偏食こそが自然でムリない食べ方・万遍なく食べるのウソを暴く!

■目次
1、偏りはキケンなこと!?
2、偏りこそがムリなく自然!?
3、自然が教える食べものとは!?
4、人の浅知恵に過ぎないのでは!?
5、自然に学び実行する姿勢こそが!
「偏り」
そういうとあなたは何を思われますか?
“あまりいい印象は受けないな”
“そうね、やっぱりバランスが大切よね”
“どこか極端で、キケンな感じがするけど”
モノの見方や趣味・嗜好。とかく偏ってしまいがち。
“誰からも愛されるように”、”誰とも打ち解けられるように”と、バランスの重要性が叫ばれるというわけです。
食べ方や勉強も同じで、
「肉も魚ご飯もおかずも、バランス良く」
「国語・算数・理科・社会、主要教科をまんべんなく」
昔からこのようにいわれているのです。
無投薬・無医療の生き方を目指す私たちは、「偏りや極端」をどのように考えれば良いのでしょうか?
■全部はウソ!?
誰とでも仲良くするように、誰からも愛されるように。
それに反論はありません。誰だってそう思うわけだし、とても耳触りのよい言葉として聞こえます。
でも、
それはあくまで、理想に過ぎない面がある。言うのはカンタン、でも実行は難しいのも事実なのです。言うはカンタンやるは困難、そうした感が否めない。
どこか不自然な印象だって拭えないのです。
「器用貧乏」、そうした言葉がありますが、こちらの方が事実に近い。
なぜなら、全部できるという人は、何ひとつできない人でもある。全部大事という人は、優先順位をつけられない
ことを意味する。和食も洋食も中華もソツなくこなす、そうした店は個性や特徴のない店である。
「全員を愛している」、結局それは、誰一人愛していないことでもあるのです。恋愛とは「偏愛」。誰か一人を愛するからこそ、男女交際や結婚の契りが可能となる。
それは食べものだって同じ、自然で体にムリのない食べ方にも通じることなのです。
■自然な食べものとは!?
食べものについても同じです。
肉も魚もご飯も野菜もマンベンなく、そんなことが正義としていわれますが、自然界を教師に見れば、
明らかな間違い。
自然界はいつだって、偏食極まりない世界だからです。
パンダはササばかり食べているし、牛は草ばかりを食んでいる。カイコは桑の葉しか食べないし、サルは木の実を
好んで食べる。
肉食動物はいつも他の動物の肉を食べるし、病源菌は腐敗したものばかりを食べている、麹菌はでんぷんを食べ、酵母菌は糖を食べる。植物は水だけを飲み、土に飽くことなく根をさし続けている。
このように自然界はいつだって「偏食」、そうした次第になるわけです。
■人の浅知恵に過ぎない!?
偏食こそが自然である。
肉だ、魚だ、野菜だ、しかも毎日30品目だ!そのようにこだわる必要は一切ない。私たちの基本食である穀物をメインに、食べさえすれば良い。このことを指し示しているのです。
栄養価や健康を考えて、食べている生きものはヒト以外に存在しません。”健康・健康”と、心配と不安とが募る
あまり、何か特定の野菜ばかりを食べたり、サプリメントなどの人工の化学物質を日々規則正しく体に入れる。
人体にとって明らかな異物であるにも関わらず・・・・・・。
“不足だ!何かに効く!”
と騒いでいる生きものは人間だけ。
自然界は栄養の偏りと栄養の慢性的な不足であるのが真実の姿。それでも病源菌まみれの野山は存在しないし、
寝たきりでクスリ漬けの野生動物だっていない。
反対に、不足だ、何かに効く!と騒ぎ続ける私たち人間、とりわけ日本人は、年間40兆円もの医療費を使い、
「一憶総半病人」
といったような状況となっている。そして、いつまでたってもこの矛盾から目をそむけ続けているのが現状です。
■人の自然な食べものとは!?
私たちは自然本来の姿に立ち戻る、そうした時期に差し掛かっているのではないでしょうか?自然界に
謙虚に学ぶ!
このことに気づくべき時ではないかと思うのです。
歯の作りや構成からも人が、
「穀食」
であることに違いはありません。サプリだ何だと、大騒ぎする前に、きちんとした
お米をお腹いっぱい食べること。
肥料・農薬は反自然なものだから、それがない無肥料・無農薬のお米を選んで、おかずはそこそこにたくさん食べればよい。当たり前で単純だけれども、それこそが
“最大の健康法”
ではないかと感じるのです。
「主食」とは、偏って食べるもののこと。また食べても良いものを意味します。もう一度お米の重要性について、
主食の意味について、今後もこのブログで考えていきたいと思います。
■主食のお米は無肥料・無農薬を!苗から無農薬の自然栽培米
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