自然食業界キャリア15年のOBが綴る

甘いものは美容の敵!?血糖値と脂肪蓄積に見る糖と体の自然とは!?

2018/12/16
 
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生協、有機野菜の宅配団体などに15年在籍し、自然食業界の裏表を目の当たりに。本当に安全に食べられる食材とは何か?日々追求しています。

甘いものは美の大敵。こんなことが言われ魅力的だけど嫌われがちな存在。でも、甘いものとすべてを括ってしまって良いのでしょうか?ココでは体と糖の関係を見つめることで、健康な毎日に必要なポイントを眺めてみましょう。

■目次
1、美の大敵になるのは!?
2、甘いものは本当に悪いの!?
3、糖分は大切なエネルギー源!
4、栄養と営養との違いとは何!?
5、最悪のスパイラルはこうして起こる!
6、この表示には要注意!血中が糖で満たされる!?
7、網羅的に考えることの危険性・材料をよく見ること!

 

美の大敵。

 

色んなものがあります。夜更かしもそうだし、動かずグウタラ三昧もイケないこと。

 

いつまでも美しくあり続けるためには絶えざる努力が欠かせない。そう思って日々節制に努める方も少なくないことでしょう。

 

美しくあるためには睡眠や運動などの生活面は大切。それに加えて、感情のコントロールだって必要なこと。

 

四六時中、怒ったり、泣いたりイライラしたりだと、シワが多くなり深くなってしまいやすい。

 

笑う際に使う筋肉は7つといわれますが、怒る際には200ほどの筋肉を動かしている。しかも怒りは緊張し、硬直した状態で無理やり筋肉を動かすことになるので、深いシワが刻まれやすくなる。

 

だからといって作り笑いをしてもダメ。作り笑いは無理やり筋肉を動かすので、これまたシワの原因になるようです。

 

朗らかに微笑みを絶やさない。生活環境と感情面のコントロールが美しさの秘訣になるというわけです。

シワ

 

■甘いものは大敵!?

また、他の要素として欠かせないのが「食習慣」。特に、

 

「甘いもの」

 

への警戒心を強くお持ちの方もいることでしょう。

 

甘いものは別腹なんて言うように、ついつい食べ過ぎてしまう傾向が見られます。そのため”体型維持の大敵!”、そう断じて節制を心がけている人も多いのです。

 

確かに暴飲暴食は危険なのでしょうが、ホドよく食べる分には問題がない。それどころか甘いものは必要なケースだってあるのです。

 

甘いものは敵!そう全てを悪と断罪するのはいかがなものか?それは本質を見誤ることにも繋がりかねない。

 

食べてもリスクが低いものと避けるべきもの

 

その違いをきちんと分けることが大切。それは無理なく自然な美の追求、さらに健康で快適な毎日の実現、これらに欠かせないことではないかと思うのです。

 

■糖は活動の源!

私たちの体は糖分をエネルギー源に活動しています。

 

心臓や筋肉が働くのも、モノを考えたりするのも、体温を維持できるのも、すべて糖分を燃料にしているわけなのです。

 

特に「脳」の燃料は完全に糖分。脳は1時間あたりに5グラムの糖を使うといわれます。他の器官や臓器に比べて、とりわけたくさんの糖を必要にしているのです。

 

特に頭脳労働を日常にしている人は、より多くの糖分が必要になるのです。

脳の栄養

 

私たちは食べものからこの糖分を摂取しています。お米などの穀類に含まれる糖分、果物や砂糖などに含まれる糖分、これらを食べることで必要な量を確保しているのです。

 

でも、食べものに含まれたままの糖を利用しているわけではありません。

 

胃や腸といった消化器官を働かせることでお米や砂糖の糖分を分解する。それにより脳を始めとした器官が使える形に加工しているのです。

 

それは複雑に絡まる糖分を解きほぐし、これ以上分解できない最小単位にまでバラバラにすること。その最小単位が

 

「ブドウ糖」

 

と呼ばれるものなのです。

 

私たちが脳を使い、臓器を動かし、筋肉を使えるのは「ブドウ糖」のおかげ。食べものから糖を摂り、最小単位の「ブドウ糖」にまで分解するまでの工程を消化吸収というわけです。

 

今は「栄養学」が全盛の時代。

 

”○○の成分が!”と特定の栄養素の有効性が盛んに強調されています。そして食材に含まれる特定の栄養素がそのまま体内で効果を発揮するかのようなイメージを与えているのです。

 

”レモン3000個分がこの一粒に!”

 

そんな商品ばかりが溢れ返っているのです。

 

■完成ではなくプロセス!

 

今は栄養、昔は「営養」。

 

たった一文字の違いではありますが、そこには大きな違いがあります

 

営養が意味するところは、消化器官を使って体が利用可能な状態になるまで分解していく。その全工程が大切。営養にはこうした意味が込められているのです。

 

胃や腸を活発に活動させることで自分に必要な養分を体内で作り出すこと、それが「営養」の意味でもあるのです。

 

今の栄養学はこの消化吸収のプロセスを重視することなく、最終形の栄養素ばかりを重視しています。でも最終形ばかりを重視しているようでは体の機能を衰えさえ、深刻な病気を招いてしまいやすいのです。

 

私たち日本人の主食はお米ですが、お米にはたくさんの糖分が含まれています。デンプンと言われるものですが、それはたくさんの糖が連なりひしめき合っている状態といえるでしょう。

 

それはあたかも厳重包装で送られてきた荷物のように、結構しんどい荷ほどき作業が発生します。ヒモを解き、包装を取っていき、中の箱から品を取り出す。

 

たくさんの糖が混在した多糖類といわれるお米。体が利用できる状態にするまでには、いくつもの工程を経る必要があるのです。

血糖値急上昇

 

 

■血糖値が急上昇!

これに対して、大きな手術や入院などの際に受ける「点滴」は消化器官が働かなくても良いようになっている。

 

すでに最小単位のブドウ糖に砕かれた状態が点滴です。

 

手術などで体に負担がかかる時は点滴なども必要なのでしょうが、健康で何でもない時に使ってしまえば大変です。血液は大量の糖分で溢れ返ってしまう。血液中の糖分が急上昇してしまうのです。

 

それは血液がたくさんの糖で満ち満ちた状態。こうなると体は異常事態を判断し、血糖値を下げようと懸命な努力を開始するのです。

 

血糖値を下げるためには脳を始めとした各器官に糖分を送り込むより他にありません。血液を通して各器官に大量輸送を行う。そのことで正常な状態に戻ろうとするのです。

 

でも各器官としてもそこまでの糖分は必要としないし、使いきれない。

 

そこで余剰分を冷蔵庫に保管するように皮下脂肪・内臓脂肪としてどんどん蓄えていく。このようなプロセスを辿るのです。

 

こうして体脂肪が増えていくのです。

 

■最悪のスパイラルに!

急上昇した血糖値はこうして正常値に戻るわけですが、今度は下がったままの状態を良しとしない。

 

減ったので今度は上げる必要が生じるのです。急降下した分を取り戻そうと血糖値を上昇させるために空腹のサインを出す。

 

そこにまた点滴などを使ってしまえば、同じプロセスを繰り返すばかり。体脂肪が雪だるま式に蓄積されてしまうのです。

 

消化吸収のプロセスを無視してしまえば、このような終わりなき悪循環を繰り返すことになってしまうわけです。

 

糖は体の機能の維持拡大に絶対不可欠な養分です。だからこそ私たちはお米を主食とし、絶えざる糖分供給を行っているのです。

 

特にお米のデンプンは消化が難しい「難分解性」といわれています。難分解性とは血液に送られる・最小単位のブドウ糖に変えられるまで時間がかかることを意味します。

 

胃に送られたお米はいくつもの工程を経て分解されて、少しずつ腸から血液に送られる。点滴のように急激な血糖値の上昇がなく、緩やかに穏やかに、間断なくブドウ糖が供給される。

 

そのため体脂肪を蓄積しにくい面があるのです。

 

主食のお米をたくさん食べることが体脂肪を遠ざけ、小腹が空くなどの非経済的な行為を封じる最良の切り札となるのです。
(※参考:食の安全実現のための財布に優しい優先順位投資法!

米

 

■キケンな液体の正体は!?

お米は多糖類で分解までに時間がかかるのですが、砂糖は二糖類といわれ果糖とブドウ糖がくっついた状態になっています。

 

胃に送られた砂糖は果糖とブドウ糖に分解するための消化吸収のプロセスを踏む。米ほどではないけれども、消化吸収の手順をきちんと踏むわけです。

 

そのため砂糖の入ったお菓子を量を弁えて食べる分には、血糖値はそれほど急激には上昇しないものなのです。嗜好品として食べる分にはさほど気にする必要もないわけです。

 

でも、今の甘いお菓子やジュースなどには砂糖はほとんど使われず、「果糖ブドウ糖液」が使われている。

 

果糖ブドウ糖液はすでに果糖とブドウ糖に分解されているので、食べれば即座に血液中に放出される。放出されれば体脂肪の蓄積のスパイラルにハマり込んでしまいやすいのです。

 

果糖ブドウ液糖はジュース類に使われますが、500mlの飲料には約60ml、10%以上も含まれているのです。点滴のブドウ糖濃度は5%程度なのでもの凄い量の糖分を体に入れることになってしまうのです。

 

2倍の濃度の点滴を飲んでいるようなものなので、安易に摂取すれば急激な血糖値の上昇を招いてしまうのです。

 

果糖ブドウ液糖が使われているようなお菓子類はいくら食べても満足感が得られないのは消化が速いからではなく、そもそも消化がないから。

 

こうなると必然的に量が多くなってしまい、負のスパイラルに引きずり込まれてしまうのです。

ブドウ糖化糖液

 

■一括りにしない!

”甘いものは良くない”、そう一括りにするのではなく、原材料をしっかり見る習慣をつけることが大切です。

 

本物の砂糖が使われているものなら、楽しみとして食べる分にはさほど問題になりません。心配なら体を動かしたり、頭を使ったりすればエネルギーとして適切に使われるからです。

 

特に子供やご老人は食事から充分な糖分を得られにくい面もあります。1回の食事でたくさんの量を食べることが難しいケースも少なくなく、低血糖を招く恐れもあるのです。

 

老人の痴ほう症が問題になっていますが、その原因の1つに脳に充分な糖分が供給されていないからでは?そう指摘する声もあります。

 

成人の場合はご飯をたくさん食べれば問題ありませんが、子供や老人の場合はある程度の糖分は意識的に補給してあげる必要だってあるのです。

 

その際は果糖ブドウ液糖にようにほとんど点滴と変わりはないものを与えるのではなく、きちんとした本来の砂糖を使ったお菓子などを与えること。

 

このことが大切になるのです。

 

甘いものはよくない、そう切って捨てるような態度ではなく、どのような材料が使われているのかにもアンテナを高くしておく必要がありますね。

 

■このページのまとめ

・怒りはシワを深くする

・甘いものはダメと一括りにしないこと

・人体は糖をエネルギーに活動している

・糖の消化吸収とは最小単位のブドウ糖に分解すること

・営養は食べものを食べ消化吸収されるまでの全工程のこと

・点滴は手術などの際にやるもので血糖値の急上昇を招く

・血糖値が急激に上がると各器官に送り脂肪として蓄積

・血糖値が急激に下がるとお腹が空き上昇させようとする

・お米の糖分は難分解性で消化吸収がゆっくりで血糖値も穏やか

・果糖ブドウ液糖はリスクが高いのでできるだけ控えること

・子供や老人は低血糖を招くこともあるので注意が必要

 

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