自然食業界キャリア15年のOBが綴る

病気予防のデメリット・誰かの都合の健康常識の姿とは!?

2020/02/08
 
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生協、有機野菜の宅配団体などに15年在籍し、自然食業界の裏表を目の当たりに。本当に安全に食べられる食材とは何か?日々追求しています。

病気は未然に予防する。これが人も畑も同じです。病気になる前に処置を施す、そのことが大切と考えられているのです。でも、予防法によってはデメリットだってつきまとうもの。そのデメリットとは何か?ココではその点について考えてみたいと思います。

■目次
1、予防が健康を約束する!?
2、たかが検査で事故率20%!?
3、農業における知られざる予防措置とは!?
4、連作障害は農業の常識・理屈はこう!
5、生命がいない世界をまず作り栽培がスタート!

予防が大切。

 

外から帰ったら手洗いうがい。虫歯予防に朝晩の歯磨きだって欠かさない。病気になってから治す、それではもはや手遅れ。

 

入院や手術、長期の病院通いなどを余儀なくされてしまう。このことから様々な工夫と予防とが励行されるのです。

 

最近は医療機関でも予防の大切さが盛んに言われるようになっています。現代医療は対症療法、病気なってからが病院や医者の仕事。

 

このように予防医学には関心がなかったように思うのですが、今ではしきりに”検査や検診を受けるように!”と言われているのです。

 

■20%の事故率!?

 

それには医療機器の進歩も背景にあるのでしょう。

 

いまや国民の2人に1人はガンになる時代。ガンになってからではもはや手遅れ。

 

”早期発見・早期治療”

 

これがガン撲滅の最前線。そうしたことからCTやPET、内視鏡による検査など予防に欠かせないものなのでしょう。

 

内視鏡を使えばミリ単位のガンも逃さず発見!そうしたメリットはあるのでしょう。でも、そのデメリットとして10万件に1件の割合で死亡事故が起きている。

 

死亡までは至らずとも内視鏡検査で何らかの事故が起こるケースはガンを5件発見するごとに1件の事故が起こる。かなりの事故が起こる計算になる。

 

たかが検査だど私たちは思ってしまいがちですが、実はこのような問題もある。予防のための検診んと侮ってはならないものなのです。

 

検診でガンが見つかって命拾いをした。そうした声ばかりが大きく聞こえがちですが、検診で不利益を被る人も一定数存在している。

 

まさに命がけ、覚悟を持って検査を受ける必要だってあるのでは?と思います。

レントゲン検査

 

■農業の予防措置とは!?

農業においても、予防措置が取られています。

 

栽培が始まると虫や病原菌に侵されることを想定して、タネや苗の段階から肥料や農薬が使われているのです。

 

今のタネはこうした「種子消毒」が当たり前になっているので、農薬処理を行わないタネを販売する会社も静かな人気となっているのです。

 

また、除草剤が使われることも予防措置のひとつと言えるでしょう。またあまり知られてはいませんが、

 

「土壌消毒剤」

 

こうした農薬もかなり広範囲に使われているのです。

 

土壌消毒剤とは何か?

 

それはタネや苗を植える前に使う農薬です。栽培を始める前に、土の中に土壌消毒剤を入れ、土の中の菌や虫の卵などを殺すために使われる農薬です。

 

これから栽培を始めるにあたっての予防措置として使われている農薬なのです。

 

■連作障害って本当なの!?

同じ畑に同じ作物を作り続ける。

 

多くの農家はこのような栽培スタイルです。自分はジャガイモ農家、ネギ農家、トマト農家、このように同じ作物を専門に作るわけです。

 

その際に問題となるのが「連作障害」。同じところで同じものを作り続けると、うまくいかない。こうした問題が立ちはだかってしまうのです。

 

なぜうまくいかないのかというと、菌や虫が偏ってしまうから。同じ作物ばかりを植えていると病原菌の種類が偏る。同じ菌が繁殖しやすくなってしまう。

 

虫も同じで、その作物を食い荒らす特定の虫にとって格好の居場所が出来上がるという理屈です。

 

そのため栽培品目を変えることが薦められているのですが、それでは農家としても大変です。去年はジャガイモ、今年はトマト、来年はナス、このように年ごとにクルクル品目替えをしなくてはならなくなるからです。

 

栽培技術も違うわけだし、手間ひまかかって面倒なもの。できればネギならネギだけを永続して作り続けたいと思うのが人情です。

 

品目が変われば収穫物の売り先だって変えなくてはならないケースも少なからずあるからです。

 

でもその前に立ちはだかるのが「連作障害」。これを何とかしない限り、営農が難しくなる。そこで使われるのが「土壌消毒剤」というわけです。

農薬

 

■生命のいない世界に

この薬剤を土に打ち込めば連作の壁を乗り越えることが可能になる。

 

こうした理由で土壌消毒剤は色んな場所で重宝されているのです。

 

土壌消毒剤をタネを播く前に土に打ち込み、菌や虫をまずは根絶やしにする。いわば”生命のいない地下空間”を作り出すのです。

 

そうしてから肥料・農薬漬けにされたタネや苗を土に植える。あとは肥料・農薬を駆使して作物を育て収穫する。このようなプロセスを辿るのです。

 

作物を連作するなら土壌消毒剤は欠かせない!

 

これが一般的な農業の常識になっているのです。

 

■無肥料無農薬・自然栽培の常識は!?

 

これに対して、肥料も農薬も一切使わない自然栽培では、

 

「連作できない農家は素人同然」

 

これが当たり前になっています。

 

自然栽培において、連作は当たり前。障害なんか出るはずもない。ましてや土壌消毒剤などは一切不要

 

連作ができない理由は、土に肥料や農薬などの異物を投入するから。虫や菌のせいにするのではなく、まずは異物の土への投入を止めること。

 

その上で、タネに土の性能を読み込ませることが大切。そのように指摘するのです。

種子

今の有機を含めた農業はタネは種苗メーカーから購入するのが当たり前になっています。そしてそのタネの段階から肥料や農薬漬けにされているのです。

 

連作が云々というよりも、まずはこうした土への異物の投与をやめること。そしてタネはメーカーから購入するのではなく、農家自らがタネを採り、土の状態や性能をタネにインプットしていく。

 

その過程で虫や病原菌に侵されることもありますが、そこで決して農薬を撒いたりしない。タネを採ることに専念していくと年を追うごとに立派な作物を収穫できるようになっていく。

 

タネが土にフィットしていくわけなのです。

 

こうしてその土にピッタリのタネが時間をかけてできていき、時を追うごとに見事な作物を作ることができるようになる。

 

タネと土とが作られていけば連作障害など一切気にする必要がなくなっていく。自然の野山の草木が毎年連作であるのと同じというわけです。

 

予防措置を土壌消毒剤などの薬物に頼るのではなく、土もタネも健康でキレイな状態にすること。

 

それが最大の予防策になる

 

私たち自身の健康も医療機関の健康診断や人間ドッグに委ねるのではなく、日々の生活環境を自然で無理のないものにすることが大切。

 

自然で安全な食や生活環境を基本に運動や睡眠、そして過度なストレスを感じない暮らしのあり方が必要になりますね。

 

■このページのまとめ

・早期発見・早期治療には検査事故のリスクもある

・検査だからと安易に考えるのではなくリスクも踏まえること

・農業においてはタネや苗の段階からクスリ漬けにされている

・土壌消毒剤は栽培を開始する前に使う農薬で無生命の状態にする

・連作障害は避けられないものと現代農業では考えられている

・自然栽培では連作は当たり前、自然の草木が連作であるのと同じ

・土に異物を入れるのをやめ、タネを自然にし土の情報をタネに読み込ませる

・自分でタネを採り続けることが自然栽培成功の大切な条件の1つになる

 

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