自然食業界キャリア15年のOBが綴る

自然食と薬局とは同居不能!食のクスリ化のリスクとは?

2019/01/10
 
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生協、有機野菜の宅配団体などに15年在籍し、自然食業界の裏表を目の当たりに。本当に安全に食べられる食材とは何か?日々追求しています。

差別は良くないが、区別は必要。区別なき世界は無秩序と混乱を招くものだからです。ココでは食の世界で進行中の食のクスリ化の問題について業界OBの思いも込めて考えてみます。

■目次
1、食とクスリの境界が不明瞭に!?
2、使命を失い薬局同然の姿に堕落!?
3、天然自然と人工物との違いとは?
4、八百屋がクスリを売るのは反対!使命に忠実に!

 

明確な区別。

 

快適に生きるために必要なことではないかと思います。

 

男女の更衣室やお手洗いは分けてもらいたい。そう思うのが一般的なのでしょう。

 

混浴好きもいるのでしょうが、それはいまだに少数派。男湯・女湯に分かれているからこそ、安心して入れるものだからです。

 

区別があるから秩序が守られる。でも、食と医の間の境界線は不明瞭でピンボケになりつつある。食べものとクスリとの境界線が日増しに曖昧になっているなと感じるのです。

 

食べものは食在庫、薬剤はクスリ箱。以前はこのようにしっかり分けられていました。クスリはリスクもあるものなので、

 

子供の手が届かない場所に!

 

以前は本棚やタンスの上に置かれていたわけなのです。

 

それが今では食材と薬剤とが混在するかのような状況を招いている。それは大きな問題ではないか?

 

そんな風に思うのです。

 

食べもののクスリ化、クスリの食べもの化。それは私たちの健康で自然な毎日に悪影響を及ぼさないか?と心配になってしまうのです。

 

そこで今回は、食べものとクスリとの違いを明らかにすることで、より自然な毎日に必要なポイントを考えてみたいと思います。

クスリ箱

 

■使命を忘れ薬局に!

より自然で、より安全な食材を選び、それを求める人に提供していく。

 

それが自然食品店や自然食宅配の使命のはず。

 

価格、品ぞろえ、サービス、それらも大切な要素ですが、他の何よりもまず自然で安全な食材の提供が最優先でなければなりません。

 

そうでない限り、自然食の看板の名折れとなってしまうのです。

 

にも関わらず、今や自然食品店は薬局のようなものになり果てている。有機!無添加!、安全性をウリにした栄養補助食品、サプリメントを扱っているからです。

 

ホウレン草が200円くらいで売られている横に、3000円~5000円くらいの安全と称したサプリがズラリ。

 

”一般の通販やお店では買えない!○○宅配だけのオリジナルサプリ!!”

 

このようなものが日増しにたくさん、登場するようになっているのです。

八百屋

 

■天然と人工物の違い

食材とサプリメントとは本来異質で、同居は不可能なもの。

 

健康になるとか、美肌や痩身とか、何らかの効果効能を狙ったものは本来薬局で売られるべきものなのです。

 

なぜサプリメントがクスリなのか?

 

このことを「天然水」を例に考えてみましょう。このブログを読むあなたは、生命の基本となる水は天然水を飲みたいと思われていることでしょう。

 

天然水にはH2O以外に、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、亜鉛、バナジウム、シリカなど、微量なミネラル成分が含まれています。

 

この微量なミネラル成分ごと丸ごと飲む。それこそが人にとっての自然な飲料、こういうことになるわけです。

 

天然水の反対、真逆の位置にあるのが「純水」です。

 

これは本来水に含まれる微量ミネラルを可能な限り除き、最大限H2Oだけに純粋化した人工物。人が処理することで、純度を極限まで高めた水と言えるでしょう。

 

飲むとお腹を壊したり、やたらと喉が渇いたりするので飲用には適さない。何よりも飲むとマズイ。味覚がそれを拒否する感じです。

 

天然水は自然物、純水は人工物、このような分類できるのです。

 

純度が高くなり過ぎてしまうと、人体にはハードなものとなる。それは人工物である化学塩よりも自然塩を選びたいのと理由は同じ。

 

自然塩には約60種類の微量なミネラル成分がくっついていますが、化学塩はNaclだけの2種類だけ。2つの元素だけに純粋・特化したものが「化学塩」で、それはやはり反自然と言わねばならない。

 

なぜならその2つの元素だけで自然界に存在することはあり得ないものだからなのです。

薬局

 

■サプリは人工物の極み!

サプリメントもこれと全く同じ発想です。

 

ビタミンCでいえば、自然界のどこを探してもビタミンCは生えていません。またビタミンCで埋め尽くされているような草原なんてないのです。土の中や海の中を探しても決して見つからない。

 

ビタミンCだけを抽出し固めること自体が反自然と言わねばならないのです。

 

ビタミンCはあくまで果物や野菜などの中に組み込まれているものであって、決してそれだけの単体では存在し得ない。鉄分もカルシウムも、植物繊維もミネラルであっても同じで、単体で存在することは反自然であると言わねばならないのです。

サプリメントは、それ単体では自然界には存在しない成分を抽出し、作られるケースがほとんどです。さまざまな薬剤や化学合成添加物が使われることも問題ですが、単体で純粋に抽出する。

 

この繋がりとバランスを欠き、特定の成分だけを抜き取り出すことに問題があるのです。

 

繋がりとバランスを欠いているサプリメントは食品ではなく、クスリそのもの。それらは八百屋ではなくドラッグストアで販売されるべきものなのです。

 

自然食品店にサプリメントが売られているのは、大いなる矛盾と言わねばなりません。そのような極端なまでの人工物に経営資源を使うくらいなら、本当に安心して口にできる、より自然な食材の追求と発掘に全力を注いでもらいたい。

 

自然食業界OBとして強くこのことを思います。

 

■このページのまとめ

・食材とクスリの境界があやふやになっている

・有機・無添加のサプリの開発が自然食の使命ではない

・繋がりとバランスを欠いた単体で存在するものは体にハード

・成分を抽出し凝縮するあり方は反自然。自然食は飽くなき食材の追求を!

 

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