自然食業界キャリア15年のOBが綴る

アルカリイオン水・水素水、浄水器選びは長所と短所を確認!

2018/12/27
 
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生協、有機野菜の宅配団体などに15年在籍し、自然食業界の裏表を目の当たりに。本当に安全に食べられる食材とは何か?日々追求しています。

健康関連商品は大人気で盛況の様子ですが、これらの商品はメリットばかりを過大評価をしてデメリットを過小評価する傾向が「あります。ココでは生命の基本である水関連の商品のマイナス面に着目して述べてみたいと思います。

■目次
1、健康関連グッズの不安は!?
2、アルカリイオン水の記述の裏に!?
3、浄水器で塩素を除去できるのか?
4、塩素除去率は化学式が変化しただけ!?
5、高額浄水器ほど危険が高まるって本当!?

 

健康への不安。

 

今はそこそこ。何とか元気でやっているけど、この先を思うとやっぱり不安。

 

大きな手術なんかは絶対イヤだし、長いこと医者にかかったり、何種類もクスリを飲むような日々を送りたくない。大きな病気は毎日の蓄積の結果でもあるのだから、できる範囲で努力はしておきたい。

 

そのように考える人が着実に増えているのです。

 

不安を感じて対策を取る。その際私たちが頼りにするのは健康関連グッズサプリや飲料、器具や雑貨に至るまで色んな健康関連商品が溢れ返っているわけです。でも中には、

 

”それはちょっと!”

 

というものまである。そこで今回は巷に溢れる健康商品について、少しだけ深く考えてみたいと思います。

教える

 

■アルカリイオン水は後に飲む!

人体は水分からできている

 

新生児の8割は水で、子供は7割。成人すると少し減っていき約6割。老人になると5割にまで下がると言われているのです。

 

食べものがなくても人は1か月程度は生きられますが、水が全くなくなれば1週間も持たない。人体にとって水はそれほど大切なものなのです。生きるために絶対欠かすことができない水。そこを狙って様々な健康に良いとされる水が売られているのです。

 

一次ブームとなり、今は多少鎮静化しているようですが、

 

「アルカリイオン水」

 

根強い人気があるようです。最近は水素水とか電解水素水とか呼ばれたりもしています。

 

”アルカリ!”なんて言うと、体にいかにも良さそうな響きがする。どうせ水は飲むのだから、そのついでに健康になってしまおう!そのような発想のようです。

 

胃腸を正常に整えたり、アレルギーや糖尿病に効果的と宣伝されているのですが、ラベルの裏面をひっくり返して小さな文字を読んでみると、

 

”食前はお控えください”

 

このような注意書きがあることに気づきます。理由は飲むとリスクがあるから。それは私たちの体の自然を考えればそれは当たり前のことでもあるのです。

 

アルカリイオン水とは、山などから採取してきた水をろ過して、そこに加工を加えたもの。水度水のphは5.8~8.6の範囲になるのですが、ph7を中性として、7以上はアルカリになり、7以下は酸性になる。

 

アルカリイオン水とはph9~10に加工が施された水というわけです。

 

そんな体に良さそうな水をなぜ食前に飲んではならないのか?

 

それは胃酸がアルカリイオン水で薄められ、中和されてしまうから。そうなると不都合な事態が起きやすくなるのです。

 

胃酸は強酸性の消化分泌液で、ph1~2という数値で送り込まれた食材をドロドロに溶かす役割を担っています。それは同時に強い酸で体内に侵入したいろいろな菌の殺菌処理も担っているのです。

 

そんな胃酸にアルカリ度の高い水が入ると殺菌力が低下してしまう。消化する力も下がってしまう。だからこそ食前は避けるようにと書かれているのです。

 

それならそうと大きくハッキリ表記すればよいのに、小さな文字で裏面に書かれている。多くの人がそれを知らずに飲んでいるのではないでしょうか?

 

とかく”体に良い!”と強調する商品は、良い面ばかりを肥大化させ過大評価するものですが、何らかの効果があれば必ずその裏にはマイナスとなる副作用が潜んでいます。

 

そのマイナス面は過小評価されてほとんど触れられることがないわけです。イメージが良く、耳障りが良く、いかにも健康になれるかのように振舞う商材には警戒と注意のアンテナを高くして接する必要があります。

水

 

■浄水器の除去率の真実

また水と言えば浄水器の問題があります。

 

水道水に含まれる塩素がキケン!と叫ばれ、浄水器は瞬く間に普及したのが経緯です。ほとんどの家庭で何らかの浄水のための措置を採られていると思われますが、これにも問題がありそうです。

 

浄水器の取扱説明書には、

 

養魚用に使用しないで下さい

 

このような注意事項が書かれているのですが、要は金魚やメダカなどに使わないで!と言っているのです。実際に浄水器を通した水を金魚飼育用に使ったところ、全滅してしまったそうしたケースもあるようなのです。

 

なぜそうなのか?

 

浄水器メーカー側は、塩素の除去率はフィルターを水が通すごとに下がっていくからと説明するのが常ですが、それも疑問

 

子供のころ、夏祭りで買ってきた金魚はそう長くは生きなかったけどそこそこ生き続けたものでした。その当時は浄水器なんかもなく、普通に水道水で飼育したものですが・・・。

 

水道水には塩素が入っていますが、浄水器メーカーはそれを除去できると盛んに宣伝しています。除去率99%なんて宣伝されたりもするのですが、これにはカラクリがあると指摘する声もあるのです。

 

■化学変化しただけ!?

浄水器の中の活性炭に塩素が反応して化学変化が起きる。

 

塩素が塩酸に変化するので、実際には浄水器で塩素を除去しているわけではない。

 

化学変化しているため、塩素の試薬で残留検査をしてみても反応しない。でも塩酸の試薬を使ってみると試薬がしっかり反応する浄水器は塩素を除去するものではなく、

 

化学変化をさせるためのもの!

 

そう指摘する声もあるのです。

 

だからと言って、浄水器そのものが無意味というわけではありません。塩素には急性毒性があるけれども、塩酸には慢性毒性がある。塩酸の方がリスクが低くなるので浄水器を使う意味はある。

 

ただし、除去率99%なんていうのは明らかな誇大宣伝。根こそぎ取れているかのような印象を与えかねないという指摘です。

 

水の塩素除去に関する情報は諸説入り混じってなかなかこうだ!とは断言しにくいのですが、あまり浄水器の能力を過大評価しないことが大切になるのでしょう。

五感

 

■高額になるほどキケン!?

高額の浄水器になればなるほど、内部が細かく複雑になっている。

 

そうなると菌が細かい箇所に入り込んで汚染水になってしまう。

 

そこで銀イオンや合成界面活性剤などの抗菌剤を内側にコーティング加工が施されている。また中空糸膜を使ったものだと目が細か過ぎるので水分子さえも通りにくい。

 

そこで糸膜の目に合成界面活性剤を塗布して水の流れがスムーズになるように細工が施されているのです。

 

このように薬剤漬けにされているため、使うほどに銀イオンや合成界面活性剤が水に溶け出してしまう。菌が死ぬのだから、金魚などにも当然影響が出てしまう。そしてそれを毎日飲み続ける私たちの体にもダメージとなる。

 

このような構造上の問題点があるようです。

 

できれば、塩素を塩酸に変えるだけの活性炭オンリーのなるべく単純な構造で安価ものを選ぶべきでしょう。高額になるほど色々と細工が施されているので、そこまでの投資が本当に活きた投資になるのかどうか?

 

かなり疑問です。

 

問題は身の回りの環境を散々汚しておいて、浄水器一台に矛盾の解決を委ねようとする姿勢にあります。万能ではなく、その程度のものと考えて、バカ高い投資はしないことが大切ではないかと思います。

 

食と農の分野で言えば、農薬を環境にバラ撒く姿勢を改めて、水を汚さない栽培に切り替えること。こうした地道な努力こそが真の解決策なのだろうと思います。

 

■このページのまとめ

・アルカリイオン水・水素水は食前に飲まないこと

・強酸性の胃酸が中和され健康リスクが生じかねない

・浄水器は塩素除去ではなく塩酸に変換するだけという指摘あり

・浄水器は内部に銀イオンや合成界面活性剤が塗られている

・使うほどに水に溶け出してしまうリスクがあるので注意

・高額浄水器になるほど細工が細かく危険性が高まってしまう

・浄水器の過剰な幻想を改め日々の生活を自然の変えることが大切

 

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