自然食業界キャリア15年のOBが綴る

夜更かし回避は健康の秘訣!?2つのモード切替に注目!

2018/11/29
 
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生協、有機野菜の宅配団体などに15年在籍し、自然食業界の裏表を目の当たりに。本当に安全に食べられる食材とは何か?日々追求しています。

よく働き・よく休む、当たり前ですが大切な事がらです。休まず働き続ける、勤勉さは美徳ではありますが体の自然から見ればどうなのか?ココでは人類にとっての無理のない休息のあり方を考えることでナチュラルライフに必要な事がらについて考えてみます。

■目次
1、なぜ夜更かしは体に悪いのか!?
2、人類の起源は夜行性だったの!?
3、弧から集団へ・移行が進化を決めた!?
4、勝手にモードを切り替える体の働きとは!?
5、時間帯による自在なモード切替の中身とは!?

 

分かっちゃいるけどやめられない。

 

そのひとつが夜更かしなのでしょう。

 

「夜ふかしは体に毒」

 

それは百も承知だけど、夜にはさまざまな誘惑が溢れている。日中は仕事に家事に子育てに、なんだかんだとやたらと忙しい。

 

だから自分だけの大切な時間はいつでも真夜中。イケない!とは思いつつも、ついつい・・・。

 

心あたりのある方も少なくないのではないでしょうか?

 

昼に活動し、夜はたっぷりの休息を。夜ふかしはいつの時代も体に毒

 

それ人の自然な姿といえるでしょう。でも、

 

どうして夜ふかしが悪影響を与えるのか?それについては、詳しく教えられてこなかったようにも思います。そこで今回は、人間の自然で無理のない活動時間を考えることで、健康で快活な毎日の実現のヒントを見ていきましょう。

 

■人類の大元は!?

 

太古の昔、人類の祖先は夜行性だったといわれています。

 

人類はサルから進化した、そのように言われていますが、サルの原種は例外を除きほんとどが「夜行性」です。

38種のうち26種が夜行性だったことが分かっているのです。

 

緑の地球もまだまだ創生期。紫外線を遮断するオゾン層の形成がまだまだ不完全で未熟。そのため日中は容赦なく紫外線が降り注ぐ。だから、昼は休息し、夜に狩猟採集などを行っていたと考えられているのです。

 

オゾン層の形成が進むにつれて、紫外線が脅威ではなくなっていった。それを契機に私たちの祖先は次第に「昼の世界」への移行を遂げていきました。

 

そしてこの「夜から日中」への活動時間の転換こそが、サルからヒトへの進化を成し遂げた決定的な要因。そうした説もあるのです。

 

夜行性だった頃の私たちの祖先たちは昆虫などを捕まえて食べていたようです。それが、日中に活動の舞台を移すことで、植物を栄養源にすることができた。

 

植物をエネルギーにできたことが農耕へとつながり、サルからヒトへの進化を決定づけたといわれているのです。

オゾン層

 

■集団生活の起源

 

農耕の開始は集団生活の開始でもあります。

 

一人でエサを探し集める暮らしのスタイルから、運命を共にする集団での生活へと変化が始まる。そして昼間の太陽光線に対する耐久性を高めたことで、色を感知し複雑でも見分ける能力が劇的に高まっていく

 

昼から夜への転換こそが、人類への進化を促したというわけです。そしてそこに道具の使用と火の発明が加わり、サルはヒトになったというわけです。

 

それから長い年月を経て私たちの体内時計は、日昼活動し夜に寝るスタイルが定着しました。それに合わせて、体は昼モード・夜モードといったように、それぞれの時間帯にふさわしい体制を作り上げたわけなのです。

 

モードの切り替えを行う役割を担う・司令塔が「自律神経」になるのです。

サル進化

 

■自律神経の働きとは!?

自律神経とは、意識する・しないに関わらず働く体の活動です。

 

呼吸をしようとか、胃を存分に動かそうとか、肝臓の解毒力を最大化させよう、私たちはこうしたことを一切思わずに日々生活しています。

 

つまり意識しなくても勝手に自動的に動いてくれる。だからこそ「自律神経」と呼ぶわけです。そしてこの自律神経を正しく働かせることが健康で快適な毎日を実現するためのカギとなるのです。

 

大きく言って、私たちの体は緊張と弛緩、この2つの状態に分けることができます。体も心も緊張した状態が「交感神経優位」。反対に弛緩は「副交感神経優位」の状態といえます。

 

昼は交感神経が優位に働き、夜は副交感神経が優位になる。このように切り替えを行いながら日々を送っているのです。

 

■適切な切り替えが秘訣!

 

昼間はパワフルに動くことが多いため、自律神経は交感神経を優位にしている。

 

交感神経優位の状態だと、血管は収縮し、血流が鈍り、新陳代謝は緩慢になるようにしています。それは決して悪いことではなく、体を危険から遠ざけるための判断ともいえるのです。

 

昼は活動的なので、ケガなどの命の危険に瀕しやすい。不測の事態に備えての臨戦態勢を整えている。出血などの思わぬアクシデントに対応しているわけなのです。

 

また傷口からの異物の侵入に備えている姿ともいえるのです。

 

これに対して夜は休息、メンテナンスの時間帯。自律神経は副交感神経へと切り替わります。昼に収縮していた血管

が開き、血液の流れが活発になっていく。

 

血流を上げることで必要な栄養分を体の隅々にまで送り届け、老廃物や不純物を回収する。そのことで疲労回復や組織の修復を図るわけです。

 

よくいわれる「自律神経失調症」とは、この切り替えや作用が崩れた状態をいうのです。

夜更かし

 

昼と夜が入れ替わったような生活が慢性化していけば、自律神経の働きに乱れが生じます。乱れれば、ケガなどの際に血管が収縮しにくくなったり、疲労感がいつまでも取れなかったりとさまざまな不具合が生じます

 

細胞に栄養を送り老廃物を回収する新陳代謝も滞りやすくなるのです。

 

サルから進化して人となった私たちの体の自然は朝に起き、昼に動き、夜に休む。このリズムが最もムリなく体を健康体に保てる自然な姿です。

 

体内時計を正しくすることは以上のことからも実に大切なことになるのです。体の自然な働きをよく理解して、それぞれのケースを自然か・不自然かで判断していく。やはり夜更かしは禁物ですね。

 

今回は昼と夜との考察から、体の自然について考えてみました。

 

■このページのまとめ

・夜更かしが毒なのは人にとって反自然だから

・原始の人類は夜行性・紫外線がネックになっていた

・オゾン層が形成され人類も昼の世界へ移行していった

・植物からエネルギーを摂ることができ農耕を開始した

・農業が始まり集団生活が始まり脳が発達していった

・自律神経を発達させ昼と夜とで体の機能が分離していった

・昼に働き夜は休息が人の自然・夜更かしはほどほどにすること

 

■参考文献
免疫革命』 安保 徹 著 講談社インターナショナル
『からだの中の夜と昼』千葉 喜彦 著 中公新書

 

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