自然食業界キャリア15年のOBが綴る

サプリメントの過剰摂取・子供に飲ませて安全性は大丈夫!?

2018/12/18
 
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生協、有機野菜の宅配団体などに15年在籍し、自然食業界の裏表を目の当たりに。本当に安全に食べられる食材とは何か?日々追求しています。

栄養は多いほうが良い、そのように思われています。戦中・戦後の食糧不足を経験した私たちはいまだその感覚に囚われているように感じます。栄養の不足ばかり言われますが、過剰に問題はないのか?ココでは栄養と体の自然について考えてみます。

■目次
1、子供にサプリを飲ませる是非!?
2、過大評価と過小評価の見極めは!?
3、過剰摂取が引き起こす症例はこう!
4、生命の本質への理解と引き継がれた遺伝子

子供の15%がサプリメントを飲んでいる。

 

そう聞くと、あなたならどう思われますか?

 

“栄養不足は心配だしな”
“子の健康は親の責任だから”
“ちょっとやり過ぎなんじゃないの・・・”

 

きっと反応はさまざまではないか思われます。

 

また、日本よりもずっとサプリメントが普及しているアメリカでは子供の3割から5割くらいが常用しているといった報告もあるのです。

 

日本における調査では3歳から何らかのサプリメントを飲ませているケースが最も多く中には、0歳からという例もあるようです。

 

健康をはじめとして不安が漂うご時世。大切な我が子のために少しでも多くの栄養を!そう願うのが親心なのかもしれません。

 

また将来、背が高くなるように!頭が良くなるように!世界に羽ばたくアスリートになれるように!

 

こうした健康不安以外の理由で服用させているケースもあるのです。

 

子供にサプリメントを飲ませるメリットとそれによるデメリット。両方をきちんと把握した上で判断するならまだ良いのでしょう。

 

でも多くのケースは販売業者の言いなりで、メリットばかりを過大評価しているケースがほとんどなのです。

 

そこで今回は食材とクスリの境界線がグレーになる中、サプリメントの良い面悪い面について考えてみましょう。

子供

 

■過大評価と過小評価

食材の力が以前ほどなくなった。

 

普段の食事だけでは必要な栄養分が不足してしまう。だから足りない栄養をサプリメントで補わなくてはならない。

 

ましてや小さなお子さんの場合なら、たっぷりの愛情に加えてたっぷりの栄養だって与えたい。不足してしまうようでは将来に禍根を残してしまう。

 

そう思うのが親心なのでしょう。だから栄養素を色々と計算して、不足分を錠剤で与える。このようなケースが多いのです。

 

飲んでいるサプリメントの種類は、ビタミン、アミノ酸、カルシウムなど、じつにさまざま。これらの商品は良い面ばかりが強調されていますが、その反面の悪い面だってある。

 

販売業者はマイナス面については決して触れないものなのです。

 

よくサプリメントの中に、特定の野菜や果物の何百・何千倍の栄養価を謳ったものがあります。

 

「ほうれん草の500倍!」、「レモン何千個分!」、「トマト100個分のリコピンが!」

 

この類のものをよく見かけますよね。ともすれば、”栄養満点だな、それなら!”と思ってしまいがち。CMも巧妙だし、思わず引き込まれてしまうように作り込まれている。

 

不安にさせて解決策を提示して、購入すればバラ色の未来が待っているかのような印象を与えるわけです。

 

でも、そもそもトマト50個を食べることはできないし、ましてレモン何千個は絶対ムリ!第一、それほどたくさんの栄養が必要なのかどうか?

 

過剰摂取が引き起こす取り返しのつかない事態だって報告されているのです。

サプリメント

 

■過剰摂取の症例は!?

例えばビタミンAを過剰摂取している妊婦からは奇形の発生率が高いことが報告されています。

 

また食欲不振や脱毛、吐き気や頭痛などの過剰により症状を引き起こすことも知られています。カルシウムの過剰摂取にしても、食欲不振や脱力、幻覚、腎・尿路結石の原因になることが言われています。

 

不足ばかりを問題視しがちなのですが、過剰についても危機意識を持つこと。どんなものであっても量を誤れば毒になるのが自然界が教える法則と言えるでしょう。

 

そもそもレモンを何千個も食べる必要はないし、ほうれん草やトマトだって然り・・・。たくさんが良いという発想はそろそろ転換しなければならない時期に差し掛かっ

ているように感じます。ましてや子供の場合、体だって小さい。

 

毒への耐性は体重に比例するわけだから、与えるものは厳選に厳選を重ねたいもの。

 

サプリメント一錠にはビタミンやカルシウムといった有用成分以外にたくさんの化学合成添加物や製造段階で使われる様々な薬品が駆使されていることも把握しておく必要があります。

 

有用成分を摂取しているだけでなく、各種薬品をも日々摂り続けていることも忘れてはならないわけなのです。

 

■生命の本質に迫る!

肥料も農薬も一切使わない「自然栽培」から学べる法則は、命あるものは不足に強いが、過剰には弱いということ。

 

肥料の量と質をきちんと見極めない限り、虫・病気の温床になってしまうことがよく分かるのです。

 

人間にも過去の「倹約遺伝子」と呼ばれるものが残っています。それは脂肪をため込む遺伝子で、飢えに備える予防措置と言われています。

倹約遺伝子

 

もちろん人種によっても違うのですが、生命を守る保険的措置として備えられている。先祖たちが飢えに苦しんだ経験から脂肪を蓄え、不測の事態に備えている

 

そうした遺伝子が脈々と現代に生きる私たちにまで繋がれているのです。

 

外からの栄養供給が途絶え、蓄えた脂肪も使い切ってしまえば今度は骨のカルシウムを削って、必要なエネルギー源にすることが言われます。

 

体中の骨を削っていき、一番最後が顔の骨。特に頬骨を削るのが末期の状態と言われています。

 

樹木が何らかのトラブルに備えて自ら枝を折り、落とすように生命には生き残るためのさまざまな能力を本来的に備えているものなのですね。

 

あまり人間の浅知恵で、“何が良い”、“栄養が多いのは素晴らしい”と思いこむ姿勢を改めなければなりませんね。

 

今回は「栄養」について考えてみました。

 

■このページのまとめ

・子供のサプリ服用はマイナス面も把握すること

・栄養不足も栄養過多も同程度に深刻と思うべし

・過剰な栄養が虫や病気を引き寄せる原因になる

・サプリメントには有効成分以外に添加物や薬品も多く含有

・生命には生き残るための措置があるので浅知恵のリスクも把握すること

 

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