4時間の間に、
「7割~8割」
が行われることが指摘されます。太陽光線を植物にただ浴びせかければ良い、そういことには決してならず、早朝からの時間帯を意識することが栽培の大切なポイントになるのです。
今の有機農業も、一般的な化学栽培も、たくさんの肥料が使われています。肥料は成長促進剤にあたる「窒素肥料」が主に使われるため、過剰な肥料成分が葉っぱに残っしまうのです。
硝酸性窒素といわれますが、これを過剰に含んだ野菜を食べると、
“強い発ガン性物質”
になったり、アレルギーや糖尿病、窒息、アルツハイマーなどの深刻な症状を引き起こす原因になります。健康で元気な毎日を過ごすには、可能な限り硝酸性窒素の害を遠ざける必要があるのです。
植物の葉に溜め込まれた硝酸性窒素は、光合成によって作り出される
「糖分」
によって分解され、アミノ酸に変えられ、植物性タンパク質や酵素を作る材料になっていきます。硝酸性窒素の害を減らすには、光合成を活発に促進してあげる必要があるのです。
■細胞活性・根張り良好
鮮度を大事にする日本の野菜作りでは、日の出とともに収穫作業を始めてしまう傾向があります。でも朝に収穫してしまえば、光合成を充分に行うことができず、害の大きな硝酸性窒素が丸々葉っぱに
「残留してしまう」
ことになりやすい。収穫作業は朝ではなく、
“夕方”
に行った方が良い。朝採り野菜はキケン性を孕んだものでもあるのです。
日の出から4時間の間は、太陽光線の中でも400~500ナノメートルと波長が短い
「紫外線」
が優位な時間帯となります。地球の自転によって生み出される青から紫の光で、これが植物の細胞を活性化して、
“根をイキイキ”
させるといった効果があるのです。これに対して、夕方の光で優位になるのが、
「赤外線」
この光は細胞の新陳代謝を阻害するなどの、老化作用があることが言われています。プランター栽培や育苗用のタネや野菜苗をポットなどで育てるなら、朝の光を積極的に当ててやり、夕方の赤外線を遮断する。
それだけで根張りが良く、元気な野菜苗を育てることができる。その確率を引き上げることができるのです。
■月と虫のリズム
また月の満ち欠けが植物に与える影響ですが、満月の時は植物の体内に水が多くなることが言われます。満月の時に、畑に作物を定植するのは、
「控えた方が良い」
といわれています。虫が多く発生するからです。
また新月は植物の体から水分が少なくなるので、稲刈りなどに適した時。刈った後の乾燥作業が軽減することが体験的に言われています。またポットから田畑に定植するにも最適な時期で虫の発生が少ないことでも知られています。
虫は満月の夜に多く発生することからも、月のリズムと虫のリズムの相関関係がよく指摘されます。満月に虫が出やすくなるのは、
“交尾相手”
を探すため。生殖作用が強く働くことが言われています。この頃に虫は交尾して、スグに産卵し、3、4日後には孵化することが言われています。
孵化した虫が本格的に野菜を食べ出すのは、それから
「1週間」
くらい経ったころといわれているので、病害虫対策を月の満ち欠けで判断し、行ってみるのも体験的に伝えられる農の知恵です。
家庭菜園やプランターでの野菜栽培にも使える知恵なので、興味があればぜひ参考にして実践してみては?
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