自然食業界キャリア15年のOBが綴る

衣食住の優先順位から考える・健康と不調の知られざる関係は?

2021/05/06
 
衣食住
この記事を書いている人 - WRITER -
生協、有機野菜の宅配団体などに15年在籍し、自然食業界の裏表を目の当たりに。本当に安全に食べられる食材とは何か?日々追求しています。

■目次
1、衣食住と優先順位の関係は!?
2、皮膚と脳とのカンケイに迫る!
3、万物の霊長と言われる理由は?
4、リスクから衣食住を考えてみる!
5、美と健康の守り神と衣服の自然は?

「着て、食べて、住んで」

 

生きるために欠かせない。そんな3つの条件をして、

 

“衣食住”

 

と呼ぶわけです。防寒など、適温を維持する目的で衣服を着る。エネルギーを全身に補充する目的で、食べものを食べる。そして雨や風、さらには露から身を守り、心身に休息を与える。この目的で、家を建てる。

 

この3つの条件が揃うことで初めて、私たちは健康で元気な毎日を送ることができる。こういうことになるのです。

 

そんな衣食住なのですが、漢字の順番を眺めてみると、一番初めに「衣」の文字が出てきている。何も順番だけがすべてではないのでしょうが、衣が最重要であるかのようになっている。

 

どう考えても、「食」の方が重要な気もしてくるのですが、それはあくまで二番手のもの。どうして衣服を身に纏うことが真っ先に来ているのか?こうした疑問も覚えてしまうのです。

 

呼ぶ際の語呂が良かったからではないか?そうした声も聞こえてきそうなのですが、他にもっと理由がある。私たちの祖先は、衣に重点を置くことにどんな意味を込めたのか?この点を明らかにしておきたいと思うのです。

 

そこで今回は、「人体の自然」について考えてみることで、無投薬無医療の生き方実現のヒントについて述べてみます。

 

■皮膚からの情報

「裸のサル」、人はそんな風に呼ばれたりもするのですが、私たちは他の動物に比べて、極端に体毛が

 

“少ない”

 

頭髪、わきの下、陰部を除いて、ほとんどの毛が退化してしまっている。人はサルから進化した。その考えに則して考えてみるなら、なぜにどうして体毛は退化してしまったのか?こうした疑問生じてくるのです。

 

体毛の退化については、諸説あるのが現状ですが、中には「皮膚と脳」との関係を指摘する声もある。皮膚から伝わるわずかな刺激や情報も余すところなく、脳に伝達する。

 

この目的のためには、体毛はどうにも邪魔になった。繊細かつ、微細な触感からの刺激をも漏らさない。それが体毛を退化させた理由ではないのか?そう解説する研究者もいるのです。

 

私たちの皮膚は繋ぎ合わせると、全長16メートルにも及ぶといわれる人体最大の巨大な器官。重さにして全体重の20%は皮膚であることがいわれているのです。

 

そんな巨大な器官から送られてくる情報を脳内できちんと処理できるように。体毛の退化は大脳の高度化を導くに至った。触感からの刺激は、脳の発達に欠かせないものであるからこそ、体毛を退化させるに至った。

 

このように解釈する声もあるのです。

 

■他と比べて・・・

思えば、取り立てて速い足も、強靭な腕力も、牙も角も持たない私たち人類。体力面においては、さほど優れているようには思えない私たち人類が、自らを「万物の霊長」だなんて自らを呼ぶまでに至った理由は、

 

「大脳の発達」

 

いわば知力を縦横無尽に働かせることで、他の生物を凌駕。こうして生きとし生けるものの頂点に君臨するまでに自らを高めるに至った。発達した大脳によって、

 

・火の利用
・道具の発明

 

さらには二本足歩行。四本足から二本足に移行できたことにより、手を自由に使えるようになっていった。手からも体毛が退化したことにより、指の稼働領域が広がっていった。

 

こうして微妙かつ繊細な指と手の動きを可能にしていった。こうして水辺に生える葦のような人類は、高度な文明を築き上げるに至った。このように解説する声もあるのです。

衣食住

 

■リスクと紙一重・・・

このように体毛の退化は、脳の発達という文脈で語られているのですが、退化によるデメリットだって一方には存在している。それは、

 

「切り傷・スリ傷」

 

などのケガを負いやすくなってしまったこと。さらにケガだけに留まらず、保温面での難も生じるようになっていった。

 

“低体温症”

 

のリスクに晒されやすくなってしまったことも、マイナス面として挙げられることになるのでしょう。体温の低下は、血管を収縮させてしまう。それに伴い、血行は悪化していく。

 

血行が悪化すれば、体の隅々にまで必要な栄養物を送り届けることが難しくなっていく。さらには二酸化炭素や老廃物の血液による回収も困難になっていく。

 

そればかりではなく、私たちを外敵や異物から守ってくれる免疫部隊の

 

「白血球」

 

の活動も鈍く、弱くなってしまう。体温とは本当に大切なもので、1℃体温が下がれば基礎代謝は12%、体内酵素の働きも50%、白血球の活動も30%、それぞれ低下していくことが指摘されています。

 

現在日本人の2人に1人はガンにかかるといわれていますが、ガンは低体温を好むことでも有名です。

 

体毛を退化させてしまった代償は、不健康と紙一重・・・。私たちはこうしたリスクを同時に抱え込むに至ったのです。

 

■美と健康の守り神

脳を高度に発達させる。自由な手の動きを担保する。この目的のもと、私たちは体毛を退化させるに至りました。

 

でもその反面、ケガを負いやすくなり、低体温による様々な体の不調を招くに至った。このデメリットを解消する目的で開発されたのが、

 

「衣服」

 

皮膚を外傷から守り、低体温による各種リスクを回避する。これが衣食住において、“衣”が一番上にくる理由ではないだろうか?このように推測することだってできるのです。

 

私たちの皮膚に約1兆匹棲んでいるといわれているのが、

 

“皮膚常在菌”

 

になります。皮膚常在菌が健全にコロニーを作っていることで、外来細菌を皮膚に寄せ付けない。皮脂を食べ、皮膚の上に天然保湿因子(NMF)を分泌させることで、若々しくて、瑞々しい。そんな潤い肌を作る担い手になっているのが皮膚常在菌。

 

そんな健康と美容と健康に欠かせない皮膚常在菌が最も活性化する体温は、

 

「36.5~37.0℃」

 

といわれているのです。皮膚常在菌たちは、35℃台になると途端に活動が弱まることが分かっています。衣服を纏うことは常在菌たちの活動をも左右する、大切で欠かせない。こうしたものといえるのです。

 

体が冷えないように、衣服を整える。そしてで力溢れる自然の食べものをなるべく多く摂取する。太陽のもとで体を積極的に動かしていく。

 

そうなると汗がジンワリ滲み始めるのに合わせて、皮膚常在菌の活動も活発化していく。膚常在菌は私たちの汗を好むことが分かっているのです。

 

「自然を知るとは不自然を見抜くこと」

 

このことをいつも心に、過ごしていくことの大切さを思います。

 

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生協、有機野菜の宅配団体などに15年在籍し、自然食業界の裏表を目の当たりに。本当に安全に食べられる食材とは何か?日々追求しています。

Comment

  1. あかね より:

    むーさん、こんにちは^^

    東京の友達が今月富山に出張予定だったそうなのですが、東京の緊急事態宣言のために、中止になったとのこと。
    富山に行ったことがなかったから、とても残念がってたのです。

    そんな時に、私がチューリップを見に行った話をしてしまったせいで?、せっかくのGWなのに、都内にいてもお店は閉まってるしと、昨日、急遽、富山に行くことを決めたそうで、今日、富山入りするそうです(笑)

    富山の海鮮を堪能してきてほしいものです。きっと富山ファンが一人増えるはずです(笑)

    日本酒が飲めたら、さらに富山の幸を堪能できるんでしょうね!!う~ん、そこは残念です・・・

    体毛の代わりが衣服とは。確かに人間以外は衣服を着用しませんね。(最近のペットは着せてますけど)
    とても納得でした!

    昔から思うのですが、顔の皮膚って強いですよね。冬の寒い時期、帽子や手袋などで防寒しますけど、顔だけは何も防寒するものがありませんものね。皮膚が強いというより、厚いのかな?

    改めて人間の身体って神秘的ですね。

    最近、今まで教わってきたことって、何だったのか?と思うことばかりです。

    ネット上ではありますが、こうしてむーさんとお話ができることがとても嬉しいのです。いつも本当にありがとうございます!

    • 茶太郎 より:

      あかねさん、こんばんわ。

      コメントありがとうございました。

      そうですか、あかねさんの周りで富山は今、アツいスポットなのですね。

      ウチの両親も80近くになって、そろそろ老いも隠せない感じになってきました。

      そこで私の近く、富山移住を検討している模様です。妻の両親も近くに越すかも
      しれません。

      まあ、本当にそうするかどうかは分かりませんが、親の面倒は子が看る。

      これが日本の流儀なのだから、それも選択の1つなのかなと感じます。

      あかねさんも富山あたり、どうですか?魚はとにかくウマイです。

      でもあかねさん、寒いの苦手でしたよね。今年は富山も珍しく大雪
      で大変な冬となりました。その点はネックになるのでしょうね。

      顔の皮膚は比較的薄いことがいわれてます。一番熱いのはお尻といい
      ますが、顔はやっぱり個人を認識するための大切な手段だから、
      防寒が不要なように鍛え上げられてきたのかもしれません。

      脳は特に大切だから頭髪で覆う。じゃあ、顔は大切じゃないのかな?

      でも目も、耳も、鼻も、口も、みんな大事ですよね。まだまだ分からない
      ことだらけの状況ですね。

      それにしても何でも分かっているかのようなフリをするばかりの現代医療は
      やっぱり問題だな。分からないです、治せないですってハッキリ言っちゃえば
      ラクになるのに・・・。

      私も、あかねさん、マナブさんと再び再開できてうれしい限りです。
      仲間がいることが最大の励みになるので、今後ともよろしくお願いいたします。

      いつもありがとうございます、拝。

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