自然食業界キャリア15年のOBが綴る

有機野菜と農薬使用の現状は?使ったものをゼロにできるカラクリとは?

2020/04/01
 
有機野菜
この記事を書いている人 - WRITER -
生協、有機野菜の宅配団体などに15年在籍し、自然食業界の裏表を目の当たりに。本当に安全に食べられる食材とは何か?日々追求しています。

■目次
1、有機野菜と農薬の関係は!?
2、有機野菜と農薬の情報公開
3、意味なき実験結果が悪玉を!?
4、否定された説がいまだ生き続ける!?

 

有機JAS法で使用が認められた農薬は、

 

 

40種類以上

 

存在しています。2000年の制度開始の際は、

 

約18種類

 

で始まったものが今では、倍以上に使用許可農薬が膨らんでいる。このような事態になっているのです。多くの方は、有機野菜は安全な野菜、農薬のキケンがない野菜。この思いのもと、一般野菜よりも

 

“1.5倍~3倍以上”

 

の値段がする有機野菜を選んでいると思いますが、その実態はというと、このようになっている。これでは何が安全であるかがより一層、分かりにくくなっているのではないかと思うのです。

 

そこで今回は、「有機認定農薬」について考えることで、無投薬無医療の生き方実現のヒントについて考えてみたいと思います。

 

■無農薬神話の根源は!?

有機野菜に対する最初の誤解は、いまだ多くの人が

 

「有機イコール無農薬」

 

だと思っていること。安心安全のイメージばかりが先行して、根強く信じ込まされている面にあるのです。その誤解が払しょくされない理由の1つに、使用した農薬の

 

“情報公開義務がないこと”

 

有機野菜とJASマークが貼っているだけで、使われた農薬については買う側に伝える義務がない。そうであるが故に、有機無農薬説がいまだ多くの人に信じ込まれたままなのです。

 

情報を細かく出すように図れば、こうした誤解は払しょくできる。まずは情報公開から制度を見直す必要性を感じます。

有機野菜

 

■使ったのにゼロ!?

また、有機認定農薬を使っても、農薬使用の回数に

 

「カウントしなくて良い」

 

このような制度になっている。これは買う側に大きな不利益を与え続けています。有機野菜を買う側としては、無農薬の野菜を食べたいから。たとえ農薬を使っていたとしても、

 

「できるだけ少ない」

 

散布回数のものを食べたい。そう思うからこそ有機野菜や低・減野菜を選ぶのだと思うのです。にも関わらず、有機認定農薬はたとえ何回散布したところで、使わなかったことにできてしまう

 

これでは何のための、低農薬・減農薬表示なのかが分からなくなってしまうのです。認定農薬ならばたとえ50回散布しても農薬回数にはカウントされない。

 

“ゼロ”

 

としても良いことになる。これでは低減と言ってみたところで、意味があるとは思えません。買う側を欺くための制度、そう言われても仕方がないのではと思ってしまうのです。

 

■ますます拡大する!?

有機認定農薬は安全性が高いから選ばれているといったものではありません。栽培上の都合や国際間の貿易を円滑化するために、世界各国に共通する

 

「ルールの統一」

 

を目的に設けられた制度、これが真相と言えるでしょう。そこで使われる農薬はこのことから選ばれているに過ぎないわけだから、使用してもカウントしないといった制度は

 

“まやかし”

 

以外の何者でもないと思ってしまうのです。有機認定農薬の種類も数も、制度開始以来20年で倍以上に膨らみ続けているわけだから、今後10年でどれだけまた数が

 

「増えていくのか?」

 

分かったものではありません。作る側も、買う側もしっかりした認識を持って、イメージばかりに引っ張られることなく、安全な野菜やお米を選択して欲しいと思います。

 

このブログでも散々お伝えしていますが。安全なお米や野菜を選ぶなら、有機とか、減農薬とかそうした言葉で終わらせずに、使われた肥料や農薬の情報公開をしっかり行っているところを選ぶことが大切。

 

詳細情報を明らかにしていない宅配業者などは、信用しない方が身のためではないかと感じます。日々の食材選定の一助になればと思います。

 

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